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2022年の送り火と、悩んでいたこと。

こんばんは、ヤマネコです。

2022年のお盆も終盤。先ほど送り火を焚きました。

わが家で迎えるのは猫たちなので、迎え火と送り火も一般的なおがらは使わず、茶香炉の上でまたたびの葉をいぶすような形で代用しています。

猫たちが大好きなまたたび。とはいえ迎え火ならともかく、送り火もこれでいいのだろうか? 毎年同じことを悩みつつ、今年も大きく変えずに終えました。

 

それとは別に、今年はちょっと悩んでいたことがありました。お盆に用意するきゅうりとなすのお飾りである、精霊馬のことです。

今年は暑さの関係もあって、初日はお迎えに必要なきゅうりの馬だけをつくりました。なすの牛は最終日かその前日に用意すればいいかなと。流れとしては予定どおりに進められそうだったのですが、私が悩んでいたのはそのへたの向きについて。

私の家や身内の間では、なんの迷いもなく上向きの牛をつくっていました。でも検索で目にするなすの牛は、頭が下向きだったり上向きだったりするのです。

歩いている牛の姿勢について考えてみれば、たしかに下向きのほうが牛らしいような。きゅうりの馬との差別化といえば大げさだけれど、違う雰囲気でつくるのも悪くないなと。

調べる限り、その向きについては厳格なルールがあるわけでもなさそうだったので、今年は下向きで試してみることに。

時々親戚宅のお盆のしつらえなどをお手伝いすることがあるので、この機に安定感なども確認したかったのだけれど、なんの問題もなさそう。むしろ重力に逆らわないような姿勢のおかげで、ちょっとバランスが良くなるようにも思えました。

 

あとはわが家の場合だと送るのが猫たちなので、牛が足元を気にしてくれる様子を思い浮かべています。そう考えれば尚更、この向きの精霊牛も悪くはなさそうだなと。

とはいえ身近なところで見る精霊牛は上向きのものがほとんど。わが家でも来年どうするかはわかりません。でもちょっと気になっていたことを試させてもらうお盆でした。

 

そんなわけで、初日に用意したきゅうりの馬と、なすの牛はバトンタッチ。

きゅうりは心配していたほど傷まなかったようですが、やはり脚(竹ひご)を抜いた部分がかびっぽくなっていたので、タイミングをずらしてよかったように思います。

 

今年のお盆ものんびりすごすばかりで特別なことは何もしてあげられませんでした。でも戻っていたかもしれない猫たちが、少しでも自宅の空気を楽しんで、その気持ちを彼岸へと持ち帰ってくれたら嬉しいなと願っています。

 

本日の猫。

お盆とはいえ、こちらの猫たちには関係ないような空気でひたすら遊びまわっていました。

ちょっと疲れて一休み。左の子は布一枚で仕切られた個室にこもっている気分かもしれません。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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