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猫と暮らす、在宅ワーカーであることの幸せ。

こんばんは、ヤマネコです。  

引きこもり気味な私ですが、ハロウィンの夜は毎年外出するのが定例でした。でも今日は出かけるのをやめました。

数日前に、猫の病気が明らかになったことが理由です。

 

といっても判明したのはひどく差し迫った状況ではなく、これから長くつきあっていく必要のある病気のこと。猫の状態は安定していて、ふだんは元気に走り回っています。

ただその子の食事や生活環境にはちょっとした変化があり、人間のほうにも改めなければいけないことがいくつかあって、その対応がまだ不十分。そんな事情からあれこれと悩んだ末、今年は出かけるのを取りやめにしました。

 

頻繁には会えない友人たちと、病状の落ち着いている猫、どちらが大切なのか。そう問われてしまうと困るのだけれど、たぶんパーティーへ参加してもいつものように楽しむことはできなかったと思うから、今年は不参加で正解だった、そう考えることに。

そして、そもそも「選ぶことができる」という自分は幸せなのだと実感しました。

世の中には家族が病気でも仕事を休めない人がたくさんいるのに、私には選ぶことができる。今回の私は遊びとの天秤だったし仕事を放りだすこととはだいぶ違うけれど、それでも自由が利くことは幸せなのだと思うのです。

 

私の本業はフリーの在宅ワーカーなので(会社員ではないので)、自分のスケジュールにもある程度の自由が利きます。猫の具合が悪そうだと気づけば、朝一で終わらせる予定だった仕事を後回しにして病院へ行くことも。

もちろんどこかにしわ寄せはあるけれど、会社に属して働く人たちより選択肢が多いのはたしかだと思う。

でも、その選べる自由がどんなに幸せなことなのか、いつもはつい忘れてしまいます。

一方で、在宅ワークだからこそ時間や業務の管理も、契約内容やお金の交渉も、トラブルがあったときの対処も自分でやらなければいけない。少しでもサボって納品に間に合わなければ、収入どころか信用も、仕事自体をも失ってしまう可能性が大いにあります。

そして私は自由さとの引き換えに「組織に守られること(保険や年金やボーナスなど諸々を含めて)」を手放していて、ある意味では不自由になっていると感じることもありました。

楽をするにはどちらが正解なのか…つい考えてしまうことも。

 

本当に転職や暮らしの大改革をして、実際に「こっちが正解だった」と感じる人もいるかもしれないけれど、先に考えておきたいのは現状の幸せについて。それに気づけないうちは、どんな環境に身を置いても辛いことばかりに目が行ってしまいそうです。

独りでの在宅ワークは色々なものを片っ端から自分でしょいこむ必要があり、その重荷があっても「自由」だと思えるか?同じように、田舎で暮らすこと、戸建てに住まうこと、猫と同居すること、ものを減らすこと…どんなものにも明暗はある。

何かに不満を感じ、隣の芝生が青く見えたときは、代わりに「今の状況で」得ている恩恵を思い出すようにしたい。

 

私は猫を病気にしてしまったけれど、これからの暮らし方次第で長く一緒に生きることはできる。そういう選択肢が残されている。

…と考えるのは、おこがましいかもしれないけれど。

今日は動物病院への道すがらそんなことを考えつつ、現状の幸せを数えるようにかみしめていました。

 

ハッピーハロウィン。
本日の猫写真はお休みします。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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