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道具を増やさない、冬至のお菓子づくり。

こんばんは、ヤマネコです。

今日は冬至、一年のうちでもっとも夜が長く、昼が短いとされる日。

…という高説より、本当は「ゆず湯」と「かぼちゃ」の日というイメージが強いです。

 

冬至にかぼちゃをいただくと風邪をひかない、とも言われていて、わが家でも昔から、この日はかぼちゃの煮物が食卓に並んでいました。

ただ私、かぼちゃの煮物が苦手です。
というか、甘いもの全般を「食事」にするのが苦手です。

子どもの頃は私自身が「かぼちゃの煮物自体を嫌いな食べもの」だと誤認していました。今思えば「ごはんに添える」という組み合わせに抵抗があったんです。

大人になってからは甘いからという理由で食べ残したりはしないけれど、自分のぶんだけは少量に盛りつけるなど、ひそかな画策を続けていました。

 

そんな今年のかぼちゃはチーズケーキに練りこんで、完全におやつ化。

煮物でなくても許してもらいたいという魂胆です。

 

これまでにも何度か書いていたのですが、実は今年、数名の友人たちと製パン・製菓サークルのようなものを始め、その活動の場としてシェアスペースを借りました。わが家にあったほとんどの道具や材料も、そちらへと移動。

  • 道具はみんなでシェア。
  • 完成品もみんなでシェア。
  • 材料は一部シェア、基本的には各自の持ちこみ。

私は家の中のものが減らせ、使う人が増えればどの道具の出番も多くなり、メンバーがつくるおいしいものまでいただける。最高のしくみです。

 

それでもちょっとした焼き菓子などは自宅でつくることもあって、今回もふと思い立って始めてしまいました。

矢先に、自宅にはケーキ型がないことに気がついたんです。それも土台のビスケットを焼き終えて、ケーキ本体用のクリームチーズを練り始めてから。

となると、計量し終えた材料をすべて持ってサークルの部室(?)に移動するか、道具をとりに行くか(徒歩移動だと30分以上かかる※自家用車は家族が仕事で使用中&外は雨)、逡巡しているうちに野田琺瑯の保存容器が一つ空いていたことを思い出しました。

常備菜を入れたり、漬け物をしたり、キャラメルを冷やし固めたリするのに使ってきた角型琺瑯。これでチーズケーキも焼けるかなと。結果的に、何ら問題ありませんでした。

デコレーションするようなつもりもなかったので、このまま付属の蓋をして保存できるのも便利。

  • 「たまに」手づくりするペースなら、多用途に使える道具で十分かもしれない。
  • 練習も兼ねつつ「頻繁に」つくるなら、専用の道具を持つメリットは大きいと思う。

私は道具を手放したわけではないけれど、作業機会の減った自宅では代用品で十分といえそう。手放すかを悩む道具については、代用できるものがあるかどうか、考える工程がやはり大切でした。

 

というわけで、チーズケーキは無事に完成。

そして、ゆずはこちら。

ゆず湯用の姫ゆずは別途もらってきたけれど、こちらは鬼ゆず。獅子ゆずとも呼ばれるそうで、これこそ、かぼちゃサイズの大きさです。

手袋もしっかり着用)

この皮は数日前に刻んで、煮詰めて、グラッセにしていました。

実はこのときもいつもなら乾燥用に使っている網(ケーキクーラー)が自宅になくて、お皿に不織布を敷いて代用。これだと乾くのに時間がかかるのですが、道具がなくても試行錯誤できるものだなと思いました。

ついでに、ちょっと私らしい発見というか、私らしいくだらなさというか…

照明の関係で、猫っぽい影が。
(鬼っぽいともいえる…けれども)

独り、夜のキッチンでニマニマしながら写真を撮ってしまいました。

 

本日の猫と、今季の初いちご。

いちごが手に入ったら、試してみようと思っていたことがあったんです。

やっぱりね!!(食べてる)

やっぱりね!!!(私のほうが興奮)

ほとんどの猫が見向きもしない、梨、柿、りんご…と大好きな子なので、おそらく食べてくれるだろうと思っていたけれど、想像以上に気に入ってくれた様子。量は控えますが、いっしょに楽しめる「旬もの」が増えるのはうれしい限りでした。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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