こんばんは、ヤマネコです。
本格的な冬を前に、独り大絶賛中なのが「ちゃんちゃんこ」です。
子どもの頃はよく着ていたけれど、大人になってからは避けるようになってしまった、日本の冬アイテム「はんてん」。でも今秋は取り入れようと昨シーズンから決めていました。はやる気持ちで準備を始めたのが二ヶ月ほど前のこと。
- 過去記事:今冬、はんてんデビューします。
その検討中に興味を持ったのが「袖なしのはんてん」ともいえる「ちゃんちゃんこ」。フォルムとしては袖があるほうが好きだったけれど、何か作業をするときは楽だろうなと、ちゃんちゃんこも一着買ってみることにしました。実はこれ、はんてん以上に活躍していて、現時点で大正解だったなと大いに自己満足しています。
のんびり読書をするとか、猫を抱っこしつつごろごろするとか、リラックスタイムには袖のある「はんてん」のほうが好みです。単純にあったかいだけでなく、その袖が自分の視界にも入りやすいので、なんだかすごくうきうきするんです。着物とはいえなくても和装の範疇のようで、袖が見えるだけでもうれしくなりました。
ただ立ったり座ったりと動き回っているときや、デスクワークでも書きものをしているときなどは、その袖をうっとうしく感じてしまうことが。気を抜くと汚してしまうのではという不安もあって、思うように動けません。綿入りの袖は着物のそれより厚みがあってさばきにくいので、そういうときは「ちゃんちゃんこ」のほうが楽だなと。
また入浴後に寝間着の上に羽織るのははんてん、のつもりでいたのに、出番が多いのはちゃんちゃんこ。一日の終わりのちょっとした家事や翌日の準備、それからヘアケアなどを行う間も袖のないデザインが気楽でした。
「袖の有無」を用途に応じて使い分けるのは想定内のことですが、それぞれの出番の量は私が想像していたのと逆でした。圧倒的に、ちゃんちゃんこを着ている時間のほうが長かった。本格的な冬はこれからなので衣類の使い方は少しずつ変わっていくかもしれないけれど、お試し気分だったちゃんちゃんこがここまで心地よいアイテムだとは想像していなくて、買ってよかったなあと。
また昨年までは着る毛布(主に化繊素材)を選んでいて、当時の猫たちはそんなに嫌がることもなかったのだけれど、こちらの彼は日に日に「コットン派閥」であることをアピールしてくるようになりました。
徐々に過激化しているのか、寝ている背中にフリースのブランケットなどをかけると、五分もしないうちに起き上がり去って行ってしまいます。それが綿のガーゼケットならぐっすりなのに。少し前ならここまで顕著な反応はなかったので、季節的な乾燥が理由かもしれません。
そんなこんなで、冬の上着が綿(混紡可)であることは魅力でした。
人に見せることが前提ではないけれど、私は庭に出るくらいなら抵抗がなくなりつつあります。一度思い切ってしまうと気にならなくなってきて……羞恥心を捨てたわけではないのですが、よくよく考えれば見られて恥ずかしいものでもなかったのです。
それでも外出着としてはカウントできないので、昨年まで選んでいたものより用途は減ってしまいました。それなのにあまり不満がないのは、もとより私の外出回数の少なさが理由なのだと思います。
仮にちょっとした買い出しに行くのが週に一度くらいなら、その都度コートに着替えるのも苦になりません。それよりも長い在宅時間、いかに(猫と)快適か? のほうが私にとっては重要でした。
ちなみに洗い換えに買った二着目のはんてんは、意図せずパン部の部室で数名とシェア中です。試着で気に入ってくれた友人から追加(代理)購入を頼まれたのですが、実は私が買った「訳ありセール品」はもう売切れになっていました。現在、再販待ち。
私はもともと、はんてんの購入は決めていましたが、セール品がなければ袖なし(ちゃんちゃんこ)は試していなかった可能性もあります。この快適さを知る機会も得られなかったかもしれません。自分では少し気が早いのではと思いながら用意を始めましたが、正解だったのかなと。
はんてんと、ちゃんちゃんこ。
本格的な寒さはこれからですが、すでに今冬の買ってよかったものの上位を独占しそうだなあと思いながら毎日袖をとおしています。
本日の猫。
あたたかい日にはちゃんちゃんこを着たまま動いていると暑くなってしまうこともあり、脱いだものをひょいとおいておくと猫がのります。
ハンガーにかければいいのですが「猫とシェアできる」というのも、私のモノ選びでは正解なのだと思うようにしています。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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