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ワクチン接種前の、小さな失敗。

こんばんは、ヤマネコです。

秋にワクチン接種を受けた病院へ久しぶりに行ってきました。

今回は私自身が診察を受けたわけではなく、知人のつきそいで。最寄りの病院の中では様々な症状に対応していただける場所で、私の周りにもかかりつけにしている方が多いことをたびたび実感しています。そこがコロナワクチンの接種会場にもなっていたんです。

勝手を知っているぶん、身内からつきそいを求められれば不安なく出向くのが日常。今回もいつもの感覚で行ってきたのだけれど、受付を前にした瞬間、ワクチン接種当日のことを思い出しました。

私、ちょっとした失敗をしたんです。

 

今年前半から始まった、コロナウイルス対策のためのワクチン接種。なかなか予約もとれない中でようやく私の申請が通った場所は、今回も出向いた地元のクリニックでした。

他の接種会場のことは軽く見聞きした程度の情報しか知らないのだけれど、流れやルールはそう大きく変わらないのだと思います。問診票や身分証明書などを持参して、ワクチン接種を受け、会場内でしばらく様子を見たら帰宅。それを数週間おいて二度くり返す、ざっくりといえばそれだけのこと。予約さえすんでしまえば難しいことはありませんでした。

それにもかかわらず私が失敗してしまったのは接種当日のこと。

 

書類は健康状態の記入などが必要だったので当日の朝に書き入れたものの、何度も確認し万全のはず。持ち物も最低限身分証明書さえあればよし。また体温測定は受付でもお願いできるのですが、事前に検温してから口頭申請するとスムーズとのことで自宅で測ってから出かけました。

何より接種会場となるクリニックには早めの到着をし、心身ともに落ち着いて臨むための条件も達成。私なりにできる配慮はすませて行ったのですが、いざ受付けが始まったタイミングで緊張し始めてしまったんです。

そして、体温を訊かれたときに答えたのが「8度9分です」の一言。

8度9分。
38度9分。

コロナ禍においては明らかに危険、下手をすれば隔離が必要なレベルの発熱を申告してしまいました。

 

もちろん実際にはそんな高熱が出ていたわけではなく、正しくは「36度89分」。私の平熱の範囲内で、むしろちょっと低いくらいでした。

ところが今回の私が使った体温計は婦人用で、下二桁まで計測できるタイプ。緊張のあまり、その下二桁を答えてしまったのでした。

普段からあがり症なので、私には「いつもと違う環境」に向き合うときは自発的に落ち着くための努力が必須。事前の検温もその一環のつもりだったのに、まさかの大きな空回りです。

 

私が答えた瞬間、受付をしてくださっていたスタッフさんの手が止まり、書き物をしていた書類から顔を上げ、周囲の看護師さんたちからの視線も集まりました。一方の私はそのタイミングでは自分が何をしでかしたのか把握できておらず、向けられた視線に固まっていました。

それから秒遅れで自分の失敗に気づき訂正を始めたのですが、そこからはまた新たなパニックに。ようやく「36度8分」「6度8分」という答えをひねり出したものの、おそらくロスは数十秒。素直に受付で検温していただければもっと簡単だったはずなのに、かえってお手間をとらせてしまい大いに反省。それが私の、ワクチン接種前の出来事でした。

 

言い訳をさせていただくと……私が出向いた接種会場では、事前に検温をすませて来場している方も比較的多い印象でした。受付で並んでいたとき、前の人たちのやりとりを見ていて感じたことです。蛇行して並んでいたため、検温している様子もよく見えました。

その列の最中、ようやく私の前の人が受付を始めた直後「6度5分(数字は暫定)」といった声が聴こえてきました。おそらくその方も自宅検温されてきて、それを口頭申請したのだろうなと。  

もともと私は「36.89」と答えるつもりでいたけれど、「*度*分」という表現に倣ったほうがいいのかな? と、深く考えることもなく影響されて、その結果が前述のとおり「下二桁を答える」という凡ミスにつながったのだと思います。自分でも驚くほどの短絡的思考に情けないばかりでした。

この一件があった後、しばらくくり返し思い出しては鬱々悶々としていたのですが、徐々に忘れてしまいました。私には日々の小さな失敗が無数にあるので、こればかりにとらわれていられなかったんです。

ただ、同じ場所へと足を運んだ途端にフラッシュバック。おそらくスタッフの方々は私のことなんて覚えていらっしゃらないだろうけれど、私自身はなんだか恥ずかしくて居たたまれなかった。

 

そしてやはり深く考えていなかったことに思い至ったのですが、ワクチンの三度目があるとすれば、おそらく同じ会場で受けることになるのだろうなという事実。

二度目を終えて、もうしばらくこのスタッフさんたちに痴態を晒すことは免れるだろうと思っていたけれど、「ワクチン接種」という同じ状況で再会を果たす可能性を考えて、天を仰ぐしかありません。

 

婦人体温計を使っているとしても私のような失敗をする方がいらっしゃることを容易に想像はできませんが、念のため、どうぞお気をつけください。

 

本日の猫。

想定外の事態でちょっと落ちこんでしまった私とは逆に、今日も元気な弟猫。

座る気力もない私(?)のために、自力で立ってなでられに来てくれます。

私も三回目の接種までに立ち直っておこうと思います。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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