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苦戦した、シリカゲルの再生。

こんばんは、ヤマネコです。

小麦粉類や乾物などの保存用容器にはシリカゲルを入れています。

もともと容器に付属していた小袋タイプのものを使っているのですが、こちらは電子レンジでの再生ができるそう。

使い始めはそれを試す機会もなかったのだけれど、少し前に確認したときに再生の必要性があると感じました。

上が、新品(先日容器を一つ買い足しました)。
下が、数ヶ月使用したもの。

この状態だとうっすらとしか見えませんが、中の粒の一部が青からピンク色に変化しています。

これが要再生作業の頃合いで、ピンクを青に戻せば再び使うことができるのだそう。説明ではその手順も簡単なようだったので、試してみることにしました。

 

ところが、結論からいえばすごく時間がかかりました。

  1. 電子レンジ対応の皿に、シリカゲルの小袋を並べる。
  2. 200Wで二分加熱。

基本的に電子レンジまかせなので手間は大してかからなかったのですが、説明書にあった加熱時間では色の変化がほとんど起こりません。

色が戻らなければ更に様子を見ながらくり返し加熱するよう説明があり、それをくり返しながら合計十分以上(二分単位を五回以上)。それでも透けるシリカゲルは赤みがかって見えました。

ネット情報では出力設定を500Wまで上げる方法も見かけたのですが、逆に、高温加熱することでシリカゲルを劣化させてしまう可能性も書かれていました。乾燥剤としての性能が低くなったり、焦げてしまうなど物理的な傷みが生じたり。

説明書にも200Wを超えての出力設定は不可と注意書きがあったので、やはりこの数値を変えることはできないのだろうなと。

とはいえこのまま二十分、三十分と加熱し続けるならシリカゲルを買い直したほうが安上がりなのでは? とも思えてきます。

 

そこで、やはりネット情報から得た紙で包むという方法を試してみました。

私が使ったのは手持ちのわら半紙ですが、新聞紙が便利だそう。吸水性のある紙で包んで皿にのせ、改めて同じ方法でレンチンしました。

この方法にはとても効果があったと思います。

 

もともと小袋自体は不織布で、レンチンを終えた後の皿や生地はしっとり湿っていたんです。水滴がつくほどではなかったものの、その湿気を紙が吸ってくれるというしくみには納得でした。

それでも一回(200Wで二分)で青くはならなかったのだけれど、紙に包んで最初のレンチンを終えたところ、ちょっと赤紫色に。それまで何度試してもピンクの域を抜け出せなかったシリカゲルにもようやく変化が出始めました。

そして最終的には様子を見ながらレンチンし、紙なし段階を含めて十五分ほど加熱を終えた頃、ピンクから青へと戻すことに成功しました。

 

実際には紙の有無は関係なく、そこまでくり返しレンチンしていた積み重ねがようやく、たまたまそのタイミングで色の変化を引き起こしたのかもしれません。

とはいえ、皿に並べただけの状態で何度加熱をくり返してもまったく影響を受けているように見えなかったのに、紙で包んだ後の変化は目まぐるしく、やはりその方法にも効果の一端があるのではないかなと。

 

このシリカゲルですが、私はずっと、ピンクになったらレンチンという認識でいました。

月に一度くらい確認をしながら「このくらいならまだいいか」と梅雨も猛暑も何も対処せずにすごしてしまったのですが、もう少しこまめに作業していれば、一度のメンテナンスでこんなに時間はかからなかったのかもしれません。

  • 定期的に、少なくとも季節に一度くらいはお手入れする(完全にピンクになっていなくても)。
  • レンチンするときは紙(新聞紙・わら半紙など吸水性のよいもの)に包んでから皿へ。
  • 出力設定は200W以下(一回二分)を継続する。

次回からはこの方法で試していこうと思います。

 

※今回のシリカゲルはこちらの容器に付属していたものです。

 

本日の猫。

今日は少し寒かったのですが……

床を転げまわるのは楽しい弟猫。

そろそろその冷たさが堪える季節かもしれません。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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