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猫と静電気、その応急処置。

こんばんは、ヤマネコです。

春になってもまだ静電気に悩まされています。

むしろ石油ストーブを使うことで加湿されていた冬の間のほうが、今よりマシだったかもしれません。最近は日中に窓を開けている日も多く、その影響もあって乾燥でバチバチ、それに怯えてそわそわ、ついでに猫の毛がぺたぺた、と二重苦にも三重苦にも悩まされる季節となっています。

 

移り変わる四季とともに猫たちとの暮らしにも少しの変化があります。

冬はくっついてくるのに夏は距離を保とうとするとか、冬は潜りこんでしまって姿が見えないのに夏は至る場所で大の字に寝そべり涼をとっているとか。彼らの感覚的なもの以外にも、春と秋には欠かさず換毛期が訪れて脱皮するかのような勢いで見た目にも変化が起こるとか。

家の中でも季節を感じる要素は色々とあるのですが、その一つが静電気だなと思うのでした。

そのための対策には長年試行錯誤しています。ずっと昔に静電気防止ブレスレットなどを試したこともありましたが、専用アイテムにしては効果が完ぺきとは言い難く、当時は手首に何かをつけっぱなしにするという状態に慣れることもできず、そのうち使わなくなってしまいました。

手だけであればハンドクリームなどを使えばいいものの、その後すぐに猫を撫でる可能性が高い場合は取り入れることに抵抗があります。そして「その後すぐに」の可能性は私の暮らしでは一日中続くことなので、結局のところハンドクリームも使わなくなってしまいました。

今も愛用しているアルガンオイル(ワセリン、シアバター他)の場合でも、できるだけ猫の口に入らないようにという意識は変わりません。

 

そんな私でも取り入れやすかった静電気防止方法が二つあります。

一つは、ドアを開ける(ノブにふれる)前に手のひら全面で壁や木製品などさわり、自分の中にたまっている静電気を逃がすという方法。これを猫にふれる前にも取り入れています。たまに失敗してしまうことはあるのですが、何か専用グッズを用意するより手軽なのに効果を感じられました。

もう一つは、自分の両手で口を覆い、はあっと吐いた呼気で手指をあたためる方法。あったかくすることが目的というよりは、息で指先を保湿する感覚に近いです。

これは勝手に足の上にのってきた猫を撫でる前に取り入れています。立ち上がって他の対策をとろうとすると猫がどこかに行ってしまうし、一歩も動かず抱いたままの状態でなんとかできないか? と悩んだ末、身一つでできる応急処置として始めました。

これも万全ではないけれど、何もせずに猫にふれたときよりは、バチッといったり指先に猫の毛がまとわりついたりということが少ないように思います。一応の対策にはなっているかなと。

あとはいつもの服に静電気が発生しにくいものを選んでおくこと。私がしょっちゅう綿素材などにこだわっているのはそれが理由でした。

 

突然の静電気は嫌なものだけれど、猫と接する機会がなければ私はそこまで気にしなかったかもしれません。やだなと思いつつも無頓着にすごしていただろう、もともと横着者なのです。

でも猫に嫌われてしまうかもしれない、抱っこさせてもらえないかもしれない、というのは私にとっての死活問題。そのための解決方法については必死で考えるようになりました。

また何か画期的なアイテムを見つけたときはお世話になることがあるかもしれないけれど、ひとまず道具がなくてもできる方法を取り入れながら、猫たちとの快適な暮らしを続けていきたいと思っています。

 

本日の猫。

本文中の写真も含めてですが、現在わが家のガキ大将的な存在である弟猫は、お兄ちゃんたちにかいがいしくグルーミングをしてくれます。

仲が悪いわけではないものの、いつも顔をあわせれば追いかけっこをするような関係なのに、弟猫からのグルーミングタイムだけはとても穏やかな光景です。

そして左の彼は、弟猫からのグルーミングを待つ列に並んでいる別のお兄ちゃん。とても人気のサービス(?)です。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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