洗顔に、アレッポからの贈り物。

こんばんは、ヤマネコです。

この夏、新しく使い始めた化粧品にあわせて洗顔用の固形石けんを見直しました。

いくつか候補がある中から、ずっと興味を持っていた「アレッポ」の石けんをひと夏使用。このまま秋冬もつかってみようと思っているところです。

今回の石けん見直しのきっかけは、ウォータープルーフのファンデーションを使い始めたから。これは日焼け止めも兼ねた化粧品です。

石けんで落とせることを前提としていないコスメが久しぶりだったので、使い始めは心配や悩みなども多少ありました。でも続くコロナ禍で「ファンデーションがマスク裏につきにくい」という点を大きなメリットだと感じ、この夏は最大限にプチプラコスメを活用させてもらいました。

それとあわせて見直したのがメイク落とし。手元にあったアルガンオイルでマッサージしながら乳化させ、それを石けんで洗い落とすという方法で継続中。

在宅業の私にとっては、ファンデーションを使うこと自体が不定期。そのおかげもあってか、ひと夏続けていてもとくに肌荒れは感じずにすみました。

そのクレンジングに使う石けんは、当初は長年の愛用品であるマジックソープを選んでいたんです。その後、同じものをピートするかで迷いつつ、固形石けんも試してみることに。

その石けんにと、アレッポのものを選びました。

これは美容ブログやシンプルライフ系の書籍でだいぶ前から存在だけは認識していた石けんです。ただ一時期の私は石けん自体を手放そうかどうしようかと悩んでいたので、こちらを試したことがありませんでした。

ただ、気になってはいたので使ってみようかなと。

一つの重さが190g。厚みがあることも知っていたけれどやはり実物を持って少し驚きました。

このまま使うこともできますが、もう少し自分の手に収まるサイズのほうが扱いやすいだろうと包丁で半分に。

これも先人の方々のお知恵を拝借しています。
（荒々しい断面でお恥ずかしいです）

中が緑色なのはあえて色を変えているわけではなく、この石けん本来の色。つくりたては全体的に緑色なのだそう。

熟成期間を経て、空気にふれている部分から乾燥し、自然と色も変化。表面との違いが生まれるとのことでした。こうして切っておいたものを乾燥状態で放置しておけば、もしかしたら更に色が変わるかもしれません。

とはいえ使い始めたものは毎日濡らすので乾燥状態とはほど遠く、残った半分もラップに包んで保管しているため、数ヶ月程度ではさほど大きな変色を確認することはできませんでした。

肝心の使用感は、思っていた以上によかったです。

固形石けん洗顔の後とえば化粧水などを使わない限りは肌がつっぱったり乾燥したりするものが多い、そんな印象がありました。

でも今回の石けんの場合、夏場のべたつく肌を洗った後は、さっぱりするのにしっとりもする。とても快適な使用感。

当然またたくまに肌がきれいになることはなかったけれど、やわらかい素地のおかげか手をこすりあわせるだけ（ネット不使用）でもそこそこ泡が立ち、使い勝手がよい点も含めてとても気に入りました。

尚、これまで意識していなかったのですが「アレッポの石鹸」という名前は、特定のメーカーが持っている登録商標なのだそう。そのメーカーがつくっているもの以外は「アレッポの石鹸」ではありません。

そして私が購入したのは「アレッポからの贈り物」という商品で、ややお安い他社製品。本来ならこれを「アレッポの石鹸」とは呼べません。

ただ、そもそもアレッポというのはシリアにある都市の名称。その近隣地域でつくられている石けんの総称のように「アレッポの（＝修飾語）石鹸」という言葉が認知されているのだろうと思いました。

また実際の産地がシリアではなく、トルコになっている点については商品裏にも明記があります。

従来はシリア・アレッポ地方で製造されていました。しかし、シリア国内情勢の悪化に伴い、一時的措置として、製造施設を安全な隣国、トルコ・ガズィアンティプに移設し、これまでと変わらない伝統的な製法で製造しております。

当初は少しまぎらわしくも感じてしまったのですが、私は今回の石けんの使用感に不満はなく、今後もとくに神経質にならずに選んでいくつもりです。

今回手に入れた固形石けんは、髪、顔、体と全身洗うことに適しているそう。男性の方なら髭剃りにも。ただわが家においては家族全員で使うバスルーム用には液体（ジェル状？）タイプのほうが便利という結論になったため、こちらは私が個人的に、洗顔用にのみ使っています。

また基本的にメイク落としのとき（オイルでの乳化後）だけの出番を考えていたのだけれど、汗ばむ夏の石けん洗顔はとても気持ちがよくて、ノーメイクの日も含めて毎日のように愛用中。肌の調子も悪くありません。

乾燥する季節の使用感についてはやはり不安は残るものの、興味があるのでまだまだしばらくの間は使い続けてみるつもりです。

本日の猫。

写真は本日撮ったものですが、連日寝室での撮影ばかり。弟猫がここから一歩も出ていないように思えてきます。

この部屋は人間の手でドアを開け閉めしない限り、猫たちの出入りができません。昼間は人間が足を踏み入れることも減る場所。

保護する前はずっと独りで頑張ってきた子なので、彼には今もこういう時間が必要なのだろうと思っています。

本日もおつきあい、ありがとうございました。

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