こんばんは、ヤマネコです。
私にとっての家族というのは、人間はもちろん、猫も含まれるのですが、彼らを「病気にしてしまった」と書いたことがありました。
こちらの記事です。
その少しあとに数通のメールをいただく機会があり、その内容というのが
「”病気にしてしまう”なんて考えなくてもいい(考えてはいけない)」
といった叱咤激励(と私は受け止めさせていただいた文面)でした。
メールをくださったみなさま、その節はありがとうございました。
おそらく私も、誰かがそんな言い回しをするのを聞けば、自分を責めなくていいのだと伝えたくなります。病気というのは誰のせいでもないんだよ、と。
ただ、いただいたメールを拝読しているうちに、私が思い描いていたニュアンスが、あの文面ではうまく表現できていなかったのだと感じたため、ここで少し補足をさせてください。
私が家族を病気にする
該当記事を書いたときは、気持ちが不安定だったのだと思います。結果的に過激な言葉があふれたのかもしれませんが、率直な表現としては適切だったと今も思っています。
ただ、このとき一番書きたかったのは自責の念からの懺悔ではなく、「何ごとにも明暗はある」という前向きな想いでした。
影の反対側に光、不幸の反対側に幸福があるように、家族を病気にしてしまうことの反対側には、私には「家族の健康を築くことができる」一面もあるということ。
自分自身に贈る、エールだったのかもしれません。
私は家族を健康にすることもできる
家族の食事や生活環境を整えること、それが私のしごとの一つです。
そうは言っても、同居”人”が外でとる食事、生じるストレス、吸う空気に及ぶまで私は対応できません。それが猫であっても、先天的な体質や保護前の環境まで遡ってケアすることはできません。今の暮らしでは十分に配慮しているつもりでも、ダンボールの紙くずを誤食したり、知らぬ間に侵入を許した虫から病気に感染させてしまうかも、そんなトラブルも100%は防げません。
そして、どんなにどんなに気をつけていても、防げない病気は存在する。
それでも。
事前でも、事後でも、できることは必ずある。
それを見つけ出して、行動に移す。それが私のしごとなんです。
明暗と向き合うこと
できること、したいこと、未来につながる前だけを見つめ続けることが必要なときもあるけれど、その反対側を直視することが必要なときもある。吐きそうになるくらい辛い責任を負うからこそ、ともに喜べる幸せがあるということ。
その「暗」が、あのときは「家族を病気にしてしまう」という表現に代わりました。
一進一退の日々
9月に治療を始めた猫に続き、11月末には違う子の病気も発覚してしまいました。
少し、重い病気。
まったく、
わたしは、
毎日、
何を見てたんだ。
怒りも悲しみもごちゃまぜになって、病院で泣いて、道端で泣いて、家に帰っての号泣もしたけれど、それで彼らの病気が治るわけはありません。
後悔だけで毎日過ごしていれば生活に支障が出ます。暮らしが傾けば、彼らの看病をすることすらままならなくなる。それどころか別の猫たちの異変にも気がつけなくなるかもしれません。
だから今の私にできるのは、これまでどおりの暮らしを続け、仕事を続け、気持ちを安定させ、健康でいること…以前、熊本の震災後にも似たようなことを考えたのですが、まずは「いつもどおりの自分」を維持することだと考えています。
今年の年末はまったく順調じゃない
そういう基本的なことに全力を注ぐ日々。実のところ、12月も後半だというのに年末らしいこと(大掃除、クリスマスやお正月準備…諸々)があまりできていません。
基本的な時間の使い方は、いつもどおり。
でもそれ以外のイレギュラーな予定に充てていた時間、すべてを猫に使っています。
年末の大掃除はできないかもしれないし、御節も準備できないかもしれない。
昨年つくったようなリースなども、真っ先にやらないことリストに加えた。
パソコンに向かうときは猫がひざの上に乗ってくれるし、ブログは私にとってオアシスのような場所でもあるのでのんびり続けていますが、年末になったらあれをしようこれをしようと思い描いていた当初の予定とは、かけ離れた日々。まったく順調じゃない、師走のすごし方。
でもたぶん私は、今年の、この年末の時間の使い方を、後悔することはありません。
無理のない範囲で、今できることをさがすためのテーマ。
本日の猫。
最近、肉球を買い替えました。
これは「ニャンだろ~光線」という、光ポインター型の猫じゃらし。
きれいに写っていませんが、赤い光は「ネズミ」の形をしています。
本体がブルーだった初期のものから愛用していて、今回で三代目。二代目は接触不良で使えなくなってしまい、新調です。
猫たちの反応はものすごくいいのですが、ブログにはあまり登場していませんでした。
なぜなら、猫が写らなくなるから。
こういうふれあいタイムも、彼らの体調チェックに欠かせません。
(…と言いながら見逃してしまったことを反省しているのですが…)
ちなみにラグの端っこがボロボロなのは、彼らが爪とぎをするから。それも元気の証拠、と受け止めています。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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