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猫の手は、ごはんのために使われる。

こんばんは、ヤマネコです。

こんな事態になっているとは想像もしなかった二ヶ月ほど前、猫用のおもちゃを買いました。

名前は、ホジホジフィーダー。正確にはおもちゃでいいのか、食器と呼ぶべきか、知育玩具のような位置づけの「遊べる食器」です。

 

箱の中に入っていたパーツはばらばらの状態でしたが、設置は取説などを見なくても1分かからないくらいの簡単さ。

白い部分が土台で、そこから生えている緑の穴(?)に、今回はこちらを入れました。

みんな大好き、猫用チーズ(フリーズドライ)です。

事前に洗ってから設置した容器に、とりあえず一粒ずつ投入。

 

後はひたすら放置です。

といっても設置中からみんなが周囲でそわそわしっぱなしで、待つ間もなかったのですが。

 

ただうちの子たちが全員で覗きこむにはちょっと小さかったようです。我先にと動く子がいれば、ひとまず譲るように一歩引く子もいて、力関係が浮き彫りになってしまいました。大丈夫、チーズはみんなのぶんあるから(だから入れるのも一個ずつ)。

そんなこんなで、やっぱり兄たちに譲ってもらった場所で、まずは弟猫が最初の挑戦者に。

彼はさすが瞬時に構造を(?)理解。文字どおり、お手のもの。さくさくクリアしていく。

だってそこにチーズがあるから。

そして三つほど獲得したチーズを堪能している間に、いそいそと移動してきた兄猫の番。

そして鼻先をすっぽりつっこむお約束。そんなところも愛しいです。

もちろん、その後すぐに対応策を見つけてくれました。猫の手は本当にあなどれない。

 

奥から取り出したチーズは、大半が一度は白い土台の上に落ちます。そこに猫が口を寄せて、ぱくんと食べる。

この白い部分にもわずかな傾斜があって、フードが外側に転がってしまうのを防いでくれるようでした。

ところがたまに白い部分に転がったフードを見失う子もいます。どこに転がったのかわからなくなってしまい、そのまま他のうつわに気が移り、落ちた粒は忘れ去られていることも。

でも誰かしらが気づき、あっという間に回収されていくのがわが家の常でした。

 

この商品は以前から見かけていて、猫に手を使うことを学んでもらったり、早食い防止にしたりと便利かなと想像していました。ただ使用感やお手入れ方法への不安から購入に踏み切れなかったのですが、たまたま実物を見る機会があって気がかりが解消。そのすぐ後にセール品を見つけたこともあり、ようやく手に入れました。

緑のうつわにはコップくらいの深さがありますが、よく考えたらこの奥を「猫がなめる」ということは考えにくいつくりのため、よりしっかり洗いたいのは白い土台部分。

全体的な構造はシンプルで、分解も簡単。土台の裏側は凹凸こそありますが継ぎ目はありません。金属なども一切(ねじ一本も)使われていないので、水でじゃぶじゃぶ洗うこともストレスなくできています。

土台を囲うマットでもある、グレーのすべり止め(ゴム素材)は必要かな? と思ったのですが、軽い本体が動かされたりひっくり返されたりしないためにも、あると安心でした。箱の中に折りたたまれて入っていたため写真(購入当時)では波打っていますが、しばらく広げていたら(猫たちに踏まれていたら)自然に消えたようでした。

 

猫たちに手から直接おやつを食べてもらえるのは、本当にうれしいんです。私にとって癒しでもあるし、とても幸福感が高い。

でも、あっという間に飲みこんでしまい、もっともっとと要求されることが日常茶飯事。全力で応えたくなるけれど、健康のためにもたくさんあげるわけにはいかないので、これならちょっと時間をかけつつ達成感を楽しんで(?)もらう方法の一つになるかなと。

本来は食事に使うものだと思うので、猫たちのストレスにならないことを確認しながら、少しずつ使用範囲を広げているところです。

 

※店頭では3,000円近くしたのですが、半額以下の通販で即決しました。

 

余談ながら、最近うちの近くの野良猫(外歩きをするどこかの飼い猫?)が増えた気がします。外出自粛で出歩く人が減ったおかげか、春らしい気候が理由か、外の子たちは快適さを感じているのかもしれません。それに限っていえば、つかの間かもしれないけれど幸せなのかも。

一方、うちの子たちのマイペースさは相変わらずで、良くも悪くも変化のない家時間をすごしています。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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