こんばんは、ヤマネコです。
本当なら今日は東京オリンピックの開会式でした。
感染症の影響で延期されたことを、多くの方が様々な想いで受け止めていらっしゃると思います。
私はといえば、ふだんあまりテレビを観ません。でもスポーツ観戦は好きでオリンピックも楽しみでした。でもこういう状況下なので、延期(仮に中止)となっても仕方がないなとも思っています。
ただこの日のために練習を重ねてきただろう選手や関係者の方々、オリンピックによって経済が回ることを期待されていた各企業には、本当に気の毒な想いです。観て楽しむだけの私とは比べ物にならないくらい悔しい想いをされているだろうと想像すると、中止以外の道があればいいのにと願わずにいられません。
来年、2021年7月23日に延期された東京オリンピック、その開会式。素人目には難しいかもとも思ってしまうのですが……最後まで希望は持って、まずは感染症終息を一番に祈っています。
そんな私の「観戦」以外の楽しみ方として、実は今年の頭(2月頃?)にオリンピックの記念硬貨を買っていました。
買う、というより交換。いつもの百円硬貨と、記念の百円硬貨を銀行で交換してもらったんです。
他にもいくつか発売日(?)の異なる記念硬貨が出ていたようなのですが、私がお願いしたのは百円玉だけ。それだけでも、五種類。通常どおり買い物にも使えるお金なので(見慣れない硬貨に店員さんを戸惑わせてしまう心配はありますが)、せっかくだからと全種類との交換をお願いしました。
私はこういうコレクションはするつもりがなかったのですが、今回は諸事情あって手に入れました。きっかけは、その少し前に祖父との思い出の品を見つけたこと。
ちょっと古いもので、きれいな状態とはいいがたいのですが……
これは私が小学生のとき、祖父が与えてくれた古銭です。
そしてこの中に、昭和39年(1964年)のオリンピック硬貨が含まれていたんです。
この年の10月10日から第18回夏季オリンピックである「東京オリンピック大会」が開催。そしてこの年に発売された記念硬貨は、日本初の記念貨幣だったそうです。
奇しくも再び手にしたこの古銭と、新しい記念硬貨を並べたいなと思いました。
額縁の中身は、他の硬貨も大半が私の生まれる前のもの。中には祖父ですら生まれていなかっただろう年の古銭までありました(たぶん祖父も、親や祖父母から譲り受けたのではないかと)。
そんな物持ちのよかった祖父といっしょに一枚ずつ並べ、わざわざ額に入れてもらった、私にとっては思い出の品。親戚宅の納戸にしまいこまれていたもので存在すら忘れていたけれど、見せてもらったとたんになつかしさで胸がいっぱいになりました。
中身がお金なのでどうしようかと思いましたが、幸い私の手にゆだねてもらえることに。でもこの状態のままというのも気になるし、具体的にどうするかはしばらく悩んでいたんです。
そしてやっぱり、もう一度きれいに並べ直すことに。額縁も古いプラスチックなのできしみがあったため、全体的に新しくしたいなと。状態的にボードに書かれた祖父の文字を遺せなくなることが心残りだったものの、当時使ったセロハンテープが完全に劣化していたので、そこだけは、おじいちゃんごめんなさい、と念じながら作業を始めました。
額から出して、べたべただったりからからだったりするセロハンテープを丁寧にはがし、ひとまずは水洗い。
その後、素材にあわせて重曹やクエン酸を使って一枚ずつ手を入れてみたのですが、ここまで古いとそう簡単にはきれいになってくれません。くり返しインターネットや書籍で調べたり、自分でも思いついたりした方法であれやこれやと試すこと半年。
実はこの作業、今もまだ終わっていません。
よく考えたら今年「令和2年」は、数えると「昭和95年」にあたります。手元の硬貨のいくつかは大正以前の文字も見られ、中には軽く一世紀を超えているようなものもあるということ。そういったものの黒ずみが簡単に落とせるわけもありませんでした。
腐食する金属を使っていた時期もあるようで、汚れを落としているつもりがサビを削ってしまったのか、素材が欠けているのに気づいて慌てることも。慎重に、丁寧に、と思いながら、みがき作業を続けています。その作業も毎日というわけではなく、一段落させたらしばらく保管しておいて、何か良い案を思いついたときに再び出して試してみる、そのくり返し。
こちらの五円玉は穴なしの旧デザイン。アクセサリー用の貴金属みがきクロスでこすったら、少しかがやきを取り戻しました(右半分がビフォー・左半分がアフター)。ただクロスだと凹凸に入りこんだ黒ずみにはなかなか届かず、もう少しなんとかできるといいな、と再度保管中です。
古銭はその道のコレクターの方々にとっては価値が高いものもあるそう。そうはいっても手元にあるものは状態がよくないし、今回は売ること(価値を上げること)が目的ではないので、とくにプロの手を借りることなく素人作業です。
それゆえ時間もかかっているし、実は意外と疲れる。ただこんな形で、こんなに長くお金と向き合う時間はこれまであまりなかったなと。そして、やさしかった祖父のことを思い出しながら硬貨をみがく作業中は、私にとって心が落ち着く時間でもありました。
完全にぴかぴかにするのは無理でも、ある程度、自分が納得できるところまでは、と思うのです。
それはもしかしたら数年がかり。下手をすれば一生をかけた(?)大仕事になるかもしれないけれど、趣味と同じ感覚で地道にちょこちょこみがきつつ、いつか祖父がしてくれたように、新たな額縁に、日本では三度目となる「東京オリンピック硬貨」も加えてかざれたらいいなと思っています。
(ただ、もしかして来年も記念硬貨が発売されるのかな? と思うと悩むところです)
本日の猫。
倒れているように見えますが、元気です。
今日も開けてはいけないドアを開けたり、かんではいけないタオルをかんだりしていました。
元気です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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