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防犯ドアアラームで、安心を確保。

こんばんは、ヤマネコです。

以前から気になっていた防犯用のドアアラームを買いました。

屋外に面した扉や窓のサッシなどに取りつけて、意図しない開閉があった場合はアラームが鳴る仕組みのものです。

玄関のドアや各窓にはそれぞれ鍵もついていますが、場合によっては施錠までせずに閉めるだけ、というのもわが家ではよくあること。その一瞬を見計らって侵入される、そういった犯罪を予防するためのアラームです。

 

私が購入したものは、扉が開けられた際に音が鳴るだけ。聴こえる範囲に家人がいなければ意味がありません。また家人が音を確認した後、侵入者から身を隠したり、通報したりする用意も必要だと思います。

とはいえ実際に試してみてわかったのは、かなり大きな音が鳴るので侵入者を驚かせることはできるだろうなということ。イメージとしては携帯用の防犯ブザー。高音、大音量で、生活音がある場所でも隣室くらいの距離なら聞き逃すことはなさそうです。家族が寝静まった深夜にも活躍しそう。

本体をドア枠に、磁気センサーを扉に設置し、その二つが離れることで発動するので仕掛けも簡単でした。

ただちょっと頼りなく感じたのは、扉を開けて鳴り出す大音量のアラームが、その扉を閉めるだけでも止まること。この仕様は家人が試したり誤作動させてしまったりというタイミングでは便利なのですが、音に驚いた侵入者が扉を閉めることでも止まってしまうんです。その驚きにあわせて逃げ出してくれたらいいのですが、さっと家に入って扉を閉められたら意味がなくなってしまうなと。

やはり防犯用としても簡易的なもの、というのが正直な感想でした。

 

ただ今回の購入目的は、家の中の、自室の扉に使うため。引き戸でも開き戸でも猫たちが開けてしまうことがあり、その対策の一環として試してみたいなと。

猫の脱走対策も兼ねて、一定時間部屋を離れるときは室内の扉を閉めるのはもちろん、場所や場合によっては鍵もかけるようにしています。ただ室内の鍵というのは、基本的に部屋の内側からかけるようになっているもの。無人の部屋に外から鍵をかけるには、ひと手間や道具が必要でした。

宅配の受け取りなど短時間での対応が予想できる来客や、家族に呼ばれてちょっと席を離れたり、トイレに立ったりするときは「まあいいか」という気持ちで鍵はかけず、扉を閉めるだけになっていました。

以前はそのくらいなら問題なかったのだけれど、最近その隙をついて私の仕事部屋への侵入を試みる子が現れて、今回のアラームを試してみることにしたんです。

 

今回のものは電池式。単四電池を二本、別途用意しました。

この部分を開けるときにちょっと苦労したのですが、説明書どおりに(下の写真)〇の位置を押すとどうにも開かず、矢印の周辺を押すことで開くことができました。

蓋の構造を考えれば納得なのですが、一度開けてみるまでどの部分に引っかかりがあるのかはっきりとせず、ちょっとあたふた。一年に一度、或いは音量が落ちてきた頃合いで電池交換をしたほうが良いそうなので覚えておこうと思います。

 

本体とセンサーは両面テープでの設置が可能。その両面テープは本体裏に最初から用意されていました。

ただ今回の用途が少し特殊なので、しばらく様子を見るためこんな具合の固定をすることに。

さほど重くもなかったのでマスキングテープを使いましたが、設置から数週間たった今も落ちたりずれたり(センサーが作動するほどは)したことはありません。

本体とセンサーの、三角(矢印)の位置をできるだけあわせて設置したら完了です。

 

あとは部屋を出る際、扉を閉めてからセンサーを作動させるスイッチを入れるだけ。

ONにした状態で部屋を離れれば、意図せず扉が開けられたときはアラームが鳴り始めます。

 

結果、これは成功でもあり、失敗でもありました。

よかったのは、やはり扉が開けられてしまった際、音に驚いた猫たちの侵入を防げたこと。部屋の中には仕事道具の機材があったり、猫たちのおやつやおもちゃのストックがあったりするので、きちんと隔離しておきたい。その希望が叶ったのはとてもよかったです。

もちろん音のおかげで私自身も扉が開けられたことに気づけるようになったため、それ以上のトラブルが起こる前に駆けつけられるようになりました。

一方で、あまりの音量に、いたずらには参加していない猫たちまで怖がらせてしまう結果となり、これが申し訳なかったなと。

とはいえ最初は参加していない子も、誰かが開け放った扉からそろそろと侵入しておやつやおもちゃを堪能していることは日常的だったので、音が鳴る扉(部屋)から遠ざける効果はありました。

使うのは私自身が家にいるときだけ、外出する場合は鍵をかけます。とにかく鳴り出したら私自身が駆けつけること。それを大前提として使用を続けていました。

 

その後、何度かくり返したことで、音を嫌ったのか扉を開けられること自体もほとんどなくなりました。猫たちが、あの扉を開けると嫌な音がする、というのをわかってくれたのだと思います。

ただ私が開放した際は音がしないことも察してくれたのか、部屋自体を怖がったり近寄らなくなったりしている子は今のところいません。設置直後、アラーム作動直後は怯えさせてしまったと思うのだけれど、多少は慣れてきたのかなと。

 

尚、内側の鍵(もともとついている錠)とは別に、外側にも簡易錠を追加することも考えました。ただ地震などで誤って施錠され、避難を難しくする可能性があったり、ひとまず扉や壁に傷をつけずに取り入れられる方法を模索したいという理由もあったりしたため、先に試したのがアラームでした。

猫は音に敏感なもの。だからこそ失敗と思った部分も大きかったのですが、侵入防止に加え、扉を自力で開けなくなったことはありがたかったです。

設置とスイッチのオンオフは今もまだ試し続けていますが、鳴ること(意図せず扉が開くこと)がなくなったので、もう少し様子を見てから一度撤去する予定です。未だにマスキングテープで見栄え悪く設置されたままなのですが、そのおかげで撤去も移動も簡単なので、一時的な用途では正解だったとも思いました。

 

個人的に、本来の用途(防犯目的)で使うのであればこういうものを選びたい、と思うこともまとめておきます。

  • 一度鳴ったアラームを簡単に止められないもの。侵入者自身に停止されないように。
  • 音量やアラーム音の種類の選択が可能。防犯目的以外の使用もできるように。
  • 開閉があった際、スマホなどに通知されるしくみ。スイッチのオンオフや音の選択などもスマホから操作できると尚よし。

実際にそういう仕様の防犯グッズも検討したのですが、やはり高機能になるものほど高価なので今回は用途にあわせて千円ほどのものを選びました。

まだ活用中ではあるものの、ひとまず目的は達成しているのでもう少ししたら別の用途(試したいことも決めてあります)に移したいと思っています。

 

 

本日の猫は、お蔵出しの弟猫。

現在、わが家で一番やんちゃなのが彼です。

扉を開けているのも彼! と思ったら、実は別の子でした。当初、冤罪でわしゃわしゃの刑に処してしまったので、おやつで謝罪。その後、和解させてもらえました。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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