こんばんは、ヤマネコです。
半年ほど前から自転車の調子が悪くなっていました。
それを最近、セルフメンテナンスで改善しました。
最初に気づいたのはタイヤの空気もれ。時々起こっていたことなので、いつものように空気入れで処置をすませてから出発。その日、自転車に乗っていたのは往復で十分ほどだったと思うのですが、帰宅して確認したら再びタイヤが柔らかくなっていました。
途中で気づけない程度には走らせることもできたのだけれど、その後、何度か空気を入れ直してもすぐにふにゃふにゃになる。しばらく走らせると、あるいは一晩放置するだけでもタイヤの感触が緩くなってしまうんです。
素人知識ながら、ああこれはパンクしたのだな、と。
子どもの頃から数台の自転車に、それぞれ五年以上は乗っていたと思います。おそらくいずれもホームセンターなどで手に入れたお値段優先のもの。それでも今思えば意外なくらい長持ちしてくれました。成長期で必要な自転車のサイズが少しずつ変わっていく年頃だったこともあり、大きな不具合が出てきたときには買い替えることで対応してきたのだろうなと。
でも今の愛機はお気に入りを選び、少し奮発して買った自転車。私自身の体型も簡単に変わることはないはずで、おいそれと新調する気持ちにはなれません。
となれば、やはり修理することが大前提。
タイヤ交換が自分でできるのか? プロに依頼するとしたらどこにお願いすべきか? 自転車屋さん? ホームセンター? お願いしたらその場でできるのか? 部品の発注で数日待つのか? 自転車本体を預けるのか? いくらかかるのか? 延々と疑問ばかりが続きます。
ただこのときの不具合については時期的に年末間近だったこともあり、年明けに動こうと先送りに。その後、冬場はあまり乗らないし春になってから、とずるずる引き延ばしているうち、あっという間に半年がたちました。
面倒で放置していた一方で、タイヤ交換をDIYでできるならチャレンジしたいとも思っていました。気候的にも自転車移動をしたい気持ちが増していたので、ようやく重い腰を上げることに。
ほしかった回答はネット検索ですぐに見つかりました。
タイヤ自体の交換となると、やはり大変そうなこと。
費用もそれなりにかかりそうなこと。
工具などを買いそろえる費用や手間を考えれば、プロにお願いするのがよさそうなこと。
調べれば調べるほど行動への意欲がそがれてしまいそうだったけれど、逆に朗報もありました。今回の症状は、タイヤのパンクではないかもしれない、というものです。
私が自転車のタイヤに空気を入れる際、いつもさわっているこの部分。
この内側にある虫ゴム、いわゆるパッキンのような役割を果たしている部品が劣化している場合も同様の症状が出るのだそう。
虫ゴムの交換は定期的に行う(一般的には年に一度)。
あちこちのサイトに書かれていたのですが、私は一度もやったことがないのです。昔乗っていた自転車についてもそんな手間をかけた記憶がありません。作業としてはそう難しくもなさそうなのですが、親がやってくれていたのでしょうか。
- 黒いキャップをはずす。
- 金属製のナットを回してはずす。
- 金属製のバルブ(長い軸のような部分)を引き抜く。
前輪と後輪で一つずつ。そうして外した部品がこちらです。
黒い部分が虫ゴムで、左がバルブにはめたままの状態、右がバルブから取り除いた状態。どう見てもぼろぼろで、ゴムの柔軟性はなく、ところどころ裂けています。明らかに劣化していました。
虫ゴムの劣化については引き出す前に調べる方法もあるようなのですが、はずすのも簡単でした。そして、これはもう見た目から交換時期をとうにすぎていることがわかります。他にも劣化がある可能性は捨てきれないけれど、最低でもこの虫ゴムの交換はしなければ、と。
不幸中の幸いだったのは、この部品が100円ショップでも手に入るという点。また素人であっても作業時間は数分でできるだろうとの説明も見かけました。半年ももたもたしていたけれど、この部品交換だけですむなら処置のハードルがぐっと下がります。
まずは部品の準備から。最寄りの小さな100円ショップで、本当に手に入りました。
(最寄りの店舗では自動車用品ではなく、アウトドア用品のコーナーにありました)
同じ棚に「虫ゴムだけ」の商品も並んでいたのですが、他の不具合の可能性も捨てきれなかったため、今回はこちらの標準セットを選択。
そして、いざ虫ゴムの交換。まずはぼろぼろの黒いゴムを取り除くところから。
※汚れ防止やすべり止めにもなるため、薄手のゴム手袋があると便利です。
はずしたものと同じような黒いゴムも入っていたのですが、別の素材(?)の交換品を試してみることに。細い管状になっているゴムをぐいぐい伸ばしながら、金属に装着させます。着圧ソックスに自分の脚をねじこむときの様子を思い出しました。
あとはこれを元に戻すだけ。実際の作業時間は五分程度で終了です。
不具合は他にもあるかもしれないし、私の処置にミスがあるかもしれない。すぐに安心はできません。
そう思いながらゴールデンウィーク前にこれらの処置をすませて、およそ一ヶ月が経過。自転車には毎日乗っていたわけではないけれど、この後、気になるレベルの空気もれがなくなりました。
虫ゴムの交換だけで無事に問題が解決できたようです。
余談ですが、愛用している空気入れも100円ショップで買ったもの。2016年の購入品で、今も問題なく使えています。
もっと使いやすいものがあるかもしれませんが、虫ゴムの劣化がなければ空気入れも低頻度。まったく不満なく活用できています。
この虫ゴム交換は、先にも書いたとおり年に一度は行うのがベストだそうです。私は毎日乗るわけではないから、とも悩んだけれど、100円ショップで見かけた商品も一つ買えば数年もちそうな長さでした。それなら毎年交換しつつ、他のメンテナンスとあわせて少し念入りにするのも悪くなさそうです。
そして毎年5月は自転車月間。加えて、こどもの日という認識だった5月5日は、自転車の日でもありました。
今年はその少し前に虫ゴム交換をしたので、できれば来年もこの時期にと決めれば忘れずにすみそう。こんなに簡単にできるのであれば、これからも続けていきたいと思います。
すべて100円(+税)。来年は虫ゴムのみの商品を買い足します。
本日の猫。
窓の雨戸がシャッター式。日差しや人目を避けて風だけを入れたいときに、下部をほんの少し開けておきます。
そのすきまから下界を見下ろす(?)のが、彼の日課の一つ。
今日も平和だったようです。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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