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万年筆、8年目の感想。

こんばんは、ヤマネコです。

本日9月23日は「万年筆の日」。1809年、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが万年筆の構造を考案し、その特許を取得した日だそうです。

万年筆には二百年以上の深い歴史がありますが、私が愛用し始めてからは八年目となりました。

 

小学生のころに買ってもらったシャープペンシルを成人後も長いこと使っていました。汚れや不具合もあって数年前に手放したのだけれど、手に馴染む道具は手放しがたく長く愛用するほうです。

万年筆に対しては躊躇とあこがれ、両方の気持ちがあるなか、ようやく手に入れた一本を今も大切に使っています。

そのお手入れ方法も独特なのですが、なかでも毎日使うのが一番のメンテナンスになるそう。

ただし私の場合は四六時中使っている日もあれば、数日間まったく手に取らないこともあり、反省点もちらほら。けれども今のところ不具合なく使い続けることができています。

そうしながら八年目。

  • 他のペンを使うときも筆圧の調整(より軽く)がしやすくなった。
  • ペンだこができにくくなった(ペンを力任せにぎゅっと握る癖が軽減した)。
  • 怪我をした手でも、万年筆を軽く握ることさえできれば文字が書きやすかった。

扱い慣れないうちは、良くも悪くも独特な特徴に振り回されていた気がします。自分でもそうとは気がつきませんでした。

でも手に馴染むほど万年筆を使い続けているうちに、私の他のペンの持ち方にも好影響を与えてくれるようになっていると気がつきました。

 

最近すごくいいなと感じたのは指を怪我したときでした。

利き手の指の爪が割れてしまい、当初はペンを持つのも苦労しました。でも万年筆だと、握ることができれば無理なくさらさら書けました。握るといっても、ペンが倒れないように支える感覚で、必要なのは添える程度の力です。

他のペンを使うときも強烈な筆圧をかけている自覚はありません。でも万年筆を使うときと比べてみると、わずかながら指に力が必要です。力を抜いて他のペンで書こうとすると、線を一本引くだけでもかすれてしまったり、ペン先が安定せずに真っ直ぐ引けなかったりしました。

 

じっくり向き合う時間がないと、その違いに気づくことは難しいかもしれません。私も八年かかってようやくちょっとだけ理解が深まってきたように思います。

そんな万年筆を、今日はしっかりお手入れしました。

愛用品はカートリッジとコンバーター両用ですが、私はインク代を浮かせる目的もあってコンバーター式ばかり使っています。

(カートリッジごと交換するか、万年筆本体にボトルインクを詰め替えるかの違いです)

普段はついついインクの詰め替えだけで終えてしまうことが多いのですが、本当はこまめに洗ってあげるのが理想の使い方。

今後も定期的に、と思いますが、せめて万年筆の日くらいは丁寧にお手入れしようかなと。

ペン先は一晩浸水させておくのが基本のお手入れ法。今日は朝から作業したので、寝る前に取り出し、明日からまたお世話になるために乾かしておこうと思います。

 

 

本日の猫。

昨日も書きましたが、夏日でも涼しいと感じてしまうのは不思議だなと思いながら今日は心地よくすごすことができました。

時間帯によってはちょっと寒いくらいで、弟猫は私の膝上と床を行ったり来たりしていました。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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