こんばんは、ヤマネコです。
最近、ブログを通していただくメールについて色々考えていました。
やや長い文章メインの記事になります。代わり(?)に、花の写真をはさみつつ、記事ラストの猫写真を多めにしましたので、文章にご興味のない方はよろしければスクロールだけしてみてください。
少し前の話です。
このブログの記事で、私の配慮が足りず誤解を招く記述がありました。そしていただいたのが、お叱りのメールです。
拝読した直後は、とにかく怖くてアタフタしていました。「怖い」という表現は正確ではないかもしれないけれど、不安で落ち着かないというか、他の言葉でもうまく説明できません。
- 文面から先方のお怒りが伝わってきたこと
- 他にも誤解させてしまった方がいるかもしれないこと
- 自分の表現力・想像力不足を恥じたこと
- 慌てるあまり思考がまとまらないこと
色々な考えや感情が渦巻いて、その日も、その翌日もずっと心がざわついていました。
私は想定外のシチュエーションに弱く、とくにこういった事態に直面したときは一瞬頭が真っ白になるようです。でもその日はすぐに「記事への追記」という形でお返事しました(返信先のメールアドレスがなかったため)。
その数日後、お叱りのメールの送信主さまから再度メールをいただきました。内容は追記を読んで私の言葉足らずをご理解いただけたことと、わざわざ謝罪まで。
拝読しながら、泣きました。安堵したり、嬉しかったり、決して悪くはなかった相手の方に謝罪させてしまったという罪悪感だったり。
それから更に数日。ホッとした後も、メールをくださった方のことを毎日のように考えています。
昔の私だったら、こういうメールをいただいたこと自体に怒り(自分の配慮不足なので、ただの逆ギレ)を感じていたかもしれません。「嫌なこと」として忘れようとしたかもしれません。でも今回は始終申し訳なさや不甲斐なさという気持ちばかり。
そして今はまた違った想いで、メールをくださった方はすごく誠実で、やさしい方なのだろうな、と想像するようになりました。
そもそも「共感できない、文面が苦手、テーマに興味が持てない」など、明らかに趣味嗜好や考え方の違うブログだったら、ただ読むのをやめればいいだけだと思うんです。それが一番簡単なのだと思う。
ただ私が、読んでくださる方を失うだけ。
でも一言伝えていただけたから私は知ることができたし、弁解する機会を得られたし、そのときに怒りとは違った感情が私の中に生まれるのだと気づくこともできました。
もっと言えば、この方は(お怒りだったはずなのに)私が書き足した「追記」を読みに再び訪れて、もう一度、丁寧すぎるほどのメールまでくださった。こんなふうに手間をかけてまで教えよう、伝えようとしてくださる方はそうそういないんじゃないかなと。そう思うとすごくありがたくて、熱いものがこみ上げてきます。
そうは言っても、いつも誰かに責められたい、と被虐願望を抱いているわけではありません。非難や注意なんてできることならされたくないし、誰にもさせないような配慮を先にしておきたいとも思う。
ですから注意してくれない人は嫌だ、という話ではありません。いただくメールがすべてお叱りのメールだったら、しばらく立ち直れないような気さえします…。
ただ、表情でも声のトーンでもなく、文章のみを公開する以上、きっと多くの方が、いつも私の言葉足らずを「良いほうに解釈」してくださっているに違いありません。それを日常的に意識することが私にはなかなかできませんが、こういう機会にはしみじみ感じ、それがとてもありがたいのです。
当ブログは、先月六年目に入りました。その間ほぼ毎日続けていることなのに、今日もブログの公開ボタンを押すときに、不安がよぎります。今日の文章は、大丈夫だろうかと。
だからもし違和感を持つ人がいたときは、私にも気づかせてもらいたい……と他力本願にも考えています。そうすれば誤解だったら解くための努力ができるし、私が間違っていれば訂正することもできるだろうと思うから。
「この人は(たぶん)こういう人なんだ」
「この人は(たぶん)こう思ってるんだ」
良いほうに解釈してもらえたらありがたいけれど、本当はそう決めつけられることなく、勝手に評価されることなく、発言の機会さえ与えてもらえればちゃんと前に進める気がしています。
そういった初心を、今回のことでもう一度胸に刻みました。
そのきっかけをくださった方には、本当に感謝しています。
それからもう一つ。先日インスタグラムに、「花の写真」を載せたのですが、名前がわかりませんでした。見た目や咲いている環境から想像できるキーワードでかなり頑張って検索したつもりだったのですが、全然引っかからず。
これもまた読者の方からメールで教えていただけました。
「ヤノネボンテンカ」またの名を「高砂芙蓉」という名前だそう。検索して見たらまさにコレ。すごい。すごく嬉しい!
ヤノネボンテンカ。ヤノネボンテンカ。(タカサゴフヨウという名前も素敵ですが)そんな、繰り返し唱えたくなるような名前だったなんて。
やはり名前を知っているのといないのとでは全然違う。可愛さが増したような気さえします。
これを教えてくださった方のメールアドレスも記載がなかったのですが、ブログのご感想や、ハレタル(コラムを載せていただいている、東洋経済新報社の女性向けサイト)の記事も読んでくださっているとのお話、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
改めまして。
いただくメールは、すべて拝読しています。
私は嬉しいメールほど冷静に読めず、興奮して頭の中がお祭り騒ぎになるので(実は、あまりに褒められるのも苦手です…照れてしまうので)、返信は「ちょっと落ち着いてから、数日後」にさせていただいています。
今日もお読みくださり、ありがとうございました。
本日の猫は、二回目に本気出す。
「受け止めてみせる」
ぱしっ
「こんなこと朝飯前だ」
「何度でも、来いっ!」
「あいたっ!」
(助走がなかった)
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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