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いつかきっと、風呂敷で。

こんばんは、ヤマネコです。

数日前に「風呂敷の日」を迎え、その折に「風呂敷」という名前についてふと考えてしまいました。

ふろしき、というくらいだからお風呂で使うものだったのでは? とぼんやり思っていたのだけれど、詳しくは知らないなと。

改めて調べたところ、思ったとおりというか、名前のとおりというか、ただただ納得してしまう由来がありました。

将軍・足利義満が室町の館に 大湯殿(おおゆどの)を建てたとき、招いた大名を一緒に風呂に入れたところ、 大名達は脱いだ衣服を家紋入りの絹布に包み、他の人の衣服と間違わないようにし、 風呂からあがってからはこの絹布の上で身繕いをした、 という記録が残っています。
引用元:日本入浴協会公式サイトより

呼び名が定まってきたのは、似たような用途で庶民が利用し始めた江戸時代に入ってからとのこと。敷く布から、包む布へと変化したのもその時期のようです。

大名とまでいわずとも、祖母から着物とともに受け継いだものには家紋入りの正絹風呂敷があったので、そういった習わしが時代を超えて伝え続けられてきたのだろうなと知って感慨深くなりました。

 

こうして名前の由来を確認してから考えたのが、銭湯などへ行くときの手荷物のこと。

感染症の問題があったから……というわけでもなく、ここ数年はすっかりご無沙汰になっているものの、以前はよく近くのスーパー銭湯に足を運んでいました。当時はそれなりに頻度が高かった(といっても月に数回程度)ので、銭湯に通うためのバスグッズをまとめた専用バッグなども持っていたんです。家族や友人と示し合わせて「今日行こう」と思い立ったタイミングでさっと着替えなどを収めるだけで準備が整うように。そうして不定期ながら何年か通っていました。

 

その後、特別な理由やきっかけがあったわけではないのだけれど、頻度は少しずつ下がっていき、今ではほとんど行かなくなりました。当然のごとくだいぶ前に出番のなくなった銭湯セットは解体し、バッグ本体も手放しずみ。ただ、その後に一度だけ「また銭湯に行こうか」という話が持ち上がったんです。

結局そのときは実現はせずに計画ごと流れてしまったのだけれど、もし本当に行くことになっていたら、銭湯への荷造りには少し悩んだかもしれないなというのをたびたび考えていました。まず、ちょうどいいバッグ(サイズや水濡れなどの条件で)というのが手持ちの品からはぱっと思い浮かびません。でも、そんなときこそ風呂敷を使えばよかったんだなと気づいたんです。

正方形の状態からタオルや雑貨を「包む」のにはもちろん適しているし、私がいつも使っているときのように「バッグ型」に仕立ててから小物を収めてもいい。

形はいくらでもアレンジできるし、サイズも豊富。各地の大名さまが使われたような正絹素材だと敬遠してしまうけれど、綿や化繊ならスーパー銭湯でも気軽に使えそう。これ以上にぴったりな銭湯グッズ(バッグ)はないのでは? と。

 

私の生活では今でもあらゆるときに出番のある風呂敷なのですが、「銭湯へ持参する」というのは本来の用途に(現代の生活感が濃厚ですが)一番近いものかもしれません。

今は「行きたい」と思っても、少し自粛の気持ちが働く時期。でもこれから少しずつ自由に動きやすくなってきたときに、風呂敷持参でのスーパー銭湯(あるいは日帰りでも温泉旅行など)に行ってみたいなと思います。

いつになるかわからないけれど、そのときにはまたご報告させてください。

 

余談ですが、2月26日の本日は「つつむ」の語呂合わせでラッピングの日だそうです。風呂敷とは直接関係なかったのですが、それにちなんで考えていました。

 

本日の猫。

今日はまた寒い一日でした。気温というより、あまり日が差さなかったことが理由かもしれません。

猫たちもお互いに身を寄せ合って眠っていましたが、私がリビングで座りこむと出てきてくれました。

週間予報を見る限り来週は気温は上がるとのことなのだけれど、どうやら雨が続きそう。

私は雨の日も好き。でも、この季節は猫たちとともにお昼寝日和を待ち遠しく思っています。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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