無印良品のボトルと、8年ぶりの水ピカ。

こんばんは、ヤマネコです。

久しぶりに「水ピカ」を買いました。

水ピカというのは商品名で、その中身は「アルカリ電解水」。簡単にいえば強アルカリ性の洗剤で、使用後に水でじゃぶじゃぶと洗い流す必要がないため家のあちこちの拭き取りやつけ置きに使えるものです。とくに油汚れを落とす効果は強力。

ただ強いアルカリ性なので、塗装や建材を傷めるなど相性が悪いものも家の中には多数存在しました。私はちょっとした床（フローリング）掃除などにも使うこともありますが、一般的な床用ワックスは傷めてしまうために量や頻度には注意しつつ自己責任で行っています。

そんな水ピカを買うのは、およそ八年ぶりのこと。とはいえその間にも他社製品を手に取ることはあり、昨年には無印良品のアルカリ電解水クリーナーを買っていました。

とても使いやすい、スプレーボトルタイプ。

無印良品のアルカリ電解水は何年も前から販売が続いていたと記憶していますが、およそ2年前（？）に「逆さ噴射可能トリガー」の新商品が出たので、このときはそれを購入しました。

スプレーボトルといえば少し傾けただけで噴霧できなくなるものも多いのですが、これは逆さにしても使えるタイプ。実際には逆さにする機会はあまりなかったものの、詰まりにくさや使いやすさについても満足しています。

アルカリ性の洗剤といえば、キッチンの油汚れや洗濯時の皮脂汚れの対応に重宝するもの。私も以前はそのつもりで購入していました。

ただこの十年間で様々な模索を続けた結果、今の私がアルカリ電解水を常備する最大の理由は、猫のトイレ掃除のためです。

※ここから少し踏み入った猫用トイレの話（排泄物などの話題を含む）になります。

トイレ掃除にも、それが人用でも猫用でも、いくつかのセオリーがあります。トイレ掃除で重視される尿石落としやアンモニア臭の緩和には酸性の洗剤がよい、というのもその一つ。そしてその用途ではアルカリ電解水（アルカリ性）の出番はありません。

ただ猫のトイレの場合、こまめに掃除していれば尿石がつくことはほとんどないし、砂やトイレ本体の性能のおかげもあって、わが家ではにおいに悩むこともめったにない。使用直後の場合は気になることもあるけれど、それ（排泄物に砂がうまくかかっていないときなど）は当たり前のことなので、ささっと掃除してしまえば大抵すぐに解決します。

それなのに私がアルカリ電解水を猫用トイレの掃除に使うのは、トイレ本体の内側についてしまった便などを処置するため。定期的に本体を丸ごと洗ってはいますが、ちょっとした汚れならトイレットペーパーで拭き取って終わりにすることがほとんど。そのときに使う洗剤として、たんぱく質（酸性）の汚れに強いアルカリ電解水が便利だったんです。

（一般的に、尿には酸性の洗剤、便にはアルカリ性の洗剤がよいとされています）

これまでアルカリ性の液体洗剤が必要なときは、セスキ炭酸ソーダや重曹の粉末を水に溶かして使っていました。ただ濃度や季節（気温）によっては結晶化、更にはスプレーボトルだと詰まってしまうことも多く、容器自体を何度かダメにしていました。そういう機会に買い替えることで衛生的にもいいかなと割り切るようになっていたのですが、もともと液体であるアルカリ電解水ならその悩みが大きく軽減するのもたしか。

数年がかりで色々試した結果、昨年末に水ピカを再採用することにしたんです。

同ブランドのスプレーボトルも販売されていますが、今は無印良品のアルカリ電解水クリーナーを使い切った後の空ボトルに詰め替えて活用中。

水ピカ自体は、2Lで1,600円ほど（期間限定価格ですが高頻度でセールが行われています）。八年前より安くなっていたので品質などの変化を心配していたのだけれど、今のところ以前と変わりないのかなという印象。アルカリ電解水の効果への実感はもちろんのこと、冬の間もボトルの詰まりに悩むこともなくお世話になっていました。

そして水ピカは原液でも使えるものですが、水道水で希釈することも可能。濃度を抑えてもよい用途であれば、かさ増しができる感覚になるのでお得感も増します。