こんばんは、ヤマネコです。
昨日のひなまつりは、甘酒の代わりにくず湯をつくりました。
当初は前夜に麹甘酒を仕込む予定だったのですが、ひなあられの工程を思い出してそれを取りやめ。代わりに、ひなあられの飴がけに使った鍋を洗わず、くず湯に活用することにしました。
- ひなあられにまぶす蜜は、いつも小鍋でつくる。余った蜜は結晶化してしまうので、小鍋を洗うのはやや大変だし砂糖がもったいない。
- その蜜は砂糖と水(と食紅)なので、くず湯の材料としてもそのまま使える。
- そうすることで鍋を洗うのが簡単になる。
そして、くず湯づくり自体も簡単でおいしい。
こんな理由です。
昨日のブログで「いつもと違う砂糖」と書いていたのですが、実際に使ったのはザラメ糖でした。
焼き菓子などをつくるときにはてんさい糖、とくにてんさいグラニュー糖を使うことが多いのですが、いずれもさとうきび原料のものより結晶化しにくいそう。まったくできないことはないのだけれど、やや難易度が上がる印象でした。
そんな理由からザラメ糖を購入したのは、昨秋、マロングラッセをつくるため。そこで一袋を使い切ることはなく、余ったものは一年後の栗しごとで使うつもりで保管していたのだけれど、思い立って今年のひなあられでもお世話になることにしたのでした。
そんなわけで今回も鍋底に残る砂糖の結晶をくず湯へと流用することに。
くず湯は、もうずっと無双本葛。粉末タイプのものもあるのですが、塊がごろごろ入っているタイプ(おそらくこちらが標準)を選んでいます。
てんぷら粉などに活用したい場合は粉末が良いようです。私はほとんどくず湯にしか使わず、その用途で二種類試してみたところ、塊タイプのほうがダマになりにくい気がしたのでこちらを選ぶようになりました。
どちらにしても一番注意すべきなのは、葛は必ず水で溶かす、というところ。熱湯に入れると即座にどろどろに固まり、ダマだらけになってしまうからです。
- 必要な分量の葛を、コップ一杯ほどの水(常温以下)でしっかり練るように溶かす。
- 弱火~中火で温めつつ、砂糖を加えて溶かす。
- よくかき混ぜながら、とろみと透明感が出てきたら完成。
普段は電子レンジでつくってしまうことも多いけれど、今回は鍋でつくることが大前提。そして砂糖はもともと鍋の底にこびりついているので、葛を溶かした水で砂糖をこそげつつ、更に砂糖を溶かしつつ、見た目ともったり感が変わってきたら完成です。
本来は白濁しているだけなのですが、今回はひなあられ用の着色料も入っているので黄みのようなグリーンに色づきました。
葛は葛根湯の原料の一つ。それ一つで薬同様の働きを果たすわけではないものの、消化に良く、体も温めてくれるくず湯の出番が、わが家では年々増えています。
粉末やかけらを熱湯に入れるとひどくダマになってしまうのですが、それが冷めるとまた緩くなります。うっかり熱湯に投入してしまったときは、一度冷まし、そこからつくり直すのがいいかもしれません。
(ただ、その場合も完全にダマを消すのは難しいかもしれません)
またそんな特性もあるため、くず湯づくりの後の小鍋を洗うのはそこまで難しくないんです。油分もないし、流水できれいになります。少なくとも、ひなあられ完成直後の砂糖がこびりついた鍋を洗うよりは断然楽。
似たようなことはたびたび取り入れていて、とくに多いのがポップコーンにまぶすキャラメルをつくった後。やはりこびりついたキャラメル(砂糖・バター・ミルク)を洗うのは大変なので、その小鍋でロイヤルミルクティーやココアを淹れる。バターと聞くと違和感がありそうですが、この程度の量ならあまり気にならず、むしろ濃厚さが増しておいしいと感じるようになりました。
ついでに、やっぱり、鍋が洗いやすくなる。
よく落ちる洗剤を使ったり、洗うたびに熱湯を用意したりするより、こうして美味しく完食する方法を季節しごとの中でも模索しています。
本日の猫は、昨日のお風呂タイムから。
ひなあられを食べて元気いっぱい(?)の弟猫。
隣には、お風呂掃除中の私が失礼します。
これは抱っこされたい弟猫と、お風呂上りなので許してほしい私との攻防中の写真でした。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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