こんばんは、ヤマネコです。
昨年末に、鏡を割ってしまいました。
それぞれの時期は違うのですが、最近になって割ってしまった話をし続けていてすみません。
それは数年前にお土産でいただいた和風デザインのコンパクトミラーでした。粉々になるのはまぬがれたものの、鏡面に大きく亀裂が入るような割れ方で、手鏡として使い続けるには難しい状態になっていました。
そのとき割ってしまった理由というのが、着物の帯(帯板との間)にはさんでいたためだったんです。異様なしめつけではなかったと思うけれど、姿勢によって負荷がかかることもあったのだと思います。割れた瞬間はわかりませんでしたが、いざ二つ折りの鏡を開いてみたら、盛大に亀裂が入っているのを目にして呆然。そのまま反省タイムとなりました。
私は自宅(他に大きめの鏡がある環境)で手鏡を使うことはあまりなく、「亀裂が入ったもの」だと持ち歩くには不便だし、少し危険かなと。割ってしまった鏡はほどなくして手放すこととなったのですが、代わりをどうするかで悩んでいました。デザイン的に惹かれるものは多々あったものの、私の使い方ではまた割ってしまいそうだなと。
そんなときに思い出したのが、絶対に割れない鏡。
中でも、カードサイズのものでした。
素材はステンレス。サイズ的にはクレジットカードなどと大差ないことを知っていたけれど、実物を見たことがなかったので映り方には少し不安がありました。あくまでミラー加工されたステンレスの板。一般的な鏡と比べたら見劣りするだろうなと。
それでも「割れない」という一点には大きなメリットを感じ、試してみることにしたんです。
結果、
「鏡」としての機能は、疑ってしまったことを申し訳なく思うくらいの美しさでした。
(鏡に映っているのは私が手にしていたカメラです)
今回手に入れたのは、縁取りなどが何もないカードサイズのシンプルなステンレス板。
割れないとしても扱い方によっては小傷がつきそう。ソフトケースが付属しており、持ち歩きの際はこの中に入れておくのが理想のようです。
使うときはケースから出したほうが、見え方はすっきり。ただ髪型をぱっと確認するなど、ざっくりした用途ならそのままでも私は使えそうでした。
またちょっとお値段が上がるのですが、ステンレス板の一部に穴(トランプのマーク型など)の加工がほどこされたタイプもあって、そちらならリボンやひもを通し、しおり感覚で使うのも便利そうでした。
商品説明に「片面鏡面仕上げ」と書かれていたので、裏側はどうなっているのかな? というのも気になるところだったのですが……
これについては間違えようもないほど、裏表に違いがありました。裏側はくもっていて(みがかれておらず)、簡易的な用途であっても鏡としては使えそうにありません。とはいえ持ち歩き方や管理方法によっては取り違えるストレスもあまりなかったので、とくに不便も感じませんでした。
このステンレスミラーは、一枚800円ほど。それとは別に、「訳あり二枚セット」で同じ価格のものもあったんです。
訳ありのほうには小傷のついたものなどが含まれるとのことでしたが、私の用途では多少の傷なら許容できるなと。同じ理由で予備があってもいいと二枚セットを検討していた矢先、家族も「ほしい」と申し出てくれたので、気負わずに訳ありのほうを注文しました。
こういう訳あり品には個体差があると思うけれど、手元に届いた二枚に限っては、どこに傷があるのかわからない程度の美品です。角度を変えてじっくり観察していると、いわれてみれば傷があるかもしれないなと。個人的にはまったく問題なしでした。
枠組みのないステンレス板ということは、大きな負荷をかけることで折り曲がってしまうことはあるかもしれません。ただ0.4mmという厚みは思いのほかしっかりしていて、使い始めた春以降から徐々に不安は消えていきました。
以前の鏡(カバーつき)にはもう少し厚みがあったので単体で帯の間にはさんでいたけれど、このカード型ならお懐紙入れなどに入れて胸元に挿しておくのもスマートといえそう。どちらにしても、ふだんの暮らしの中で「手鏡が割れる」という心配がほぼなくなったのが、何よりの利点でした。
とはいえ「割れないから粗雑に扱ってもいい」とは思わずに、できるだけ小傷も増やさないよう、大事に愛用していきたいと思っています。
カードミラーが届いた日の猫と、ある日の猫。
こちらは春頃、届いたばかりのカードミラーに興味津々だった猫。かわいいです。
こちらはある日の夜、ただただ眠りをむさぼり続けていた猫。かわいいです。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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