こんばんは、ヤマネコです。
改めてブログに書くことは減っていたのだけれど、ふだん着物をマイペースに続けています。
とはいえここでも感染症の影響が絶大。一番愛用したい祖母の手縫いのアンティーク着物が「じゃぶじゃぶ洗えない」という理由で一時期よりも着用頻度は下がってしまいました。誰にも会わない日なら、と思っても急な来客はあり得るし、誰かと会う日であれば今は避けるべきなのかなと。自分なりの対策を練りつつ、できる範囲で楽しみながら続けていきたいと思っています。
そんな中で、五年ほど前に一足だけ購入した足袋を普段使いにするようになりました。
当初はお出かけ用にしていたのですが、これがとても履きやすくて。生地の質や縫製もよく、長持ちもしてくれる実感もでき、昨年にはとうとう同じものを買い足すことに。
それが東レのストレッチ足袋です。
昔ながらの足袋といえば、生地は伸縮性のない綿素材。これは着物に多く使われる正絹(シルク)を傷めないために選ばれている素材なのだそうです。伸びない生地を足にまとわせるため、「こはぜ」と呼ばれる金具で足首の辺りの数ヶ所を留めて着用します。身に着ける足袋が足にあっているかどうかにもよるのですが、このこはぜの存在感が痛みとなって現れることもありました。
一方ストレッチ足袋は、その名のとおり伸縮性のある素材や生地でつくられています。足袋型靴下とはまた少し違い、つくり(縫い目の位置など)は足袋と同じように仕上げられたものなのに、靴下と同じように金具なしで着用できる製品も多くありました。私自身がふだん着物を日常化させる前から時々活用していたのですが、それらにもこはぜはありませんでした。
こはぜがないストレッチ足袋はとても快適だったのですが、基本的に礼装用には向かないとされています。そこまで格式高い場面ではなく、ちょっとした身内の集まりなどで和装をするときにも避けたほうが無難かなと。
色々と悩む中で出会い、試してみたのが「こはぜつきのストレッチ足袋」でした。
こはぜは五枚ついていて、その点だけでいえば正式な礼装用として使えるつくりになっています(どこまでマナーを重んじるかによるので、あくまで枚数だけを基準として)。
これが従来の綿足袋と、こはぜなしのストレッチ足袋のデメリットをすべて解消してくれるかのような満足度でした。
- 表地がナイロン(東レのナイロントリコット)、裏地が綿、底がポリエステル。生地がやわらかく薄手ながらふかふか、肌にあたる部分はおおむね綿なので履き心地がよい。
- 五枚こはぜがついているのできちんとして見え、活用できる場面が増える。
- 思いのほか丈夫で、しわもつきにくく、ふだん使いしやすい。
こちらに関しては和装時限定として、毎日着用しているわけではなかったこともあり五年目の今も一足目が現役。でも白い履物となると汚す心配をせずにいられなかったので、二足目を用意したことで少し安心できました。
また私の足型はエジプト型と呼ばれる親指が長いタイプ。そのせいか製品によっては足袋や五本指ソックスを履くとつま先に痛みを感じることもあったのだけれど、こちらの東レストレッチ足袋は一日履いていても快適そのものだったんです。
先ほどレビューを見たら足首が細い方はこはぜの金具が外れてしまうといった短所を書かれていたのですが、私にはほとんどそのトラブルがありません。動きによっては時々あり得るという感覚で、日常的には問題なし。つまりは足首が細くないということ……と思うとお恥ずかしいけれど、自分の足にあっているという意味ではやはり満足度が高いのでした。
足袋のお値段もピンキリで、高いものは一足数千円。そんな中でこちらは千円程度。それでも私にとって格安という認識ではないのだけれど、履きやすさと丈夫さ、そして自分にとっての快適さから、今後もこちらをメインの足袋として活用していこうかなと思っています。
本日の猫。
リビングの床に寝ころんでいたところ、ふと気づいたら弟猫に見下ろされていました。この数秒後に飛び降りて来た彼をおなかで受け止めて、しばらくうなっていたのが私です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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