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眠らせていた箸袋、再び。

こんばんは、ヤマネコです。

本日8月4日は、語呂合わせで箸の日だそう。

私には十代の頃一時的に使っていた箸袋があるのですが、長く保管していたそちらを久しぶりに使い始めました。

 

当初使っていたのは本当に一時期のみ。諸事情あって使うのをやめ、それから長らく眠っていたものです。眠っていたといっても、普段使いをしない茶道具を保管する包みとして役立ってくれてはいたのだけれど、本来の「箸を持ち出すための袋」として使い始めたのは本当にしばらくぶりのことでした。

この箸袋、母が手づくりしてくれたものなんです。

 

布製の箸袋がほしい。明日までに。

ある日突然そんなことを言い出した私に対し、当時余っていたハンカチを使い、母が「ひとまず」とつくってくれたのがこの箸袋でした。

高校時代、私のお昼はいつもお弁当だったのですが、そのために買いそろえたはずのプラスチック製の箸ケースが苦手でした。揺れるとカチカチ鳴るし、持って歩くときにかさばるし、もともと箸とケースのセットだったので違う箸を持ち歩きたくてもきれいに収まらないし。そんなときに友人が布製の箸袋を使っているのを見て、いいなと思ったんです。

 

当初は、使用前ならともかく、使用ずみの箸を布袋に収め直すことに抵抗がありました。でもひどく汚れたり濡れたりしたままの箸を入れるわけではないし、使用後の布袋は洗濯機で洗ってしまえば楽だからと聞いてなるほどと思いました。

その頃のわが家には食洗機もなかったし、布製の箸袋なら洗い替えとともにいくつかあれば便利そうだなと。そんな話を母にして、ねだってつくってもらったのが件の箸袋でした。

すごく嬉しかったのですが、高校生の私にとっては色柄が気になりました(胡蝶蘭でしょうか?)。まずは試作品、今度は好みの生地を使ってつくろうと言われ、それならと使い始めたのだけれど、結局その後まもなく使用を断念することに。

なんと、学生鞄の中で箸袋に入れた箸を折ってしまったから。

お弁当用のポーチは小さいものを持ちたかったので、箸は別途学生鞄のほうに収めていました。おそらく無造作につっこんで、教科書などに圧迫され、かかった負荷に箸が耐えられなかったのだと思います。

もしかすると、それ以前に使っていたプラスチックケースはそんな鞄の中でも箸をガードしていてくれたのかもしれません。新しい布袋にはほこりよけの効果はあっても圧迫に耐える強度はなく、収めていた箸はあえなく廃棄となりました。

 

幸い袋のほうにはこれといった被害がなさそうだったのですが、当時の私はそこに新しい箸を収めて使おうという気持ちになれず、本来の用途では使われないまま、けれど捨てることもできないという意識で保管しておくことに。のちに茶道具の収納という別の役割を担ってもらうことになりましたが、ずっと気がかりな存在でもありました。

そんな年月を経て、最近再び箸袋として使い始めたんです。

写真は現在のわが家にある箸をのせているところですが、一般的な長さでおよそ23cm。手持ちの食事用箸はすべてこちらに収まりました。

ただ私には何年も使っているマイ箸があり、そちらは今も変わらず現役愛用品。そんな中でも久しぶりにこの布袋を使い始めたのは、箸だけではなく、ロングスプーンやアルミ製のストローを持ち歩こうと思ったから。

以前ロングスプーンについてブログに書いたとき、確認したレビューで「マイスプーンとして持ち歩いている」という方をお見かけして真似してみたいと思いました。その方法としてハンカチやミニタオルなどに包むことを検討し、この眠っている箸袋のことを思い出したんです。

ステンレス製のロングスプーンも、アルミ製のストローも、長さは20cm弱。箸より短めなのでこの布袋にも無事収まりました。

あとはくるくると巻くだけなので、細身のカトラリーなら大抵のものは包むことができる仕様。大人になってようやくこの布袋の便利さを見直すことができました。

 

あとは中身を折らないように気をつけるだけ。

といってもステンレス製のスプーンをそう簡単に折ることはないと思うし(無印のロングスプーンはなかなか頑丈そうなつくりです)、私自身、高校生の頃よりは鞄の中を整理したり所作の丁寧さを意識したりするようにはなっているはず。昔ほどは心配しなくてもいいかなと。

そもそも外出頻度が下がっている今はこういうお出かけ用アイテムの出番も少なくはあるのだけれど、今後のために少しずつ慣れておくつもりで使い始めたところです。

 

本日の猫。

三連休に向けて台風が迫っているとのこと。暑さもつらいけれど、湿度もつらい。

雨が少しでも涼しさを運んできてくれたらいいのにな、と願わずにはいられない夏です。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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