こんばんは、ヤマネコです。
床置きのものはできるだけ減らそう、という心づもりで暮らしています。
多少の家具は仕方なしとして、こまごましたものはできるだけ減らすことを心掛けて。持ち帰った荷物や宅配で届いたものを一時置きした場合でも、その日のうち、ないし近日中には片づける。そうすることで動きやすい部屋づくりになると思いながら続けてきました。
そのおかげで「ものにつまづく」というトラブルはだいぶ減ってもいいはずなのですが、私はしょっちゅう、ひどいと毎日のように転びそうになっています。
理由は、もちろん猫。
一歩踏み出したら、そこには猫。
振り向いたら、そこにも猫。
人の脚にまとわりつき、歩みを邪魔し、座るのも阻み、無理に踏み出せば逃がさんとばかりにつきまとう。もしかして君たちは踏まれたいのかな? と疑心暗鬼になりそう。もちろんそんなことができるわけもなく、なんとか避けようと必死になるほど私自身がバランスを崩して倒れそうになるのでした。
長年そんな暮らしを続けているので、ある程度は慣れているはず。ただ彼らは本当に神出鬼没なので、遠目に確認した後一瞬目を離したすきに足元へと移動していたり、歩き出した途端に脚の間をゲーム感覚ですり抜けて行ったり、予想ができることと、安心ができることはイコールではないのです。
更に最近、弟猫の習性に加わったのが「ドライヤーをかけている人間の足元に潜む」という行動でした。
もともとうちの猫たちはドライヤーの音をそこまで毛嫌いする様子がなく、むしろ「あったかい風を出す道具」か何かと勘違いしているところがあります。私の背後で温風の恩恵にあずかっていることもあり、猫ってこういう生き物だったかな……と不思議な気持ちになることも。とはいえ嫌がらないというのはストレスになりにくいということでもあり、私にとってありがたい状況なのはたしかでした。
ただ、その温風を楽しむ猫たちは私の背後1~2メートルくらいの場所に並んでいることが多く、ドライヤー中の人間の足元はといえば、おそらく水滴が飛んだり、私の毛が落ちたりするのでわざわざ猫たちがそのタイミングで寄ってくることはなかったんです。
ところが、弟猫は違いました。
なぜかはわからないけれど、ドライヤーをかける私の足元でうずくまっている。そこに温風が届くことはあまりないように思うので、あたたかさを求めてのことではないように思います。むしろ落ちてくる水滴には不快そうに首を振るのに、それでもその場から動こうとしないんです。
そんなふうに観察できるようになったのは最近のことで、実は当初は弟猫がそんな場所にいること自体にまったく気づけませんでした。ドライヤー中に限っていえば足元に猫がいることは過去ほとんどなかったし、顔の近くで大きな風音を立てているので、近づいてくる猫の気配にも音にも気づけなかったんです。
でもある日を境に、弟猫はそこに鎮座するようになった。
そんなことが一度や二度ではなく、ドライヤーを使っているときはほぼ毎回。髪を乾かし終えたタイミングで風を停め、無意識に一歩動いたとたんに猫の体がふくらはぎにふれて「えっ?」と。そこにいたんだ、と思いながら撫でるとごろごろいい始めるので私を待っているのだとは思うけれど、そんなところにいなくてもいいのになと。
その理由は今もわからないまま、でも毎度同じように続いています。ただもしかしたら「人間の足元は安心」と思われているのかもしれません。
というのも、これも何度か書いているのですが、うちの弟猫は何かいたずらをして私が「こらっ」と声をあげると、私の足元、時にはスカートの中に逃げてくるんです。
もちろんこちらの手が届かない場所へと逃げて行くことも多いけれど、時々叱った途端になぜかこちらに向かって猛ダッシュ。滑りこむように私の足元へ。
でも、たしかにそんな行動を起こされると怒れない……。
こらっと言ってしまった手前、何もしないのもあれだから(?)と猫の毛をわしゃわしゃとかき混ぜながら「ダメでしょ」と伝えてみるのですが、それ以上は𠮟れない。何も言えません。
だから、人間の足元に行けば安全。
弟猫の中でそんな結論に至っているのかもしれません。
そう考えると、もしかしたら弟猫はドライヤーも苦手ということなのでしょうか? それでも私の足元で安全確保をしようとしているのかな、と思うと大変いとおしく思えてきました。そうはいっても私が踏んでしまう危険性は残っているので、やめてほしいのも本音なのですが。
ただ、安全な場所が人間の近く。
そう思ってもらえるのがうれしく、ある程度は私が気をつけることで猫たちの安心安全を守っていきたいと日々思っています。
本日の猫。
というわけで、そんな弟猫です。
彼の、この「首をかしげる姿」がとてもかわいいんです。
すごく、すごく、考えているんだろうな~と思う。
最後はきりり。もうおとなの猫ですが、私には一生かわいい子猫のような存在です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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