こんばんは、ヤマネコです。
今年二つ目の梅しごとは、初めての「梅酒」にしました。
一家そろって、下戸です。
もともとお酒が飲めません。だから梅酒をつくりたい!という意欲はあっても、以前は手を出すことができませんでした。
今回挑戦することにしたのは、最近「薬の代わりになる食品」に興味を持っていたから。
気ままに開いて学ぶ本。
当初は中国発の薬膳について調べていたのですが、日本食にも似たようなものがあると知り、それを調べる過程で「梅酒は日本古来の薬酒」という説明を見つけました。
そんなおいしいお薬、梅酒の効能としては…
- 疲労回復(クエン酸)
- 抗酸化作用(梅ポリフェノール)
- 便秘解消(ピクリン酸)
- 血流改善(ムメフラール※梅干しや生梅には含まれない)
などなど。その結果、梅酒は冷え性対策や美肌づくりなどにも役立つといった説明がたくさん見つかりました。
二年ほど前まで家族と一緒に市販の養命酒を飲んでいたことがあって、あれがまさに薬酒だそう。毎日小さなカップ一杯(20ml)を寝酒のように口にしていて「おいしさ」を楽しむものではなかったけれど…似たような感覚で梅酒も飲めばいいのかなと思い立ち、つくってみることに。
そして今回、持て余してしまった傷みのある完熟梅(追熟させたもの)1kgをどうするか?という引くに引けない課題もありました。先日、梅肉エキスを煮詰めたときに使ったものの残りです。
最初は青梅でした。
一般的に、梅酒を仕込むなら青梅とされていますが、今回に関しては「完熟梅ありき」で、梅酒を仕込もうと決めたのも本音でした。
調べてみると、「完熟梅での梅酒」もつくれないわけではなさそう。ただあまり推奨されていないのはたしか。実際にいくつかリスク…というか、気になる点がありました。
- 見た目:梅酒に濁りが出る。
- 味:青梅でつくったときのような「コク」が出ない。
- 味:柔らかくなり始めていると、苦味が出る。
などが、私が目にしたデメリット。
見た目に関しては気にしなければよしとして、問題は味…と思ったけれど、そもそも養命酒感覚で飲む(毎日微々たる量を口にする)なら、それほど気にしなくてもいいかなと。私の場合、一口飲めば(下手をすれば香りを吸い込むだけで)酔っぱらってしまって味に優劣などつけられないのです。
コクの有無に関しては好みの問題でもあるようで、完熟梅でつくったほうがおいしいと書いている方もお見掛けしたので、さほど不安なく作業に移ることができました。
何はともあれ、つくってみないことには。
そんなわけで仕込みました。
瓶の消毒は、今年もスプレータイプのアルコールで。
- 完熟梅…1kg
- ホワイトリカー…1800ml
- 氷砂糖…500g
砂糖の量はレシピによって200~1000gと開きがあって迷ったのですが、私は500gにしました。レシピも参考になったこちらのサイトで拝見すると、500gでもやや酸っぱめ。
甘いほうが飲みやすそうだけれど酸っぱいほうが梅酒らしい(ような気がする)ので、もし飲みにくければ、あとから蜂蜜などを加えて調節しやすいかな?という量にしておきました。
実は隣で、梅干し用の梅(別途購入した青梅)もあく抜き中。
同時進行させると、梅干し用に買った果実(左)でも、傷んでいるものがあれば梅酒用(右)に回せるので、無駄にならないと気づいたためです。
とくに傷みがひどいものは残念ながらどちらにも使わず、しばらくキッチンの隅に置いておきます。
これは昨年も楽しんだ天然芳香剤。アロマを焚けないわが家にとって、数日間の楽しみができました。
仕込んだ梅酒の飲み頃はおよそ三ヶ月後のようですが、手持ちの本では一ヶ月後から飲めるようにはなるとのこと。おいしさを求めるなら、夏の終わりまで待ったほうがよいのかもしれません。
いずれにしても秋冬の「冷え対策」の準備が一つ整ったと考えて、できあがりを楽しみに待とうと思います。
本日の猫。
椅子に座る猫に見下ろされながら、リビングの床に雑巾がけをしていたところ、ほんの数秒手放した雑巾が一瞬にして消えました。
…ん?消え…てない?
「掃除機に吸われ隊」の次は、まさかの「雑巾に乗り隊」が…。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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