こんばんは、ヤマネコです。
2016年から圧力鍋を使い始めました。
過去に持っていたものを使いこなせず、一度は手放した圧力鍋。再び使ってみたいという気持ちが募り、取り入れ始めてじきに八年目を迎えます。
一度は難しい、面倒くさいと思っていたものが、今では毎日のように活躍する愛用品となっています。
定期的にパッキンなどの部品を交換しながら使っていますが、おかげで使用感に関しては経年劣化を感じません。見た目の傷みや汚れなどは多少あっても加圧能力は新品時のまま。
調理時間を短くできるおかげで光熱費の節約にもなり、暑い夏の煮込み料理でも室温を上げることなく本当に楽。すっかりお世話になっているのだけれど、先月、突然、加圧ができなくなるというトラブルに見舞われました。
加圧中に1cmほどはしっかり上がるはずのピンが、数ミリで止まってしまい、その状態を維持することもままならない不安定さでがたがたいっている。
これまでにも消耗品であるパッキンの交換を怠ると加圧性能にも影響が出てピンの動きが悪くなることはありました。ただ今回はそれらの部品交換から間もなかったため原因に心当たりがなく、初めて遭遇する問題といえました。
考えられるのはなんらかの構造的なトラブル。そうなると製造元へ預けての修理か、一万円以上する部品の交換(取っ手部の全交換)が必要となる可能緒性も高く、金額によっては本体自体の買い替えも視野に入れることとなりそう。
もう圧力鍋のない暮らしは考えられないので、上がらないピンを見ながらお財布事情を絡めて必死に悩んでしまいました。
ピンはちょっとでも上がっていると、すぐに蓋を開けられません(強制減圧という方法もありますが私はあまり実践しません)。トラブルが起こったときも自然に下がるのを待ってからでなければ対処のしようもなく、ようやく開けられるようになってから初めて気づいたことがありました。
この真ん中の丸いものが、(当時)一ヶ月ほど前に交換したばかりのパッキンです。
そのふちに、黒いひものようなものが挟まっていたんです。
食材かと思ってよく見ると、いつも洗い物に使っている棕櫚たわしの繊維でした。
毎回パッキンのふちを洗うときにも活用しているものだけれど、その際に一本入りこんだのを気づかず放置していたようです。とはいえ挟まっていたものは、やや硬めではあるものの縫い糸のようなサイズ感。パッキンの方には弾力があるし、この程度の太さのものが挟まっていても影響はないだろうし、きっとトラブルの原因は他にあるに違いない。
そう思いつつも念のため、パッキンから棕櫚の繊維を取り除いた状態でもう一度圧力鍋を使ってみることに。
結果、ピンは問題なく上がるようになりました。
こんなに細い繊維が挟まっていただけでも加圧できなくなるのか、とびっくり。そしてたわしの繊維を残しているにも関わらず、洗い終えたつもりになっていた自分のずぼらさにはしょんぼり。大いに反省したのだけれど、おかげさまでそれ以降の圧力鍋にはまったくトラブルは起こらず、これまでの七年間と同じように大活躍してくれています。
改めて、圧力鍋はちょっとした精密機器のような構造なのだと理解し直しました。今後も大切に使いながら、まずは愛用十年を目指していきます。
改めて取っ手のお値段を見たら安い圧力鍋をいくつか買えてしまいそうで驚きました。今回はそうならなくてよかったです。
本日の猫。
これはキッチンの床に座りこみならぬ寝ころびをして、ストライキ(?)中の弟猫。
いつもの、家事タイム反対! 撫でよ! との主張でした。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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