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雑草?薬草?シンプルケアに、どくだみを。

こんばんは、ヤマネコです。

知人宅の敷地にはびこって、厄介者扱いされていた「どくだみ」を分けていただきました。

 

お茶やお酒でもおなじみの、どくだみ。

繁殖力がとても強く、地植えすると地下茎でどんどん増えていき、手がつけられなくなるそうです。場所によっては問題視されるほどの雑草扱い。

一方では、漢方の材料に使われる素材でもあり、古くから薬草に分類されてきたもの。美容健康に効果的な成分を豊富に含んでいるのだとか。

 

私はメリットのほうに興味があったのですが、自宅で育てるのは大変そうだし、近隣で見かけることがあっても勝手に収穫できる場所ではなく、なかなか手にする機会がありませんでした。

それが親戚宅の裏庭にはびこっていると聞いて、庭仕事のお手伝いという名目でお邪魔させていただいたのが数日前のこと。

花は終わりかけでしたが、今回使いたいのは葉っぱだけなので問題なし。たっぷり収穫させてもらいました。メインの仕事は草取りだったので、もったいないけれど大半は処分となりました。

(本来だと花期の前に収穫するほうが効能の高さを見こめるようです)

 

今回は収穫したどくだみの葉を使って、チンキをつくることに。

チンキ剤とは、生薬やハーブの成分をエタノール、またはエタノールと精製水の混合液に浸すことで作られる液状の製剤である。
引用元:wikipedia – チンキより

チンキを原液として、希釈しながら肌に塗布するように使うのが主な目的です。一般的な用途は化粧水ですが、私は継続的な肌断食をしているので…

  • 精製水で薄めて、かゆみ止めやニキビ対策などの薬効や抗菌作用に期待。
  • 原液をスプレーボトルに入れて、虫よけに(希釈すれば虫刺されにも)。
  • 入浴剤として大さじ1~2杯を入れる。

シンプルな「くすり」感覚で使いたいなと。

 

まずは外で軽い汚れを振り落としたあと、茎についたままじゃぶじゃぶ洗います。

先に一枚ずつ葉を分けてしまうよりも、茎についたまま束にした状態のほうが扱いやすいのだそう。外に干す場合も風に飛ばされにくくなります。

昨年の赤しそ(スーパーで買ったもの)の記憶が強烈で、どくだみも覚悟して念入りに洗いましたが、虫はまったくついていませんでした。少し土汚れがあったくらい。無農薬の上、排気ガスなどの影響も受けておらず、状態はとてもよく見えます。

お茶にする場合はからからになるまで干すそうですが、生葉のほうが有効成分が多いのだとか。今回は一晩程度で干し終えて(水道水を混入させない目的で干します)、このあと茎から葉を切り離し、清潔な瓶に詰めていきました。

ふわっとしているので多く見えるものの、押しこむと瓶の内側、三分の一くらいになります。

ここに瓶の口元まで度数の高いアルコールを注いだら、作業は終了。

あとは冷暗所に置き、時々振って、一ヶ月ほど待てば完成です。
(三ヶ月以上待つと尚よいとの情報も)

 

  • どくだみチンキの用途はたくさん。ふだん用の化粧水に応用したり、皮膚トラブルへの効果にも期待できる。
  • 乾燥葉よりも、生葉のほうが有効成分が多い(乾燥させると消失する成分もある。
  • 使うのが葉であっても、できれば収穫は「花が咲く直前~開花中」が効率的。

漬けこむためのアルコール代はかかったけれど、材料となるどくだみは雑草として捨てられる予定だったもの。それを私にとって価値のある用途で再利用できるのは、なんだかとても有意義に思えるのでした。

 

本日の猫。

盗み撮り。

盗み撮り。

盗み撮り。

そしてとうとう気づかれました。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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