こんばんは、ヤマネコです。
昨晩22時すぎの地震には驚きました。
私はちょうどお風呂を終えて、翌日の仕事の調整をしようとパソコンに向かっているタイミングでした。仕事仲間とのボイスチャットの最中、けたたましく鳴り出した携帯電話にびっくり。会話の相手は関東暮らしの方ではなかったのですが、その電子音は当然耳に届いたようで一緒に大慌て。
その直後だったか、同時だったか、家屋の揺れに気づいてようやく状況を理解しました。しかもここ数年で感じた中ではかなり大きい。手短に状況を報告して通話を切り、まずは火元確認(使用中止)。わが家はオール電化なので石油ストーブの季節を除けば火元の確認は少し楽なのですが、お仏壇まわりのお線香や茶香炉が使用中でないことだけは見届けて、猫たち全員の安否確認に走りました。そこまでで、おそらく三十秒足らず。
幸いなことに、家族そろって無事でした。
ものが壊れたり大きく移動したりという被害も今のところなさそう。大半の確認は目視だけですませてしまうけれど、いくつかさわったり押したりしながらチェックしたところがあります。
- 壁づけで固定されているもの(棚・照明・手すりなど)のぐらつき。
- つっぱり棒のゆるみ。
- 水まわり(シンク下・洗濯機のホースなど)の漏れ。
しっかり設置されたものでも地震の影響で異常をきたす場合があると聞き、とくに落下や転倒で二次被害につながる危険性が高そうな場所を中心に見直しておきました。
私の場合、仕事の忙しい月末には書類や本を積み上げてしまうこともあるのだけれど、今はまだ月の前半。おかげさまで家の中でなだれを起こすこともありませんでした。リセットする習慣はやはり大切なのかもしれない、というのを改めて実感しています。
物理的な被害はゼロといって差し支えない状況なのですが、実は地震発生直後に一悶着ありました。
昨晩すぐに様子を見に行ったリビングではほとんどの猫たちが「まあいつものことだろう」くらいの平然とした顔でおのおの寝続けていたのだけれど、弟猫だけは小さなパニック状態になっていいたんです。
おそらく直前までは彼も兄猫たちと同じくのどかに眠っていたと思うのですが、私が見に行った時点では一番高い場所にのぼって臨戦態勢。他の猫たちが眠っているのでケンカ中というわけでもなく、明らかに先ほどの地震に驚いて体を強張らせているのだと思いました。
こういう状態の弟猫をなだめるのはかなり時間がかかるんです。なかなかさわらせてもくれないし、下手をすると攻撃的になっている。時間が解決してくれる可能性もあるけれど、それまでずっとストレスを抱えさせてしまうのがかわいそうで、刺激しない程度の距離を保ちながら何時間でも見守るのが常。今夜は寝られないかもしれない。
ところが覚悟しつつ近づいていったところで、弟猫が自分から駆け寄ってきてくれました。こういう興奮状態のときの反応としては本当にめずらしくて驚いたのですが、ふと思い出したのがこれ。
そうでした。地震の後はこれでした。
(こちらは毛玉対策で買ったもので、おやつメニューはその時々で変わります)
- 過去記事:地震が起きたら、すぐに始める猫のこと。
今回はいつもとは違うレベルの揺れに慌てていて、抱えて逃げる可能性のほうで頭がいっぱいでした。そのためうっかりするところでしたが、こうして猫が不安そうにしているときにはおやつをあげるのがわが家の定番。
弟猫が「地震後」の条件反射としてこれを覚えていたかはわからないのですが、いつもなら何時間もかかりそうな説得が必要なかったのはたしか。おやつの後は猫じゃらしタイムになだれこみ、そのままいつものように就寝することも叶いました。
やや嗜好性の高いおやつを毎日あげるのは抵抗があります。でも喜んでもらえることはわかっているので、病院の後などにねぎらいの意味であげていました。嫌なことの後には良いこともあるから、不安にならなくていい。そんな想いで。
もので釣るような形になるのが正解とは言い難いけれど、少しでも不安や恐怖を抱える時間を短縮できるなら代えがたいものがある。弟猫には私の意図がしっかり伝わっているような手ごたえもあったので、今後も継続していきます。
本日の猫。
それでもやっぱり怖かったのか、今朝目覚めてからもずっと私にくっついて歩いていた弟猫。そんなところもかわいい。
……と思ったのですが、またおやつをねだられているのかもしれない? と先ほど気づいてしまいました。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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