こんばんは、ヤマネコです。
2016年の入梅前に、庭のメインスペースに芝生を植えました。
(猫写真も含め、画像は30枚ほどです)
※経過の「写真」を中心にご覧になりたい場合は、目次から「キリシマターフの一年間」或いは「その後の経過」をクリックしてください。
緑の庭にあこがれて
かつて私が育った家は一戸建てでしたが、庭と呼べる部分がほとんどありませんでした。敷地面積一杯に建った家の周りは細い通路という感覚で、そこでは走り回るようなことができなかったからです。
だから自分で家を持つなら、家屋は小さくても庭のある家がいい。そして地面にはグリーン(グランドカバー)を、という憧れが子どもの頃からありました。
(子ども時代は、そこで大型犬とたわむれたいと思っていました)
わが家の条件・スペック
- 関東の辺境(極暑・極寒地ではない)
- 庭仕事は素人レベル
個人的にグランドカバーに求めること
- 直射日光に強いこと(日向に使いたい)
- 多少の積雪に強いこと(翌年復活してくれればOK)
- 上を行き来する程度の耐踏性
- 猫と歩きたい=薬剤などは最低限にしたい
「省管理」で「簡単に枯れないこと」が理想でした。
候補にあがった「グランドカバー」
改めてグランドカバー(芝生など一面を覆う感覚の植物)を考えたとき、候補は複数上がりました。ダイカンドラ、クラピア、ヒメイワダレソウなどがその一部。最終的には耐踏性などの理由から芝生を採用することにしました。
候補にあがった「芝生」
- 高麗芝
- 姫高麗芝
- TM9
- キリシマターフ
上二つはホームセンターでも手に入りやすい一般的なもの。
下二つはネット情報でよさそうだと感じたものの、TM9はショールームで小さなサンプル品を見かけた程度、キリシマターフは目にすることもできませんでした。
選んだのはキリシマターフ
ネット検索しつつ地元のホームセンターを何軒もめぐり、選んだのは鹿児島県から取り寄せる必要のあった「キリシマターフ」という種類でした。結局見たこともないものを選んでしまいましたが、ショップの説明どおりであればこれ以上のものは見つからないと思ったためです。
一般的な芝生との違い(ショップの説明から)
- 緑が濃い
- 密度が高い
- 芝刈りの回数が少なく済む
色や密度の濃さに関しては好みによると思いますが、私は写真などを見る限り理想的だと思いました。でも一番惹かれたのは「芝刈りの回数」についての説明。
最大の期待「お手入れが楽」
芝の成長が著しいのは夏。いくら面積が狭いとしても、月に何度も芝刈りの必要があるのは辛いと思いました。狭いからこそ大がかりな道具は持ちたくないし、収納場所も限られています。手入れが楽であるのに越したことはありません。
初期費用+維持費用=?
キリシマターフはTM9とともに高価な品種でしたが、その後の「人件費(自分が動くとしても)」を考えると、あとが楽になることに大きなメリットがあると判断しました。
お手入れが大変、誰が対処する? という家庭内問題、かかるストレス、熱射病などの不安、道具や薬剤のコスト……こういったものも加味した上で、初期費用を捻出したつもりです。
キリシマターフの一年間(2016-2017)
そんなキリシマターフを庭に植えて、一年と少し経ちました。
キリシマターフの施行
わが家の庭はほぼ家族がお手入れしてくれていますが、芝生に関してだけは色々な事情から私が担当しました。
昨年のゴールデンウィーク明け、これらの芝生はクール便で到着。午前中に届けてもらえるよう指定して、その日のうちに施行することに。この到着日も「晴れの日(施行しやすい日)」になるよう前日に確認しました。
届いたダンボールを置くスペースも屋外に用意。家族が仕事の日に私が一人で作業することにしたため、空いている駐車場にダンボールを並べてもらえる場所ができました。
開梱すると、中には直接芝生の束が。
一束一平米分で、一箱に二平米分(二束)入っています。
芝生の植え方にはいくつか方法があるとネット情報で事前に確認し、平米数などは自分で計測・計算しての注文でした。
隙間なく敷き詰められるAの「ベタ張り」が一番理想的ですが、その分購入数(芝生の購入費用)が増えるため、気長に庭づくりをしようという覚悟のあったわが家では「目地張り」と呼ばれるBを選択。少しずつ隙間を開けながら交互に並べることで、少しだけ節約できると説明があったからです。
(後述しますが、この選択がわが家にとって正解だったのか? には疑問を持っています)
尚、Cのような「十文字張り」と呼ばれる並べ方は(Aのように隙間なく敷き詰める場合も)推奨されないようです。
これがわが家の目地張り。目地は「トの字」になるよう意識して、可能な限り「十文字」を避けました。
そしてホームセンターで購入した芝生の目土をかけました。重たいのでネットで買おうかと思ったのですが、こればかりはホームセンターのほうが圧倒的に安かったので、家族にお願いして運搬してもらうことに。
尚、この目土は何種類か使ってみたのですが、「雑草の種未混入」といった表示があるもののほうがよいようです。一袋だけそういう表示のないもの(安価)を選んだら、あとから見知らぬ草がちらほら。
肥料入りか(あとから別途肥料を使うか)どうかは、お好みでよいと思いますが、雑草の種混入なしのものをオススメします。
そんなわけで、芝生の上から目土を撒きました。
用意しておいた分では足りず、あとから追加することに。
最後にしっかり散水すれば、作業はひとまず完了です。
目地張りは正解だったのか?
写真からお気づきいただけるかもしれませんが、目地張りをすると「目地を埋めるだけの目土」が必要になります。目土の使用量(購入費用)が増えるということ。
よほど広い場所なら目地張りをすることでのコスト削減効果も大きくなるような気がしますが、目土を買い出しに行く労力を考えると、先にこのことに気づいていたらわが家(狭い庭)ではベタ張りを選択していたかもしれません。
買い足しやすかった送料計算
本体が少し割高なのに加え、高かったのは送料。まとめ買いしても無料にならない設定にはとても悩みました。
唯一よかったのは、送料が一箱単位で計上されること。
簡単に書くと「最初の注文で二平米分、あとから二平米分の、計四平米分を分割して」買うのと「一度に四平米分まとめて」注文するのと、かかる送料が同じだったんです。
最初から必要な量がはっきりわかっていれば一度にまとめて注文してもよいと思いますが、「変形した庭」や「平米数がはっきりしていない庭」に使いたい場合、最初は若干少なめに注文して試行してみて、足りなければ買い足すという方法が気軽にできました。
出荷時期がわずかでも変わると状態の違う芝生が並ぶ可能性があります(ありました)が、一年経った今、わが家では差を感じられなくなっています。
その後の経過
そんな芝生の一年間を、写真で振り返ります。
初日(2016年5月半ば※前出の写真です)。
数日後に雨が降りました。
目土が少し剥げてしまったような? それとも葉が伸びてきた? そんなにすぐには伸びないかな? そもそもちゃんと成長するのかな? と、この時点ではまだ不安が大きかったです。
そして少し間が開きますが、2016年8月。
この頃には「一体何が不安だったんだっけ?」という状態に。少しあとに初めての芝刈りをして、2016年9月。
再び、もっさり。月に一度くらいは芝刈りが必要そうです。植えてから四ヶ月、この時点で目地が消えつつあると感じました。
そしてまた少し間が開き、2016年11月。
関東に雪が降りました。
そして年末年始(2016年12月-2017年1月)。
芝生は冬枯れしました。
枯れることを知ってはいたのですが、この様子を目の当たりにすると、本当に復活するのだろうかとちょっと不安になりました。このまま完全に枯れてしまうんじゃないかと。
ハラハラしつつ、再びの積雪の2017年2月。
そして春の兆しを感じ始めた、2017年3月。
枯れた芝を刈りました。
昨年はほうきで代用して済ませていましたが、正直使いにくかったため、半年目にして熊手は必要だと感じて購入。
この年明けの芝刈り。本当は秋の終わりに済ませておくべきだったと思います。ごめんなさい、どうか無事に復活してください、と願いながら。
2017年4月。
ちらほらとグリーンが、再び。
風に乗ってきたのか、桜の落し物が。
徐々に青さが増していき、2017年5月。
この辺りで、やっと順調に復活していることを感じられました。
まだ目地が判別できますが、期待どおり横にも成長してくれていることに一安心。
庭の一角の一平米ほど、まったく植えていない場所があったのですが(あまり人目につかない場所で節約)、そこにもランナーが伸びてくれていました。
そして入梅。
雨の少ない関東の梅雨にちょっとヤキモキしていましたが、現在、2017年7月。
満足しています。
キリシマターフ二年目の感想
最初に開けた目地がわかる場所が、まだ複数あります。それでも一年と二ヶ月ほどの成長具合としては十分満足、今後キレイに埋まるだろうことも期待できると思えました。
成長の穏やかさ(お手入れの楽さ)に、納得。
ランナーの伸び(目地の埋まり具合)も、満足。
実はこの一年間、植え付けのとき以外は肥料を与えていませんでした。今後は月一回、多くて二回程度の芝刈りをしながら適度に必要なメンテナンスを見直していこうと思っていますが、手を掛けなくてもこの成長ぶり。
十年、二十年の先のことを考えても、とても満足です。
本日の猫。
毎日、唐突に始まる猫じゃらしタイム。
じゃれているように見せかけて……
ニオイを嗅ぐだけだったり。
一応反応はしてくれますが、飽きられつつあるのかも。
太刀筋は見切っている、と言わんばかりの面々です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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