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猫の介抱用寝具に、エアリーマットレス。

こんばんは、ヤマネコです。

ちょうど一年ほど前に、アイリスオーヤマ・エアリーマットレスシリーズの「ロングクッション」を買っていました。

二つ折りのものを広げたサイズは、60×120cm。厚みは5cm。人間の大人用寝具とするには小さめですが、ラグの上に置くごろ寝マットや、赤ちゃん用寝具としてベビーベッドなどにも使えるサイズ。

ただ私がこれを買ったのは、猫のためでした。

 

昨年の秋、愛猫への病気宣告を受けました。それからというもの、恐ろしいほど急激に悪化していく猫の病状を診ながら、少しでも何かできることがないかをさがし回る日々でした。

そして行ったことの一つが、寝具の見直しだったんです。

 

猫の寝床といえば、ふかふかのクッションを好む子もいれば、硬い板の上を好む子もいる。中には、たたんだタオルくらいの厚みを好むような子も。

その時々で変わることもあるけれど、どの子にも「好みの傾向」というのはあるように思います。

闘病中の子は、比較的「硬い寝床」を好む子でした。

ただ日に日に体重が落ち、抱き上げるたびに骨ばる体を感じ、とうとう私のほうが我慢できなくなった。もし気に入ってもらえなくても構わないからと、「介護用のマットレス」を買うことに。

 

求めるのは、

  • 深く沈みこまないような硬めの質感で、床ずれを防ぐために体圧分散できること。
  • カバーを外して洗えること。
  • できれば猫をのせたまま運べる硬さ・大きさ。

最初はペット用品だけで検討し始めたのですが、結果的に選んだのが今回の「ロングクッション」です。

インテリア的にはアイボリーがほしかったけれど、用途を考えれば汚れる可能性を無視できず、ちょうどそのときお安くなっていたベージュを選びました。

中綿は細い繊維が圧縮されたもので、カバーともども「本体の水洗い」も可能だそう。こういう使い道であれば、ウレタンのような素材よりも清潔に使いやすいように思います。

 

ただ、手に入れてから気づいたこともいくつか。

  • 両面異素材(スエード・メッシュのカバー)で使えるが、二つ折りで表に出るのはメッシュ面だけ。逆折はできない。
  • 購入品が「ロングクッション(寝具ではない)」のためか、思っていたより底づき感がある。
  • 取説の注意書きでは、ホットカーペットとの併用はNG。
  • ネット情報では、ふとん乾燥機の使用NG。
  • 質問があってメーカーにかけた電話は、なかなかつながらない(私は全滅※20回以上)。

……と気がかりなところを先に書いてしまいましたが、購入から丸一年、私は買ってよかったと思っています。

 

一番の理由は、闘病中の子が自分からこの上に移動し、眠ってくれたこと。

不調のせいか何度も寝床を移動する中、この上を、巡回しながら立ち寄る場所の一つにしてくれました。もうそれだけで見切り発車で買ったことへのモヤモヤも払拭。

 

ロングクッションは二つ折りの状態でも猫が手足を伸ばせる大きさ。しかも3~4kgくらいの体重であれば支えたまま持ち上げることもできたので(へにゃっと折り曲がらない)、敷物ごと猫を車の後部座席に乗せることもありました。

自力で起き上がるのが大変になっていた時期の話です。

広げて使う場合は、この上で猫と添い寝をすることも。当時購入した寝袋も、この上に広げて猫と一緒にくるまるのが常でした。

ふと目が覚めた瞬間、隣から安らかな吐息が聴こえることに、いくたび安堵したことか。

背の低い私ですら脚ははみ出してしまう長さだけれど、それでも猫といっしょに使えるものを選んでおいたおかげで、さいごのさいごまでお世話になることができたのでした。

 

そして春になり、ぱたりとこれを使わなくなりました。

色々手放したものも多かったのですが、シニア猫が多いわが家、このロングクッションなら今後も役立つ機会があるだろうと残すことは決めていました。

なんとなくそのときはまだふだん使いに迷いがあって、陰干しするとき以外はクローゼットで保管していたのですが、思いもよらない形で新たな出番が。

 

きっかけは子猫が来てくれたこと。

 

やせっぽちの体にごつごつと浮く骨を手の平に感じ、これの出番だと思いました。

なんとなく「闘病用」「介護用」のような重苦しい印象を押しつけていたマットは、保護した子猫がのっただけで癒しのアイテムに。

 

以前通っていた動物病院の待合室には、犬猫用の体圧分散型マットの実物サンプル(中綿がさわれるようになっているもの)が置いてありました。闘病を機に寝具をさがし始めたのも、それを見たのがきっかけです。

ところが実際に私が手に入れたものは人間用で、かといって介護用でもなく、闘病生活が長引けば使用感の違いは出てくるかもしれません。

ただ、思えば一時しのぎにと買ったはずのものに、今はとても満足している。これは病気と闘う愛猫も、それに寄り添う人間も、がりがりな新入り子猫も、みんなを心地よくさせてくれるアイテムだったと思います。

 

私はAmazonにて購入。価格は変動しますが、今は楽天のほうがお安いです。

 

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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