こんばんは、ヤマネコです。
昨日、手放す予定のカーディガンについて書きながら気づいたことがありました。
その一着は、数年前に見送った愛猫が健在であった頃からの愛用品ということ。あの子と一緒にすごした日々を埋めてくれていたものが、こうして少しずつ減っていくのだな、ということでした。
ものはもの。大半の愛用品に家族に向ける以上の執着はありません。そもそも私はあの子を看取った直後、闘病中に活用していたものをあれもこれもと手放す行動を起こしていました。
- 過去記事:遺品整理で、何ができるか。
ただあれから数年後の今、あのとき残そうと決めたものを減らすときにはまた別の感情がわいてきます。昨日のカーディガンとはそんな気持ちで向き合っていました。
そんな中、当時の闘病のために購入し、今でも活躍しているものもいくつかあります。その一つが小さいサイズのマットレス。
アイリスオーヤマのエアリーマットレスシリーズのものです。
正式名称はエアリーロングクッションで、これは二つ折りにした状態。二倍の広さで使えるのだけれど、場所をとるので基本的には半分サイズ(約60cm角)で敷いています。
猫の介護用寝具の感覚で購入し、今はヒトや猫のお昼寝マットとして大活躍。熱がこもりにくいので夏場も猫たちには人気の寝床になっていたし、冬はわが家のリビングに張ったテントの中にも持ちこめるサイズで重宝しました。
- 過去記事:居間にテント、冬もぽかぽか。
マットを広げても大人の身長でははみ出してしまうサイズではあるものの、闘病(通院)中は自家用車内で使えるなどコンパクトさに感謝することも多々。
ただ専用カバーは猫の爪が引っ掛かりやすく、元気な子はばりばりと爪とぎの姿勢に入ることも日常茶飯事です。気づけば止めているおかげなのか、五年目の今もそこまでひどい劣化がありません。これには自分でも少し驚きました。
一番心配だったのが、負荷がかかるだろうつなぎ目部分。
広げて使うことは少ないものの、ほつれや破れが始まるとしたら真っ先にこういうところからではないかな、と。
ところがそういう劣化もほとんど見られません。時々外して洗濯する際には、着脱もさほど難しくないカバーのつくりに感謝するばかり。今は普段使いしているけれど、また必要に応じて介護などの用途にも活躍してくれるような期待も持てました。
衣類の扱いとは違い多少のほつれなどは許容して使い続けるつもりでいながらも、思いのほか丈夫で感動してしまうほどでした。過去のブログ(初回のレポート)でデメリットもあげていましたが、それを加味しても十分元は取れていると実感しています。
このマットこそ、闘病する猫のために購入し、実際にお世話にもなったアイテム。
今も私自身がこの上に寝転ぶとき、自分の中で色々な想いが駆け巡ります。それは正直少し複雑な感情でもあるのですが、年月とともに変化する自分の気持ちと向き合う時間にもなっています。
経年劣化で手放すものも増える中、ある意味では思い出の品ともいえるこのマットを改めて大切にしていきたいと思いました。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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