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新玉ねぎと、幸せの沸点を下げること。

こんばんは、ヤマネコです。

掘りたての新玉ねぎをいただきました。

根菜を買うときは選べるなら土つきのものを買って、真夏以外は常温(冷暗所)保存しています。そのほうが鮮度を保てると聞いたため。

とはいえ早めに食べようと早速調理しました。

つるんとむいて、ハーブソルトと少量のブイヨンで蒸し煮に。サラダにしてもおいしいものに、贅沢にも火を通します。シンプルな野菜の味が好きなのですが、好みで醤油やポン酢で味つけすることも。

辛みが全然なくて、甘くて、おいしい、幸せ。

 

最近、幸せの沸点がどんどん低くなっていると思います。ちょっとしたことが嬉しい、幸せ。口癖にまでしてしまうと有難味が薄れそうだけれど、かつて、毎日何回かは「幸せ」って言いたいのだと思っていたことが実現できている気がします。

日々人間関係に悩んだり、体調を崩したり、仕事がうまくいかないことは誰にでもきっと起こること。遭遇したときは落ちこむけれど、私はあまりそういう感情を表面に出すことが得意ではありません。打ち明ける相手は決まって猫で、「そーかそーか、で、ごはんは?」と聞き流してくれることがありがたいから。他人に打ち明けて、一緒に悩んで、悲しんでほしいという欲求があまりない。むしろ打ち明けてしまったことで新たな悩みやストレスを抱えてしまう性分でした。

そういうのを「周囲を排除・拒絶している」とか「頼ってもらえなくてさみしい」と言われることもあります。逆によかったこと、幸せな話ばかりを選んですれば「自慢話ばかりの人」や「能天気」認定されることもあるような気がします。いずれの評価も、私が選択してきたことへの結果。

けれど私も、人並みに悲しことや辛いことは経験しているんじゃないかなと。どこかの誰かと比べて私こそが不幸なのだ!とは思わないけれど、たとえば家族を失ったりすることも、家族がいる幸せを感じている人には必ず訪れること。変な表現ですが、バランスよく経験していると思うのです。

 

そんなバランス人生の中で、不幸が訪れたときはずっしり落ちこんでよいのだと思う。ひたすら落ちたら少し浮上して、小さな幸せを見つけて笑えたらいい。

沸点を下げておくことは私にとって元気を取り戻しやすくする方法の一つです。

 

と、玉ねぎをかじりながら思ったのでした。

玉ねぎの上下切り落とした部分は塩昆布・酒粕と一緒に火を通しておいて、他の料理のベースにします。これもたぶん、おいしい。

 

本日の、されるがままでいてくれる猫。

無抵抗です。

肉球さわり放題の毎日なので、やっぱり他の人よりちょっと幸せなのかもしれません。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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