こんばんは、ヤマネコです。
本日8月8日は、世界猫の日。
動物愛護団体「国際動物福祉基金」が、2002年に制定したのだそう。今日はわが家の猫の、というより動物病院について書かせてください。
だいぶ前のことなのですが、猫の診察券が突然増え始めました。とはいえ、通っている病院は一ヶ所のみです。
これまでお世話になってきたほぼすべての動物病院で、人間の病院と同じような診察券の発行がありました。緊急性の高い場面など、一回限りの診察が前提だったときを除けば「次回から持参してください」とカードのようなものが発行されていたと思います。ただその仕様は人間の病院とは異なることも多々ありました。
そのちょっと違う仕様の一つが、「診察券は一家に一枚」というルールがめずらしくないこと。人間なら夫婦であっても兄弟であっても、一人一枚発行されるだろう診察券が、猫たちの場合は一家に一枚にまとめられることがあったんです。
これはわが家の猫が多いことや、時々新入りが加わることなども理由なのかもしれません。また病院によってもそのルールは様々でした。
- 診察券は一家に一枚の発行。家主の名前が明記されている。患者(猫)名の有無は不確定。
- 男女別、種類別(犬と猫など)といった、特定のカテゴリーで発行枚数が変わる。記名ルールは様々。
- 診察券は患者一名につき一枚の発行。個別の記名ありで、それぞれの子に一枚ずつ(わが家の場合は診察を受けた猫の数だけ)発行される。
これらは私の個人的な経験からざっくりと分けた分類です。更に細々としたルールを加えると、お世話になったすべての病院で違うところがありました。
そういった診察券の発行ルールは、基本的に病院の方針で決まるものだと思っています。初診時に説明があり、とくに希望を伝えることも問われることもなく、そのまま受け入れてきました。
現在お世話になっている動物病院に初めてお邪魔した際、診察券は一家に一枚の発行でした。
私は初めて診ていただく先生には、他にも同居猫がいることを最初に伝えるようにしています。不調の原因に感染症や猫同士のケンカなどの関連性も想像できるため。だからこのときもそれを忘れてはいなかったと思うのです。
とはいえ初診の段階で診ていただいたのは一猫だけ。どんなルールの病院だったとしても診察券が一枚だけ発行されるのは必然的でした。
ただその後、二猫、三猫と次いでお世話になったときにも診察券の枚数が追加されることはありませんでした。患者の記名欄のある診察券だったので猫たちの名前がどんどん追加されていき、後半はかなりぎゅうぎゅうに。それでも診察券は、一家に一枚。この病院はそういうルールなのだろうなと。それについてもいつからか予想はしていたので、とくに疑問を持つこともなかったんです。
ところがあるときからその方針が変わったようで、猫の記名入り診察券が、それぞれの猫ごとに発行されるようになりました。
もちろん一気にまとめて渡されたのではなく、その都度。診てもらった子の名前が入った診察券を会計時に渡され、ちょっとずつ増え始めたんです。
診察券には通し番号のような英数字が振られていて、それでカルテなどを管理されているのだと推測しています。だから一猫に一枚の診察券(番号)があるほうが誤診などを防ぎ、管理しやすいのかもしれません。
またこの変更があったのはコロナ禍でのことだったと記憶しています。患者名の書かれていない診察券だと口頭で猫の名前を伝える必要があったため、その工程を減らす工夫だったのかもしれないなと。もちろん病状などを伝える必要はあるので会話を一切せずに受付けを終えるのは難しいのだけれど、手段の一つとして取り入れられた可能性も今なら想像できます。
実際にはとくに説明はなく「新しく発行しました」と言われただけだったのでちょっと驚いたけれど、変化したことへの不満はまったくありません。後々枚数が増え始めたことに対しては、収納方法の見直しが必要だなと思いました。
十猫いれば、十枚の診察券。
枚数が少ないうちは重ねておき、都度その中から必要な診察券を選んでいたけれど、数が増すごとに一覧で見られるようなカードファイルなどを検討するようになりました。
最近ふと考えたのは、もしも私が一人と一猫で暮らしていたら、という妄想。その条件だったら動物病院の診察券には猫の名前を書く欄があってほしいような気がしました。これといった理由のない、ふわりとした希望です。
ただ現実的にわが家のように猫の大家族だと、全員分の記名をするのはとても大変。一般的な診察券には十猫分の名前を書くスペースはありません。また連名で発行された診察券を持っている場合、死別などで旅立った子の名前をどうするか? という病院だからこその問題にもいつかは直面します。
(これまでは除名の際に新規発行していただく形が慣例だったと思います)
- 一家に一枚発行。記名は家主の名前だけで、猫たち全員で共用する診察券。
- 患者(猫)ごとに記名の診察券を発行。
そんなとき、この二種類の方法だと心の負担は減らせるのかも。遺族の心情的にも、病院の事務的な手間としても、理想的な形となるのかもしれないなと。
ルールは病院が決めることで、そこに特別な反感などはありません。診察内容の変化ならともかく、診察券などの事務的な部分に関しての強いこだわりはないので、これからもちょっとした変化に不満を持つことはないと思う。
そう思いながら、ついつい色んなことに思いをめぐらせてしまいました。
連日、猫の病院の話や闘病の話で頭の中がぐるぐるしてしまうのは、おそらくお盆が近いから。
さほど信心深いわけでもないのに、この時期になると彼岸に渡った猫たちの帰りをついつい待ってしまいます。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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