こんばんは、ヤマネコです。
毎年秋に、自発的な健康診断に行っています。
私自身は自営業なので、こういった検診は自分で手配したり、地域のサポートを受けたりと、年によって方法は様々。内容に応じて場所なども多少変わるのですが、扶養家族(猫)もいることだし、自分の健康管理も可能な範囲でやっておこうかなと。
そして今年も、少し前に行ってきました。
実はその病院ですごす間、ことあるごとに「お客さま」と呼ばれました。
おそらくこれまでは違ったはず。全然、まったくもって不快ではなかったけれど、そう呼びかけられるたびに違和感ばかりが積もりました。
考えてみれば、健康診断で訪れた私はケガや病気というわけではないし、正しい日本語として「患者」ではないのかもしれません。ただ病院で、お医者さんからも、看護師さんからも、事務員さん(?)からも、何かと「お客さま」と呼ばれ続けて、ちょっとだけ落ち着かない気持ちのまま半日をすごしました。
昨年以前がどうだったか? はっきりとは思い出せないのですが、気に留まらなかったということは「お客さま」という呼び方ではなかったように思います。たぶん苗字で「**さん」呼びだったんじゃないかと。
先にも書きましたが、お客さまと呼ばれて不快感なんてありません。慣れないぶんムズムズはしてしまったけれど。病院の方針が変わったのかもしれないし、いずれは自然なことになるのかなって。
ただこの先すべての受診者に対しこれが続くと、変な上下関係が生まれないかなと老婆心が働きました。
量販店や飲食店など、とくに「お店」で見かけることの多い、高圧的な人が苦手です。店員さんも、お客さんも、どちらの立場であっても同じこと。多くの場合、店を選んだりお金を払ったりする以上はお客さんのほうが立場は上のように扱われるのかもしれないけれど、あからさまに発言や態度に出してしまう人を許容できるほどのうつわが私にはありません。相手に対し最低限の敬意を払えない人を、私も敬うことができないんです。
相手が同行者なら、一言だけでも私の想いは伝えます。
でも赤の他人なら「嫌だな」と内心思うだけ。そういう自分にもなんだかモヤモヤするのですが。
ただ、お客さま、お客さま、と呼ばれ続けたことで、なんだか身分が上がったような気になってしまう心理もわからなくはなかったりする。そんなことまでお店の責任にはできませんが、かん違いしてしまう人はいるのかなと。
そんな変化が、この先、病院でも起こるかもしれない。
もとより横柄な患者さんはいるかもしれません。逆にお医者さんが高圧的な物言いをする場合もあると思う。それは「人による」としかいえないけれど、「さま」呼びを取り入れることで助長されるんじゃないだろうか。
そもそも私は、もしかしたら「さま」よりも「お客」として扱われたことに違和感があったのかもしれません。意味(訪問する人)としては正しいはずだけれど、場所が病院となると経験したことがなかったから。それならそれで名前呼び(**さん)でもよかったと思うし、正確性を欠いても病院なら「患者さん」でもいいような気が。
そんな余計なことを帰路でずっと考えてしまいました。
どんな場面でも、どんな相手にでも、最低限の敬意は払いたいし、少しでも返してもらえたらうれしい。
でもそれは人を馬鹿にしないとか、無視をしないとか、もう本当に基本的なことに、ほんの少しだけ思いやりを足すくらいでも十分なんじゃないかと思うレベル。もちろん敬意の表し方は自由だし最大限に発揮しても構わないとは思うけれど、理由もなくあからさまな持ち上げ方をされると私は落ち着かなくなってしまう。そんなことを今回の病院で改めて体感してきました。
クレームを入れるような問題ではないのだけれど、できれば以前の対応に戻ってほしいな、とひそかに願ってしまいます。
健康診断の日の、猫とおやつ。
当日、帰宅してから猫といっしょに梨を堪能しました。
彼は梨がこのくらい好き。私だって好きだ。
ほとんどの子がまったく興味を示さないのに、猫の味覚も千差万別だなと思います。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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