こんばんは、ヤマネコです。
少し前に庭木の枝を水に挿しておきました。
すでに失敗してしまったのですが、あわよくばその枝から根が出てくれたら、と願ってのことです。
挿しておいたのはドイツトウヒ、いわゆるクリスマスツリーの樹。年月をかけて育てていたわが家のシンボルツリーともいえる樹です。
事前に調べていたので発根させるのが難しい種であることは承知していたのですが、何ごとも挑戦と思って始めてみたものの、結局失敗。
毎日水を変えながら三週間ほど様子見を続けた末、根よりも先に白い綿毛のようなかびが出てきてしまいました。残念ながら二度目の挑戦に続けることもあきらめています。
そんなことを始めたのは、わが家のトウヒが今にも枯れそうな状態になっているから。
変化が起こり始めたのは、昨年の夏。2023年の夏の猛暑には、わが家の庭でも小規模とはいえたくさんの被害がありました。
今年の夏もたしかに暑かったのですが、私にとって庭の様子がバロメータになっていることもあり、2023年に驚異的なイメージが残っています。
トウヒは本来クリスマスツリーとしても使われる樹なので、真冬にも青々とした葉を茂らせる針葉樹。毎年、夏場に新芽を伸ばし、背を伸ばし、冬に向けてその葉を落ち着かせつつ凛々しい姿へと育ってくれていたのだけれど、一年前の景色は例年どおりとはいきませんでした。
夏が終わったころには葉の先端が枯れ始めており、冬の間はそれが侵食するかのようにじわじわと樹全体に広がりました。もう枯れてしまうのかと思ったほど。
それでも青い葉の残る枝がちらほらあったので、今年の春にはなんとか持ち直してくれるだろうかと期待してから半年、現在に至るまでにあまり変化がありません。
つまり枯れた枝がそれ以上は広がっていないともいえるのですが、これから数年がかりでも全体的な復活を望めるのか、素人目には判断できずにいます。
完全に枯らすことなく、なんとか対処してあげたい。今後どうするか悩みつつ、別案として始めたのが挿し木でした。
家の中では水に挿しましたが、外では土での挿し木も試しています。ただ、現時点ではいずれも惨敗。
このトウヒ以外にも暑さによる悪影響を受けた植物がいくつもあった昨年の夏。完全に枯れてしまったものでも種が残っていたり、やはり挿し木で息を吹き返したりする草木もあるなか、トウヒの見通しは暗いままです。
クリスマスツリーといえば日本だとモミノキをイメージする方が多いかもしれません。そのモミは育ちがとても速く、狭い庭で地植えにすると数年後には大変なことになるそう。
一方、見た目の似ているトウヒは発育が穏やかで、わが家の庭木も年に十センチ程度の伸び方だったと思います。片手で持てる鉢植えサイズのものがいつしか私の身長を超え、今後の変化には恐ろしくも楽しみな気持ちを抱いていたのに、まさかこんな形で瀬戸際を迎えることになるとは想像もしていませんでした。
季節的にもトウヒに元気がないのはとても残念なのですが、まだけなげに頑張ってくれている印象も強いため、なんとか生かせる方法を今後も考えていきます。
本日の猫。
こちらも元気のない弟猫。
なぜなら叱られたばかりだから。
こらっ! と声を上げた瞬間、叱った私の胸に飛びこんできました。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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