こんばんは、ヤマネコです。
昨年の暮れに受けたパーソナルカラー診断の結果を参考に、自分にあったカラーコスメの手づくりを始めました。
まずつくってみたのが、練り紅。
材料は三つ。
- 好きな色のクレヨン…0.5~5g(後述)
- 白色ワセリン…小さじ1
- 植物油(オリーブオイル)…小さじ1
あとは容器やマドラー、湯煎に使う熱湯など。ワセリンを省き「オリーブオイルを小さじ2」にしてもできるようです。
つくり方としては、これらすべてを容器に入れて、湯煎で溶かし、固めるだけ。十分もあれば完成してしまうくらい簡単です。
ただ今回は失敗から始まり、なんとか形にするのに二日間も試行錯誤していました。
コスメの着色用として取り入れる「クレヨン」は、子どものお絵かき用に使われることの多い画材です。だからこそ万が一口にしても安全な製品(児童用)が一般流通しているのだそう。昔ながらの製法では、顔料(最近では石油由来)とロウ(ワックス)のみでつくられています。
そんな中で私が選んだのは、ドイツ、シュトックマー社の蜜ろうクレヨン。
みつばちの巣から採れる蜜ろうが、主原料となっているものです。
シュトックマー社は、独自の安全基準をもうけ、製品を管理しています。
クレヨンや粘土に使うみつろうは、世界から質の良いものをとりよせて使っています。
色素は食品の着色用に使われるものを使用していて、万が一体に入っても心配のない、無害でとけ出さないものだけを選んでいます。
引用元:公式サイトより
個人的に昔から馴染みのあるメーカー品だったのと、手づくりコスメのおすすめ材料としても名前が挙がっていることが多かったので迷いなく決めました。
ところが、この「蜜ろうクレヨン」にちょっとした問題が。
というのも蜜ろうクレヨンは一般的なものより硬いんです。クレヨンとして使いにくいことはない(むしろ描き味はよいと思う)のですが、コスメの材料としては一癖ありました。
一度目。全体的に少なく計量した材料をすべて湯煎で溶かし、再固形化させた練り紅。……のはずが、溶かして固めて、またクレヨンをつくってしまったかのような硬さでした。
練り紅は筆や指にとって使うはずですが、全然とれない。
ここでようやく「蜜ろうが入っているからこんなに硬いのだ」と気がついて、二度、三度と、少しずつ油分を増やしながら、湯煎と再固形化のくり返し。
なんとか「口紅として塗る」ができるテクスチャになったのは、日をまたいでの十回目くらい。油分を増やし続けたので、予定よりも相当多い完成量になってしまいました。
練り紅づくりに「蜜ろう」のクレヨンを使う場合は、かなり少なめに取り入れて、硬さ・発色などを見ながら増やすのがベストだなと思います。湯煎と再固形化は簡単なので。
とはいえ、初回としてはとても満足でした。
口紅として使う場合は指か筆で、チークの場合も指先でとった色を頬にぽんぽんのせて、腹でぼかすように使うとよいのだそう。もともとノーメイク日のほうが多かったので、発色の加減もちょうどよく感じました。
ちなみに一連の写真では「朱色」のクレヨンを使っています。
手づくり練り紅のよさについて。
- 材料がシンプルで、チーク&リップでの兼用ができる。
- 材料をそろえてから、つくるまでがとても簡単。
- 好きな色で、好きな量をつくれる(今回は失敗しましたが)。
- 量を調整して(私なら少なめに)つくることで、使用期限への焦りが減る。
- 石けんで落とせる。
クレンジングが必要ないぶん、少し落ちやすいかもしれません。ここ二週間ほどしか使っていないので、汗をかく季節の使用感は気になるところ。でも個人的にナチュラルメイク用には不満なし。
チークとリップが兼用できることはよくいわれますが、肌質や成分によっては「本来の用途以外での使用がシミの原因になる場合もある」とアドバイザーさんに教えていただきました。市販品よりも材料がシンプルとはいえ(だからこそ?)、手づくりコスメの場合も注意しながら使おうと思います。
今の私の暮らしでは毎日メイクをする必要性を感じず、とくに昨年は350日くらいがノーメイクでした。そもそもベースに使うもの以外、カラーコスメもほとんど持っていません。でもパーソナルカラー診断で「自分にあう色」の傾向を知ることができたため、また最低限度のものをそろえてみようかなと。
もちろん市販品のお世話にもなりますが、今回のような手づくりも、失敗を交えながら楽しみたいと思っています。
今回は単色販売されているクレヨンを数本購入。記事中の写真は2番の朱色(Zinnoberrot)です。
パーソナルカラースプリングには、もっと黄みがかっていてもよかったかなと思いました。色を混ぜての使用も、今後の課題にします。
本日の猫。
よっこらせ。
四ヶ月ほど前まで椅子の上にものぼれなかった子が、今や高窓の桟にまでのぼってしまうようになったことが、未だに感慨深いのです。
でもまだ、「落ちないで……!」と心の中で心配するのをやめられません。
いつも猫たちの成長が早すぎる気がして、なんともいえない気持ちになります。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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