こんばんは、ヤマネコです。
東日本大震災から、十年がたちました。
少し前から定期的に行っている防災用品の見直しを始め、今日までにほぼ終えることができました。
一時期は避けつつあったといってもいい、レトルトやインスタント食品(写真はごく一部のみ)。でもそういった食品は状況によって日常の中でも助けになるし、いざというときのローリングストックだと考えると切らさずに持っておきたいと考えるようになりました。紆余曲折を経ての、今の私にとっての最善策です。
そんな見直しを進める中で、数年前のひと手間が役に立ちました。
こちらは五年前(2016年)に購入したリッツの保存缶。中身は有名なクラッカーですが、こちらは缶入りで長期保存が可能となっているもの。非常時にも我慢せずに食べたいものを食べられるようにと選んだのですが、賞味期限が少し見にくかったので、わが家での保管場所において確認しやすい位置(缶の横、且つ1mほど離れても見やすい位置)に表記しなおしておきました。
賞味期限が長いものに関しては、こうした管理方法がとても役に立っています。そして今月が賞味期限であることも早めに把握できたので、先月のうちに新しいものと交換し、こちらは既に完食ずみ。何度か活用しているので不安はなかったけれど、丸五年保管したリッツのクラッカーは、サクサクでいつもどおりのおいしさです。
とはいえ、これはわが家にとって最後のリッツ缶(ヤマザキナビスコの製品)でした。メーカーさんのライセンス問題などの関係で、数年前から買い足し(買い直し)の際には同社のルヴァンというクラッカーを選んでいます。
缶入りのルヴァンはまだ食べたことがないのだけれど、以前購入したものの中にはちょうど一年後(2022年)に賞味期限が切れるものがあるので、それを楽しみに待っています。
単純に、長く開封しない用途の非常食は試食ができるのも楽しみなのですが、これに「非常食」としての必要性を感じずに乗り切れる日がとてもとても待ち遠しい。
不安はずっと続いていくものだけれど、こうして非常時の備えの見直しをするたびに、使わなくてよかった、今回も必要なかった、という気持ちでほっとする。
正直私は、変化のない、平穏すぎる日々をつまらなく感じることもあります。でもこうして備えの見直しをするたびに、毎日同じように訪れる日々をすごし、同じように時を重ねていける暮らしの貴重さやぜいたくさを実感しています。
毎日、健康であること、平和にすごせたことを感謝するのはきれいごとだと思っていました。お決まりの絵空ごとのようで、否定はしないけれど自分にはまねできないなと。
でもこの十年で様々なことを経験し、今は、何ごともなかったことを心から幸せに思いながら毎日眠りについています。
今年もこちらの企画に参加させていただきました。
(ヤフーで「3.11」と検索することで、自己負担なく10円の募金ができます)
本日の猫。
今年も2時46分、サイレンとともに黙とうを捧げました。
そういう音には逃げ惑うのが当たり前だった弟猫も、性格が落ち着いてきたのか、何か思うことがあったのか。今日はじっと空を見つめていたようでした。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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