こんばんは、ヤマネコです。
髪を洗うペースは、二日に一回です。
人によっては少なすぎると思われるかもしれません。でも私の場合は毎日洗うとかえって乾燥させてしまうのかパサパサになり、傷むことを体感した過去があります。以来ずっとそのペース。極端に頭皮がかゆくなったりすることもないので、それがあっているのではないかなと。
代わりに今は時短を意識しすぎず、「石けんシャンプーで洗い、念入りにすすぐ(重きを置くのは、すすぎ)」が定着しています。
そんなシャンプーのあと、以前は当たり前のように洗面台の前で髪を乾かしていました。
でもここ数年、私がドライヤーを使うのはリビングです。
もともと洗面台のある脱衣室で髪を乾かしていた理由はいくつかあります。
- 鏡やコンセントがちょうどよい位置にある。
- 多少の抜け毛や水滴がとんでも、あとの掃除が楽。
- ドライヤーの収納場所でもあり、出し入れが楽。
割と一般的だと思う事情に加え、わが家では「脱衣室なら猫たちがいない」というのも大きなポイントの一つでした。
うちの猫たちにシャンプーをする機会はさほど多くなく、間近でドライヤーの音を聞かせる機会もめったにありません。今の暮らしや、猫たちのもともとの性格を考えても、その音は怖いだろうなと。
人間が髪を乾かすときのドライヤーも、別室で使うのが良心的だと思っていたんです。
ところがあるとき、諸事情から猫たちのいるリビングで髪を乾かすことに。
どうしても別の場所が空かず、そのときは猫たちの様子を見ながら恐る恐る音を出したのですが、最初は大半の子がびっくりして遁走していきました。想像どおりでした。
ごめん、と思いながら使い続けること五分。それでもまだ半乾きの髪に困りながら、ふと振り返ったところ、さっき逃げて行った猫たちが全員戻ってきていたんです。それどころか、私から少し離れた位置に、みんな並んで座っている。反応を見る限り音は怖いらしいのに、そこから動きません。
どうやら誰かが「ドライヤーの風はあったかい」と気づいたようでした。
それはちょうど今くらいの時分のことで、季節は冬。今は石油ストーブがありますが、まだエアコンで室内をあたためていた年の話です。
当時もそこまで寒い部屋ではなかったと思うけれど、エアコンの温風が直接感じられる棚やホットカーペットの上などは、猫たちが取り合うほど大人気だった頃。
その日、「ドライヤーをかける人間の背後」も、猫たちのお気に入りの場所になったのでした。
それ以来、私が髪を洗った日はリビングのすみっこでドライヤーを使うようになりました。
最初は、ドライヤーを使ったあとの抜け毛や水滴の掃除が大変かなと思っていたけれど、もともと置いてあるものが少ない床ならササッと片づきます。
私がドライヤーを使う時間帯は他の人間家族がリビングにいることも少ないので、迷惑をかけることもありません。たまたま人がいるときは、その日だけ本来の場所である脱衣室で髪を乾かすだけ。
以後に迎えた猫たちも(今年の子猫も)、びっくりさせてしまったのは最初だけで、今はドライヤーを使い始めると、やはり私の背後を陣取るようになりました。
冬になるとドライヤーの温風のあたたかさに、私もひそかにホッとしていました。それがまさか、猫たちにも伝播していくとは。
とにかく「猫はドライヤーを怖がる」という思いこみがあったので驚きましたが、どんな形であれ、彼らの怖いものを少しでも減らせるのは、ありがたいことだと思っています。
本日は、正月事始め。
お正月のためというよりも、すす払いの日という感覚で大掃除もスタートしました。
今年もあまり気忙しい年末にはならないように、マイペースにすごしていこうと思います。
…できるだけ。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
お気に入りテーマ。
おうちごはんを楽しむ暮らし
無印良品週間で購入したもの
大人ナチュラルファッションが好き