こんばんは、ヤマネコです。
わが家での使用頻度はとても少ないのに、それでも備えてあるのが来客用アイテム。できるだけ吟味していますが、これはゼロにできないなと思っています。
ある意味では、先日の傘立てもそうでした。
家族のことだけを考えるなら傘立て自体を持たない工夫がありそうですが、来客時は難しいなと。それでも持つ以上、日常的に活用できる傘立てはありがたいほうなんです。
というのも、うちの家族は誰も使わないのに、備えているのが「靴べら」でした。
今の家で暮らし始める少し前。引越しを機に必要になりそうなものを買いそろえていた当時、靴べらの用意まではしませんでした。家族が使わず、日常的にまったく必要としていないので買う予定すらなかった。
ところが入居すぐから現在に至るまで、わが家に訪れるお客さまの半数以上が男女ともに「スーツ姿で革靴/パンプス」といったお仕事スタイル。そういういでたちの方々にとって、靴べらは必需品なのかなと思う場面を何度も目にしてきました。自然な所作で使っている方を見ると、ああこれは紳士淑女のたしなみのようなアイテムだなと感じます。
そう思いながらも結局、いまだ自分で使う習慣はついていないのですが、おもてなしの気持ちの一つとして、玄関には靴べらを常備することにしました。
そして五年ほど前、靴屋さんでのアドバイスを受けて選んだのが、アール・エフ・ヤマカワの靴べら。
先端は薄く、適度にしなやかで、倒しても割れない素材。
長さは迷ったけれど、かがまずに使えるものがよいとのことで、収納に不便のない範囲でできるだけ長いものを選びました。
実はスタンドつきで、玄関のどこにでも置くことができます。わが家のように来客頻度が少ない家なら、ふだんは別の場所に置いておいて、お客様の予定があるときだけ玄関のすみに立てておくというのも便利でした。
五年間、家族はほとんど手にすることはなかったのですが、使ってくださった方にはなかなか好評だったのがありがたかったです。掃除中などにぶつかって激しく倒したことのある私も、「壊れない」という素材と丈夫さに何度も助けられました。
ただ最近、少し変わったことがあります。
あれだけ重宝していた、購入の決め手にもなった「スタンド」を使わなくなったこと。
代わりに、こうなりました。
バリアフリーの目的で必要だった、手すりの下。
ここです。
ここに、ひっかけて収納しています。
購入当時はこういう管理方法をまったく想定していなかった(スタンドは必須だと思っていた)のですが、今になって「かぎ型の持ち手」が本領発揮。
- 来客時、収納場所からの出し入れが必要ない。必要なときにさっと手に取れる。
- 床置きでなくなるので、掃除が楽になる。倒す心配も減る。
スタンドも便利だったけれど、ひっかけ管理を始めたことですっきりしたようにも思えました。
ところで、いざ靴べらの出番となった際には、お客さまに「手渡しする」のが理想だと思っています。
ただせまい玄関で立ち位置的にそれが難しいとき、とっさに「靴べらをお使いください」と言葉で伝えてしまうことが何度かあったのですが、目線よりも低い位置にあるためか、あるいはこのデザインゆえか、これだけ堂々とひっかけてあるにもかかわらず靴べらの存在に気づいていただけないことも少なくありません。
玄関には極力ものを置かないようにと思う中、出番の少ない靴べらもしまっておきたかったのが本音でした。良くも悪くも、今の状態は自分で思うほど存在感が際立たないようで、これなら出しっぱなし管理でよかったのかなと思っています。
本日の猫。
今の体重の半分以下の頃から、「兄猫を捕獲する」という遊びを覚えた子猫。
当初はただ耐えるばかりだった兄猫も、最近は反撃してくれます。教えられたわけでもないのに手加減してくれるお兄ちゃんっぷりに感動しつつ、こうして子猫は「噛まれたら痛い」を学んでいくので、ある程度は人間が手を出さずに見守るようにしています。
それは他の猫たちもいっしょ。見守るというか、我関せず。超スルースキル。
と、油断しているとこうなるので、私はどのタイミングで仲裁に入るか、ひたすら見守る係です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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