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体調を知ることの、メリット。

こんばんは、ヤマネコです。

少し前に知人が体調を崩し、病院に行く際の介助を頼まれました。

結論からいえば大きな病気などではなく、もしかすると今後も発作的な症状とはつきあっていく必要があるかもしれないけれど、長期的な治療などは不要だろうとのことでした。

 

とはいえ最初に現れた症状はとても深刻なものに思えました。一時は自分独りで立つこともままならない状態となり、救急車を呼ぶか否かで迷うほど。ただその症状には波があるようで、少し楽になってきたときには自力でトイレにも立つことはできたそうなのだけれど、しばらくするとまた悪化し、寝ているしかない状態に。結果的に私へのお声がかかり、タイミングを見計らって自家用車で近くのクリニックへと向かうことができました。

状況によっては対応する選択肢も変わっていたと思います。今回はご本人が大事にするのはどうしても抵抗があるということだったけれど、それでも119番が最善策という場合もあっただろうと思うのです。今回はたまたま軽症だっただけのこと。不幸中の幸いでした。

 

そんなわけで結果的には問題なく、その日も数日分の処方薬をいただくだけで帰宅することもできました。もちろん様子見は必要ですし一時的に薬の服用などもあったけれど、ご本人も私も、一連の出来事を知らせた周囲の人たちもホッとしています。

そのご本人なのですが、当初本当におつらそうだったんです。なんとか自分の足で歩けるものの、いつ倒れるかが不安だからと私が支えながら病院に入りました。待合室でもぐったりしながら呆然と時間を過ごしていて、普段が明るく元気な方なのでそのギャップには余計に不安が募りました。なんと声をかけて良いかわからないほど。

もちろん不安や恐怖心を一番抱えてらっしゃるのはご本人、だからこそ私に何ができるかで頭の中がいっぱいでした。

そんな状態のまま診察室に入り(頼まれて同伴しました)、いくつかの検査をし、そこから十数分ほどの診察を受け、説明を聞き、原因が明確に。想定していたような、命の危険に直結するような重病ではないことがわかりました。

その時点でもすでに良かった良かったと先生も含めみんな笑顔になったのですが、その帰路の足の軽いこと。ほんの小一時間ほど前であった往路のぐったり具合が嘘のようにご自身で軽快に歩いて駐車場へ。ちょっと寄りたい場所があるからと数件の用事もすませてようやく帰宅。にこやかに別れることができました。

 

思い出したのは、病は気からという言葉。

正確な意味合いとはやや異なるというか前後するのだけれど、体調が悪くてぐったりしているとき、その原因がはっきりとわかり、知識のある方に「大丈夫」と言ってもらえる心強さは格別だなと。そういう自覚こそが病気に打ち勝つ一番の薬になり得るのかもしれないと思いました。

 

そんな話も今回の結果が出た後なので笑って話せること。一番つらいときや苦しいとき、他人から叱咤激励のような意味合いで「病は気からだよ」と言われてもストレスになってしまいそう。だから私の場合は主に自己暗示として使います。

ちょっとした不調があればどうしたって不安になることはあるけれど、ひとまず私は元気だと自分に言い聞かせるように。そのうえで無理が祟らない程度に息抜きをしたり、定期的に健康診断を受けたり、もちろん必要に応じた診療を受けたり。

過信と暗示のバランスは紙一重。それでも常に心配していると本当に体調を崩してしまいそうなので、適度な思いこみも取り入れながら元気な自分を保っていきたいと思います。

 

最後に、まったく関係のない話なのですが、こちらは近くの公園で出会ったピンクの花。

名前が気になって調べたところ、「カクトラノオ(角虎の尾)」だとわかってなんだか親しみがわきました。

(掲載しているもう一種類の花は、おそらくオシロイバナだと思います)

 

本日の猫。

シンメトリー風(上下)に並んでいたのが可愛くて、動かないで! 動かないで! とお願いしながら慌てて撮影したら中心がずれてしまいました。

次の瞬間、手前の子が起き上がってしまい、私が一人膝から崩れ落ちる結果に。

そういう自由なところに振り回されるのも猫と暮らす楽しみです。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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