こんばんは、ヤマネコです。
じわじわと冬の気配を感じる秋半ば。猫とくっつくための幸せアイテムを使いはじめました。
それはドッグスリングと呼ばれるもの。
なんと、使い始めて十一年目でした。
ややいびつな形状の布は、開くと袋型になっています。
それをたすきのように斜め掛けして、入れるのは猫。
(鏡に映して撮影しているので文字が反転しています)
もうこれだけであったかいし、猫と密着できてしまう。
しかも時々、私の意思とは関係なしに生まれます。
もともとはワンコ用で、商品名も「ドッグスリング」。猫を収めるのは難しいかと思ったけれど、どうしても興味があって購入しました。今や一部の子たち(主に抱っこ好き)は自ら入ってくるほどで、買ってよかったと思う猫用キャリーバッグの一つになりました。
窮屈なのを嫌う子に使うのは難しいけれど、相性がいいと「猫たんぽ」を装備することが可能。猫も人もお互い幸せになれる、プラスしかないアイテムです。
さて、夏の終わりに保護した子猫は、すっかり甘えん坊に育っています。ガキ大将の素質を持った甘えん坊。もう手がつけられないくらいの個性あふれる、生後(推定)四ヶ月。
がりがり状態からおよそ一ヶ月ほどで二倍に増えた体重だけでなく、とにかく全身の成長が著しいため、一時取り入れていた「割烹着抱っこ」はもう難しくなってきました。
そこでスリングに慣れてもらうための試用期間へと入ることに。
割烹着抱っこを始める前にスリングを試したときには、「なんじゃこりゃあ!なんでとじこめるんじゃあ!」とばかりに大暴れしていた子猫ですが、身体の成長もあってか、改めて試用を始めると三日も経たないうちにこの中で眠るようになりました。
猫、入っています。ここは私の仕事机の上で、実はこのままデスクワークに励むことも日常風景に。
私がスリングを装着したまま机に向かうと、自発的にこの中へ入るほど魅了されてしまった子猫です。
子猫のために少しだけ工夫しているのが、クッションを使うこと。
(前半の装着自撮り写真もクッション入りです)
猫型のこちらは、旧宅時代にフランフランで買いました。
中綿が少なめの薄型クッションなので、狭いバッグの中でもあまり幅をとりません。たまたま猫型という不規則な形が胴回りにフィットしやすいという利点にもなって、スリングバッグの中敷きとしては具合がよかったです。
たたむとフェイスタオルよりもコンパクトになるスリングバッグ。
小さく収納するためには不要なクッションですが、それを足すことで子猫が顔を出せるくらいの底上げができるのも思わぬメリットでした。
うちにもスリングバッグを好まない猫もいるので、場合によっては「慣れてもらうための工夫・時間」が必要になります。それでも嫌がる子はいるし、逆に出てこなくなるほど気に入ってしまう子も。
この中で眠ってくれる子がいると、ただでさえ癒されるのに、私もあったかいし、様子を間近で見られるし、仕事の邪魔(書類の上に座ったり)もされません。
仕事中、ちょっとキッチンまで行きたいんだけど抱いている猫をどうしよう…と思ったときにも、そっと動けば猫を眠らせたまま(起きているとは思うけれど)往復できてしまったりする。
うまく取り入れることができれば、猫にも人にもやさしいアイテムだと思っています。
もう一つ期待しているのは、万が一の、猫をつれて避難するときの活用。複数猫と暮らすわが家で、全員をつれて移動しなければいけない状況だと、キャリーバッグ以上に「人間の腕」が足りません。そのときに、両手を使わないキャリーバッグがきっと活躍すると思う。
右手のバッグに猫。
左手のバッグに猫。
なんとか押していくカートに猫。
背中のリュックにも猫。
そしてスリングバッグで、おなかにも猫。
それが必要なとき、腕が折れてもなんとかする。
(これに関してはもっと思うことがあるのですが、今回は割愛)
そのためにも、ふだんから「お互いに慣れておく」ということが必要かなと思っています。
私が購入したのは、ドッグスリングの元祖であるfull of vigorというお店なのですが、当時はすごく高いなと思いつつも(セールで3000円でしたが、アルバイトの身には高価でした)他の選択肢がなかったので注文しました。
ただ十一年も使ってほとんど傷みを感じさせない丈夫な生地と縫製(日本製)には、今更ながらに納得。今は当時よりもデザインが増えていて、劣化したら同メーカー品で買い替えようと思っていますが、それはまだまだ先になりそう。
今冬は、現役スリングで「おなかに猫たんぽ」をたっぷり堪能しようと思っています。
愛用スリングはもう販売終了なので、近いデザインのものをご紹介させてください。
(今回の赤いスリングとは別に、メッシュフタつきタイプも持っています)
- No.15NEW デニム抱っこだワン(ポケットがほしいと思っていました)
- 2018年新作 鹿の子ボーダーフタ付き抱っこだワン(次に買うときはボーダーが有力候補)
本日の猫。
私が自撮りで四苦八苦している最中に、彼は敵を見つけてしまいました。
決して出会うことのできない敵との、切ない戦いが、ここに始まる。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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