こんばんは、ヤマネコです。
昨日エコバッグのことを書いた際、沿道販売についてふれました。
沿道で販売しているから、沿道販売。正確には沿道というより、農家さんがご自宅の庭先や門前などに設置している無人販売所のことをそう呼んでいます。
会計時は自分で計算し、用意された箱や缶の中におつりのないよう入れるだけ。ちょっと物騒ではあるけれど基本的には近隣の方々に向けての販売方法で、お互いの信頼の上に成り立っているのだと思います。
昨日も書いたとおりスーパーほどの品ぞろえはないし、その内容すら日替わりで、規格外とも思えるサイズや形状の品も並んでいます。でも新鮮さと味は変わらない、むしろより高品質とも思える野菜や果物が格安で手に入る、そんな場所。
先ほど検索してみたところ「沿道販売」という言葉は一般的ではないようなのですが、私の身近なところではそう呼ぶものという認識でいました。
私の記憶では子どもの頃から身近にあったのですが、年々少しずつ減少傾向にあります。近隣の農家さんが畑の規模を縮小されたり、廃業されたりしていることも理由なのだろうなと。それでも春から秋にかけて、今でもご近所のどこかでは見かける光景でした。
という話を、少し前に友人にしたら「もう何年も見ていない」と言われてびっくり。その友人宅はわが家から徒歩十分ほどの距離で、その中間地点には今でもちらほら設置されている記憶があったから。
ただよく見かける販売所には手書きの案内がある程度で目立つほどではないし、お店自体もおそらくDIYで建てられたシンプルなつくり。派手なペンキが塗られているわけでもありません。立地によっては徒歩でなければ見逃してしまうのかも。仮に車の中から見つけたとしてもすぐに停車してのんびり買い物をするのは難しいし、あくまでご近所さんに認知されていればいい、そんな場所なのだと思いました。
憶測でしかないけれど、こういった個人直売所で大きな儲けは出ていないと思います。むしろ手間を考えたら余計に大変だろうし、赤字なのでは? と心配してしまうほど。それでも販売を続けてくださるのは、おそらく廃棄する収穫物を減らすことが目的なのだろうなと。
そういう背景を想像しながらいただく野菜や果物は一段とおいしいような気がします。
今はコロナ禍で家族そろっての買い出しに行くことがぐっと減り、私のちょっとした移動はほとんど徒歩になりました。生鮮食品以外の買い物は以前以上に通販に頼るようになっています。
通販にもデメリット(加えて使いすぎに対しての申し訳なさ)はありますが、ありがたく活用させていただいているのが現状。実をいえばスーパーでの買い物も宅配利用の検討をしたり、数回試したりもしていたんです。でもこうして一人で近隣を出歩くことも、お得感や便利さにつながる場合があるのだと実感。
また昨日の時点では「真冬以外は」と書いていましたが、よく考えると年末年始は別の場所でみかんの沿道販売をお見かけしたことがあるような。改めて、四季折々の沿道販売、出会えたらいいなと思います。
本日の猫。
キッチンの片隅で私を待ってくれていた弟猫。
気づけば寝落ちしていました。声をかければ身じろぐものの、起きることはない様子。
とはいえこちらから手を伸ばすと、すかさず撫でられようと首を伸ばす弟猫でした。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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