こんばんは、ヤマネコです。
本日で当ブログは九歳になりました。
そしてとうとう、十年目に突入です。
このブログの内容は、基本的に「未来の自分」に向けてつづっている覚え書きです。そのかたわらで、どこかの誰かのちょっとしたお悩み解決のきっかけや、箸休めの読み物になればいいなと思いながらブログを書き続けてきました。
自分なりに、今日の内容は少しだけ役に立つかもしれないな、と思える日もあれば、箸にも棒にもかからないような、これを読んでくださる奇特な方はいらっしゃるのだろうか？ と首をかしげてしまう日もあります。でも私の「未来の自分に向けて」というコンセプトが変わらず続いているのと、単純に「書くことが楽しい」と思えるから、今のところやめる理由がありません。とりとめのないことを書いてばかりなので、日々のテーマに悩むことは今後もあまりなさそうです。
だから本日の見出しにしている「書くことに悩む」というのは、もう書くテーマが尽きてしまったというわけではなくて、この記念すべき日（？）にしたためるような、仰々しいテーマを用意するのに悩んでいた、という話でした。
あくまで私個人の記念日なのでブログ上でそんなに意気込むつもりはなかったけれど、昔は今以上に飽きっぽく「何かを続けること」を苦手としていた私にとっての、九年。それはやはり記念日とも思えてしまい、そわそわせずにいられなかったんです。
ブログを書き始めたのは、新しい住まいを持ったことがきっかけでした。この家は猫たちと暮らすことが大前提だったので、今思えばだいぶ気が早かったようにも感じるけれど、私にとって「終わりの棲み処になるかもしれない」という心持ちでのスタートでもありました。
晴れ晴れとした気持ちで引越しを終えた九年前（実際の引越し日は2011年10月）、ともに入居した猫たちの大部分を、その後、この家で見送りました。それからどれほどたっても、どのときを思い出しても目の奥が熱くなるけれど、実際のところ、現在も同居している猫たちの「数」についてはそこまで大幅に減ってはいません。
その時々で、新しいご縁にめぐまれ続けてきたから。
くり返す別れの中で得たさみしさや痛みが消えることはないけれど、代わりに新しい幸せやあたたかさを知ることができた。ブログにはそんな日々も書き留めながらすごしてきた九年間でした。
また、猫たちのことに限らず、ブログを読んでくださった方からいただける日々の励ましやアドバイスなど、様々なお声かけに感謝し続ける九年間でもありました。
私一人で悩んでいたら気づかなかったこと、知らぬまますませていたことなど、ぽろっと書いたことを有識者の方が支えてくださったり、ちょっとしたことに感想をくださったり。ブログをとおして感じさせていただける読者さまからのあたたかさに、私はずっと支えられています。
そんな皆さまのおかげで、また一年、続けることができました。
本当に、本当にありがとうございます。
そしてある意味もう少し大きな節目となるのが、おそらく一年後。先の予測はできない人生なので断言していいものかわからないけれど、気持ちの上ではこの先の一年間も毎日更新を続けていきたい想いです。
そして365日後。もし再びこのブログを開いてくださる方がいらしたら、改めてごあいさつさせてください。
さて。
さてさて。
おすわりで待機する彼の視線の先には、特別な日だけに許されるおやつがありました。
味が濃い（塩分が高い）ので控えめにしているのですが、パッケージを開けなくても「おいしい」と察してしまうくらい猫たちは喜ぶ「例のもの」。
今日の彼（ら）がこれを食べられるのも、ブログが九周年を迎えたから。
つまりは皆さまのおかげです！
猫ともども、改めて心よりの感謝を申し上げます。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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