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WMF*再入手の圧力鍋、パーフェクトプラス。

こんばんは、ヤマネコです。

昨年10月半ばのことですが、とうとう、圧力鍋を買いました。

一度は手放した圧力鍋

圧力鍋は母から譲り受けたものが残っていたのですが、結局一度も使わないまま「いらないもの」として手放してしまった過去があります。

  • 引越し前で荷物を減らしたかった。
  • 古い道具に愛着がなかった。
  • そもそも料理をほとんどしていなかった。
  • 絶対に使わない、と思っていた。

というのが、およそ六年前の私の心境であり、状況。シンプルライフ系のブログを拝読していると「捨てて後悔したものはない」というお話をよくお見掛けするのですが、私にとっての圧力鍋は、捨てて後悔したものの筆頭でした。

再び手に入れた圧力鍋

そんな鍋の再購入を迷い始めたのが、ここ数年のこと。暮らし方や食生活、根っこの考え方も大きく変わった中で、数年かけて「あったらいいな」から「ぜひ使いたい」と思うようになりました。

そして購入したのが、WMFの圧力鍋。

WMFのパーフェクトプラス2.5L

同社から出ている圧力鍋はデザインもサイズも数種類あるのですが、私が選んだのは「パーフェクトプラス」というシリーズの「2.5L」サイズ。小さめながら炊飯なら四合まで可能というお話もあり、わが家には十分かなと感じています。

ネット購入して届いた日、基本の炊飯を試してみたのですが、実はその初日に一度、買ったことを後悔しました。

盛大に、焦がしたのです。

久しぶりの圧力鍋は失敗からのスタート

圧力鍋のレシピ本には「圧力がかかってから0分(二合炊飯なら四分程度)」という記載はありますが、その「圧力がかかるまでに何分程度かかるか」という説明がほとんどありません。

慣れている方にはそれも当たり前のことだと思いますが、初心者の私にはそれが大きな落とし穴でした。

実際には鍋内の水分の「沸騰(他の鍋で水を沸かし始めたときと同じくらいの時間という認識でよいと思います。少量の水なら火にかけて数分程度)」がきっかけとなり、そこから早ければ数秒で加圧が始まるのですが、これは実際に使ってみてわかったこと。

私はこういう基本がまったく理解できておらず、蒸気が出始めた時点で怖くなってやや火力を落とし、まったく圧力がかからないまま加熱し続けてしまいました。

初回の炊飯は、30分待ってもピンが上がらないという事態。でも火を止める(蓋を開ける)のも怖くてただただ待ち続け、さすがにおかしいと感じてようやく火を止めたのは、約40分後。

何もかもが手遅れ、炊きあがったのは炭でした。

失敗の理由は取扱説明書?

そんな失敗スタートになったのは、付属の取扱説明書があまりにシンプルで、詳細な使い方がわからなかったからなんです。一枚のぺらりとした紙が説明書、でも鍋についてくる取説なんてそんなものかもしれません。

と、当初私は思っていたのですが、実際の取説は……

セットになっていた、レシピ本の後半にありました。数十ページに及ぶ詳しい使い方が写真付きで!これに気がつかなかったのが、私の最初にして最大の失敗。

でも市販本のようだし、完全なレシピ集のみだと思っていたんです。

取説をお探しの方、この後半にありますよ。
(気づかないのは私だけでしょうか)

再挑戦は気持ちを切り替えて

そんなスタートで一度はがっかり、ちょっとだけ後悔したものの(不良品かな?とすら疑いました、ごめんなさい)どうせ焦げてしまったならガンガン挑戦してみよう!と気持ちを切り替えました。

そしてなんとか人並み程度には使えるように。

毎日使うからこそ簡単レシピで

超簡単レシピでお気に入りなのは、キャベツや白菜、根菜などをを塩昆布で蒸し煮したもの。

野菜に対して、水の量はほんの少し。

塩昆布が蒸気口をふさがないよう、大きめの葉っぱをかぶせてから調理開始。これまで時間をかけて煮込んでいたものも数分で完成します。

私、毎日これでも飽きません。

主に炊飯や野菜料理に活用しているのですが、根菜などにもあっという間に火が通り、味のしみ込みも完璧。

御節料理にも活躍

煮豆、お煮しめ、たたきごぼう、今年の御節準備がどんなに楽になったか。時間的な余裕もかなり生まれました。

そのちょっと前につくった、金柑の甘露煮もあっという間。

逆に、いつも煮込んでいる間にやろうと思っている作業(他の料理や掃除洗濯など)ができずアタフタする場面もありましたが、慣れればもっとうまく時間が使えるようになりそうです。

結果的に大満足の圧力鍋

私にとってのファースト圧力鍋なので、他の製品との比較はできませんが、慣れてしまえば使い方はとても簡単。取説の存在に気がついていれば、焦がすこともなかったと思います。

持ちやすいハンドルは分解可能(蓋側のみ)。

ロックも簡単&確実で、しっかり。

加熱するときハンドルが手前にくるようにしておけば、蒸気が出るのは反対側の斜め上。手をかざすようなことがなければ火傷の心配もほとんどないかなと。

初の圧力鍋ということでお手入れが心配だったのですが、蓋側やハンドルはさほど汚れないので、洗うのは思っていたより簡単でした。

パーフェクトプラスの付属品「スチーマー」

また同じWMFの圧力鍋でもシリーズによって付属品が違うのですが、このパーフェクトプラスにはスチーマーがついてきます。

このスチーマーが、一番の迷いの種でした。

圧力鍋のスチーマーは必要?不要?

実はこちらを購入するとき、ブログ「Living like singing♪」のutakoさんが書かれた記事を参考に、更には個別相談にまで乗っていただきました。

いつもならサイズ選びにも相当迷うのですが、今回はutakoさんが大丈夫と言ったから(?)2.5Lで問題なし!とサイズは即決。

ただutakoさんが選ばれたのは同じWMFの「パーフェクトS」というシリーズで、最初は同じものをと思ったのですが、そちらにはスチーマーがついていなかったんです(別売り)。

スチーマーなしの「パーフェクトS」シリーズと迷う

お料理上手(というかプロ!)のutakoさんはもともと本格的な蒸篭などもお持ちの方で、何も持っていない私は蒸篭を別途買うかで散々悩み、今回は、スチーマー込みでお安かった「パーフェクトプラス」に決めました。

そのため既に蒸篭などをお持ちで、スチーマーはいらないかなという方は、パーフェクトSのほうがデザインなどはシンプルで使いやすいかもしれません。

蒸篭がある暮らしにも憧れているのですが、今はこのスチーマーでもかなり重宝しています。というのも、これまではスチーマー(蒸し器)の代用にザルを使っていたから。当然ながらきちんとしたスチーマーは、とっても使いやすいです。

まとめ

「時短になる」が一番のメリットですが、その結果が素晴らしかった。

  • 光熱費節約になる
  • お米は浸水時間不要ですぐに炊ける
  • 品数(常備菜など)もサクサクこなせる

私は自宅でコトコト煮込む時間も好きだったのですが、このコトコトタイムが今後はほとんどなくなりそう。それはちょっと寂しい気もするけれど、その結果、光熱費でお鍋の本体費用の元はすぐ取れるのではとすら感じます。

出鼻は(自業自得で)くじかれたけれど、大満足のお鍋になりました。

 

今年の台所しごとは、圧力鍋も活用しながら進めていこうと計画中です。

 

本日の猫。

ストーブの火を落としてから数時間後、こたつからまったく出てこない猫たち。

ちょっと冷える夜ですね。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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