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猫のトイレの、新発見。

こんばんは、ヤマネコです。

猫のトイレにまつわる自慢(?)のような話を書かせてください。

 

他の動物でも多いことかもしれませんが、猫は「体調不良を隠す生き物」だといわれています。自分の身を守るため、敵に不調を悟らせないよう平静を装うのだと。それは主だった外敵のいない座敷猫(一人っ子ならぬ、一猫っ子)でも変わらない場合が多いようです。

そして、やはりわが家でも。うちは複数の猫がいるので、尚更、敵(一応は兄弟)に知られないよう本能が働くのかもしれません。痛いところがある、ケガをしてしまった、そういった不調を言葉で教えてくれるわけでもないし、どんなに気をつけていても隠そうとする子の変化を見極めるのはとても難しいことだと思っています。

だからこそ日常生活の中でも健康チェックをすることが必要でした。

  • 飲食とトイレの様子で、基本的な体調を確認。
  • 抱っこやマッサージで、しこりや被毛などの状態を確認。
  • 行動の観察で、ケガや加齢による変化を確認。

などなど。重ねて、病院での定期健診も取り入れられたら少しは安心できるかなと。

毎日念入りに全員の体をくまなくチェックできているか? というと、正直自信がありませんが、不定期でもいいから、こまめに、ずっと、続けていこうと考えています。

 

健康チェックの一つとして昔から大事にしていることの一つが、トイレのチェック。たびたび書いているとおり排泄物の目視や採尿を行っています。自宅でpHをチェックするだけのこともあれば、病院に持参して詳しく検査してもらうことも。

ただ、そこにつながる「尿を採る」のが意外と難しい。

  • 方法(猫が嫌がらず、清潔な状態で一定量を採尿する)
  • タイミング(採尿後すみやかに病院へ持参する必要がある)

考えるべきことがこれだけでも、すごく大変。

長年、わが家でもそれぞれの猫にあわせて様々な方法を取り入れていて、現在新しい工夫も始めたところです(それは近々改めてご報告させてください)。ただ最近、「採尿がすごく楽な子」がいることに気がついたんです。

変な話ですが、いつでも(?)自由自在に(?)採尿ができる子がいたんです。

 

というのはちょっと言いすぎかもしれませんが、楽なのは真実。

  1. 出かける前に採尿の準備をする。
  2. 採尿したい子をトイレにつれていき、砂の上におろす。
  3. 排泄が始まったら採尿する。

以上、トイレに入れると、排泄を始めてくれる、というだけの流れです。

 

排泄、って自然の摂理でタイミングを選べるものではないし、こんなことは不可能だと思いこんでいたのですが、意外とすんなり受け入れてくれる子がちらほら。もちろん直前にトイレをすませてしまった子などは難しいと思うけれど、前回のトイレタイムから数時間たっていれば割と成功します。

長年猫と暮らしていたけれど、こんなことができてしまうとは気づかなかったので本当に驚きました。

 

このことに気づかせてくれたのは、彼です。

彼とは毎晩いっしょにお風呂に入っているのですが、その前に猫のトイレを掃除するのが私のルーチンワーク。ついでに彼にもトイレをすませてもらえると安心かな? と思って、お手入れを終えた後の容器の中へ抱き上げて入れてみたところ、百発百中で排泄してくれることが発覚。

最初は時間帯(毎日ほぼ同じ時間)の問題かと思っていたけれど、朝でも、昼でも、ほぼこちらの意向どおりに「トイレに入れたら排泄」が可能でした。

そして私がトイレの近くにいてもまったく気にしない子なので、採尿もあっけにとられるほど簡単。

これまでは「採尿ができたタイミング」で病院に行く必要があったけれど、逆に「これから病院に行くので採尿させて」という流れが実際にできるようになりました。

更には、これってこの子だけだろうか? と思って他の子も試してみたところ、中にはやはり逃げてしまう子もいたのだけれど、「せっかく来たのでついでに」と(?)排泄をすませてくれる子もいて本当にびっくりしています。そのおかげで、同時に複数の子の尿を動物病院に持参することも可能になりました。

 

人間でも「ちょっとの違和感」だったものが、あっという間に大きな病気につながってしまうことはあります。猫の場合でも、不調を隠すどころか、当人(猫)が認識する前に重篤化してしまうことがあるのかもしれません。

そう考えるとやはり定期的な検査が必要で、そのハードルを下げられるのはありがたいこと。

結局はこれも私の思いこみだったのだけれど、遅まきながらも気づけたことで、猫たちの健康管理にはとても役立ちそうです。

 

そして彼は、本当に気づきの神のような存在。

ふだんのいたずらっぷりや暴れっぷりも、致し方なし。

今月(推定)で二歳になりました。

 

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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