こんばんは、ヤマネコです。
先日、お抹茶を点てたときに「ひとり初釜」と呼んでいたのですが、初釜のお菓子と言えば、花びら餅のイメージがありました。
花びら餅をつくる
ずっと気がつかなかったのですが、以前から手づくりしていた「八つ橋の皮」と「花びら餅の皮」は、つくり方がほとんど一緒。どちらも求肥(ぎゅうひ)でした。正式な和菓子や、メーカー独自の商品は違うかもしれませんが、自宅で簡単につくるレシピでは、ほぼ同じものと考えてよさそうです。
電子レンジを使って求肥をつくる
- 白玉粉(50g)
- 水(100cc)
- 砂糖(大さじ1)
この三つの材料と電子レンジがあれば、10分ほどでつくれるんです。
(かっこ内の分量は、私が覚えやすいようざっくり決めたもの)
あとはできあがったモチモチの求肥に粉をまぶしながら加工するのですが(粉は手にくっつくのを防いだり、味つけなどの目的)、この粉にコーンスターチや片栗粉を使えば大福や花びら餅の皮っぽく、シナモンやきな粉をまぶせば八つ橋の皮っぽく、そんな使い分けができました。
八つ橋の皮は頻繁につくっていたのですが、ちょっとアレンジすれば花びら餅も自宅でつくれそうだなと、今年は挑戦してみることに。
花びら餅をつくる
レシピ・分量はこちらのサイトを参考にさせていただきました。
ごぼうの蜜煮だけは前日につくり置き、今日は求肥などを準備。
(ごぼうはあく抜き後、砂糖水と一緒に圧力鍋に入れて加圧2分で)
白玉粉・水・砂糖を入れたものをレンチン、これが求肥。更にコーンスターチをまぶして伸していきます。
薄く広げたら型抜きをするのですが、ここではグラスを使用。
円形の部分を使うので、余った周囲の求肥はひとまとめにしてレンジで再度加熱。赤い色をつけてから、再び伸しました。
色は濃いめにとのことだったのですが、なんだかハムのように…。
バットとして使っているのは、野田琺瑯の浅型レクタングルです。
きつめのピンク色に染めた求肥を小さく切って、先ほどの白丸の求肥の上に載せ、ごぼうと白あんを添えたら折りたたむだけ。
ごぼうを短く切り過ぎたり、円形の皮の形は悪くなってしまったけれど…
初めての花びら餅の完成です。
次回につなげる課題
食紅の色を濃いめにしたのは、白い求肥から薄く透けさせるため…だったのですが、やはり外皮が厚かったようでうまく透けていません。
- ごぼうは長めに切っておいて、後から調節したほうが安心。
- 太めのごぼうなら、6~8分割の細さでも整いそう。
- 白い求肥はもっと薄く伸ばす。
- 味噌あんに挑戦したい(今回はつくり置きのあった白あんを使用)。
などが今後の課題として残りました。
とは言え、ひとり初釜の仕切り直しとしては十分かなと。
身内に「平茶碗は夏用だよ」と言われ、うっかりの連鎖に気がつきましたが、今回も十分楽しめました。
せっかく求肥づくりが気軽になってきたのだから、近々フルーツ大福にも挑戦したいと思っています。
花びら餅のごぼう
ちなみに花びら餅のごぼう、由来は諸説あるようですが…
押鮎に見立てておかれたもの。土の中にしっかり根を張るので「家の基礎がしっかりしている」ことや「長寿」を願う意味が込められていて、おせちのお煮しめなどにも使われている縁起のいい根菜。甘煮にしてみそ餡に合わせると、とっても相性が良いのです。
新年を祝う和菓子「花びら餅」に、ごぼうが入っている意外な理由より
御節のごぼうと同じく、これも縁起物。
またよい縁を、一つつなげたかなと思います。
本日の猫。
昨日の窓から外を覗いているところ。庭に小鳥が来て、赤い実(千両やクリスマスホーリー)を食べているようです。
別の場所では、ボスが豪快におやすみ中の一日でした。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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