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私が「白い」インテリアや雑貨を選ぶ理由

こんばんは、ヤマネコです。

先日、友人の買い物につきあって食器を見に行きました。とある店頭に並んでいたカラフルなお皿を前に、「自分だったらどれを選ぶか」という話になりました。

私は迷わず「白」を選んだのですが、

「もっと可愛い色にしないの?」
「○○(他の色)好きだったよね?」
「パン祭りの食器みたい」

友人たちから言われたのはそんな言葉ばかり。でもよく考えたら「以前の私」も似たような感覚だったことを思い出しました。

 

十代の頃の私はカラフルなインテリアが好きで、原色が溢れるような部屋で過ごしていました。ただ、行く先々で気に入ったものをどんどん買って帰ってくる…そんなスタイルだったので、そこに「統一感」というものは存在しなかったと思います。本当に、ガチャガチャの部屋でした。

成人してからインテリア雑誌などを目にするようになり、アンティークに惹かれたり、カントリーに心奪われたり、迷走に迷走を重ね、白で統一されたホテルのような空間を自宅でも演出できることに気がつき、そこからホワイトインテリアを目指すようになっていきました。

たぶん私の部屋に足りなかった「統制」を求めたのだと思います。

 

ただ、私は素人。雑誌をちょっと見て火がついてしまっただけで、深く勉強する…ということはありません。洗練された演出ができるわけでもなく、ちょっとやそっとでは磨けない「センス」というものも欠けていました。

結果できあがった部屋は、プロが手掛けるような美しい「ホワイトインテリア」には程遠く、理想どおりに進まない空間づくりに何度となくヤキモキすることに。

 

私にとってよかったのは、それで「飽きてしまう」がなかった(今のところない)こと。

もともと白が嫌いだったわけではなく、迷走の数年間を過ごしたことでもっと好きになっていました。今でも何か買い足す時は「選べるなら白」という感覚で色で苦手な「迷う作業」もほとんどありません。

私の場合、今は「白だけ」に固執するわけではなく、「木」の風合いも好んで取り入れています。

また、家づくりに励み出した頃から掃除にも気を配るようになり、「白いものは白さを保つメンテナンスをする」という意識にもつながりました。

内側まで白い鍋は色がつきやすいので、その都度重曹でお手入れしたり、一緒に白い布巾を煮洗いしたり…そういう習慣がついています。

昔なら「汚れが目立たない色」という選び方をしていましたが、汚れが目立つ白は手間がかかります。でも、その分愛着もわきました。

また一時的に置くものは、もっとカラフルでいいなと。

そういう「色」を活かしやすいのが白なんだな、とようやく実感しました。

 

庭づくりの記事でも書いたのですが、白は土台に適した色だと思っています。

ノートであれ、スケッチブックであれ、白い紙に色を落としていくのが楽しい。ただ私はどんどん色を増やしていくのが苦手なので(その手のセンスがないので)、一過性カラフルでいい。

いくらでも配色しなおせるのが、ホワイトインテリアを「ベース」にする利点かなと。特にキッチンでは強く感じるようになっています。

 

白い食器も、使う時は別の色を載せるための背景になる。
シンプルさは、他のものを活かすための土台である。

色柄物をうまく扱えない私にとっては、それが白を選ぶ理由でした。

 

ところで、ある日…

葉野菜を敷き詰め、パスタを盛り付け。

トマトを切って、並べていたら…

皿のフチに、居るはずのない人影が映ってドキリとしました。

一瞬後に、レタスの影だと気づき(笑)そこにもアートを感じた今日この頃です。

 

本日の猫。

昨日今日とちょっと寒かったので、朝起きたら布団に猫が入り込んでいました。

そして数時間経ち、「もう昼なので起きなさい」と。

ゴロン…(抵抗)

無理やり起こすこともできますが…

甘やかしてしまいました。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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