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紙の本は、秋の虫干し。

こんばんは、ヤマネコです。

久しぶりに紙の本を出して、虫干しがてらお手入れしました。

タイミングは秋の晴れた日、正午前後。

  1. ほこりを取り除く。
  2. ぱらぱらとページをめくり、空気にふれさせる。

作業はこれだけです。

虫干しというからにはページを開いた状態で数時間放置しても良いようだけれど、文庫本などは開いた状態を維持するのが難しいし、うっかり意図しない折り目や癖がついてしまったら悲しい。以前と比べて紙の蔵書がかなり減った今なら手作業でぱらぱらめくるほうが気楽です。

 

紙の本を減らす過程でかなりの数を電子書籍へと買い替えました。ただ愛読書の中には電子化されていないものも多々あり、小野不由美先生の本などがその筆頭。

映画化されたり、漫画化されたりした作品でも、原作の小説は電子書籍になっていません。そうでなくても特別好きな作家さんの御本なので、私にとっては紙で残しておくことへの躊躇はありませんでした。

小学生のころから集め始めたことを考えると、思い入れの深さもひとしお。

手間をかけてでも大切に保管しておきたい本ばかりです。

 

今日はずっと悩んでいた黒祠の島にもカバーを装着。

手持ちの文庫本にはほぼすべてカバーをかけています。

でもこちらの古い祥伝社文庫は、一般的な文庫本よりほんの少し縦に長いんです。

市販の文庫本用カバーがかけられず、サイズのあうものと出会えれば……と放置し続けること十数年。

(初版が2001年ですが、購入したのは数年後だと思います)

とうとう、やや大きめの新書本サイズのカバーを切り貼りして手づくりしました。

すでに外側がだいぶ傷んでしまっていますが、改めて大切にしていこうと思います。

 

本のお手入れと前後して、その本を戻す場所の掃除をしたり、本を戻してから湿気対策をしたり。

まだ少し気温は高く、今日も真夏日でした。でも晴天の日であれば少し前までのような重い湿気は感じないため、秋ならではの家しごとが始められるようになっています。

今日は一通り紙書籍の作業を終えたので、次の機会には和装具の虫干しを進めたいと思います。

 

本日の猫。

虫干しする際、本は半開きにして立てておく、という情報も見かけるのですが、私が躊躇する最大の理由は猫たちがいるから。

ドミノのように立てて並べておいたら片っ端から倒されてしまいそう。そうなったとしても自業自得なので、挑戦自体を控えています。

でも彼の興味は本よりもブラシのほうへ向かっているのかもしれません。

今日の虫干し作業にもたくさん猫の手をお借りしました。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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