こんばんは、ヤマネコです。
あるときから突然玄関が明るくなりました。
夜間の話です。
わが家の玄関にも専用照明があり、一部は人感センサータイプを設置。それ以外は、暗くなったら手動でつけて、寝る前に消すようにしています（家族にお願いしています）。
なぜか明るい、と感じるようになったのは、私の就寝時間際から早朝にかけての話。
わが家の間取り上、私はその時間帯に玄関まで行くことはほとんどなく、明るさに気づいたのは二階の窓からでした。
その窓は、玄関ドアを目視できる角度にはありません。でも玄関周辺が明るければその光だけは届く位置。やけに煌々と照らされていることだけがわかるのです。
とはいえ確実にわが家で設置している照明とは別の明るさ。十年近く暮らしている家でもともとの明るさは承知しているし、直前にそれを変えた覚えもありません。田舎の住宅街、深夜ともなれば周囲が真っ暗闇なので勘違いのしようもありませんでした。
変な表現ですが、SF映画のUFO登場シーンを少しだけ離れた場所で見ているような、そんな光。直撃だったら相当まぶしいのでは、と思ってしまうような強さでした。
ただあくまで光だけ。ご近所さんが気づかれているかわからないけれど、インターホンが鳴らされるわけでもないし、ちょっと窓を開けてみても外の喧騒などは聞こえない。
結局は放置したものの、翌朝になってから確認した玄関には異変なし。しかもその翌晩は前夜の光が消えていました。なんだったんだろう？ と不思議に思いつつすごしていた数日後の夜、その光が突然復活していました。
やはり気づいたのは二階の窓から。それでもただ明るいだけで、異変という異変はないのです。
夜中に玄関周辺だけ明るい日がある。
それ以外に音などの異常は感じられない。
翌朝、外を確認してみても違和感はない。
結局、私はその日も放置。正直、夜中に外に出てみるというのが億劫だったのです。夏は虫が気になるし、冬は寒い。そういうことをくり返しているうちに、その明るさにも慣れてしまったまま数ヶ月がたちました。
ところが最近、その光を感じなくなりました。相変わらずとくに追求もせずにいたのだけれど、思いがけない形で謎が解けました。
買い物の道すがらお見掛けしたご近所さんたちから、「○○さん（わが家のお向かいさん）のお宅、照明変えたの知ってる？」と話しかけられたんです。
「ヤマネコさんちの位置だと気になっていたのでは？」と。
交流下手なのでこういう集まりにはほとんど参加せず、今回も簡単な会釈だけで立ち去ろうとしていたのですが、思わず立ち止まってしまいました。すごく身に覚えがあったから。
件のお宅では数年前に屋外照明をいくつか新しくされたそう。周囲を広く照らすものから、スポットライトタイプのものまで、昼間でも存在感のある照明がいくつもあったのでそのことは知っていました。ただ私が光に気づいた時期とは少しずれていたし、お隣の照明がわが家の玄関にそこまで届いているとは想像できなかったんです。
実際にはその一部がものすごく明るく、夜は遠目だとカフェやお店のような佇まいに見えたそう。私はじろじろ見るのが申し訳なく思ってしまい、そもそも夜分に外を歩くことがあまりなく知らなかったのですが、そのスポットライトの一つがわが家の玄関付近をすごく照らしてくださっていたのだとか。
照明のオンオフはどうやら手動で、つけ忘れる夜があったり、消し忘れたまま朝を迎えたりしてしまうことも多かったようです。
これらの内容は伝聞で、もしかすると誰かの想像も含まれるのですが、私が不思議に思っていたことに対する答えはほぼ得られた気がしました。
加えて、これは私の想像ですが、おそらく家主の方々のご帰宅が遅めのようなので、点灯されるのもわが家の夕飯時をすぎた時間帯だったのだと思います。
- 明るさの正体は、ご近所宅の屋外照明。商業用のような明るさだった。
- その照明の一つがわが家の玄関付近をピンポイントで照らしていた。
- 点灯時間は不規則で、深夜までついていることや、つかない日もあった。
ちなみにそのお宅では、わが家からは直接見えない角度まで、家の周辺全体が煌々と照らされていたそう。ただご近所迷惑になっていた様子は一切なく、かえって皆さん「（防犯上）ありがたかった」と仰っていました。
そして、この照明が少し前に変わったのだそう。設備自体を変えたのか、電球交換などで明るさだけを調節したのかまではわからないのですが、以前と比べるとだいぶ暗くなったのだそう。とはいえ一般家庭の玄関照明としては十分な明るさだな、と、数日前にようやく見ることができました。
これは余談ですが、そのとき集まっていたご近所さんたちは「暗くなったのがちょっと残念だ」という話をされていました。わが家としても、とくに不便や不満があったわけではないし、逆に知らないうちに恩恵を受けていたのでは？ という気持ちです。
ただ老婆心ながら、電気代もすごくかかっていたんじゃないかなと。
今はLEDで省エネかもしれないし、クリスマスのイルミネーションほどではないにしても、一般家庭の照明にしては皆が驚くほど明るかったと聞いたので、余計に電気代がかかっていたのでは、と最近のわが家の電気代を見ながら思ったのでした。
私の勝手な心配は関係なく、件のお宅がどうして照明を変えられたのかはわかりません。仮にLEDだったとしたら使用頻度を考えてもこんなに早く交換時期は来ないだろうから、それ以外の理由だったのかなと。
デザイン以外で照明を選ぶなら、とくに防犯を意識する場所なら明るいほうがいいのはたしか。とはいえ、必要以上の明るさは設備の初期費用にも差が出るし、ランニングコストにも響くのでもったいないようにも感じます。
実際に設置してみなければわからない部分も多いことなので、今更ながら照明選びの難しさを感じる機会になりました。
本日の猫。今日も画質が悪くてごめんなさい。
早朝の寝室の、床です。別の場所に収納しておいたおもちゃが運ばれている……昨晩はいつになく何かごそごそやってるな、と思っていました。
深夜の屋外の光も気にせずすごしていましたが、深夜の寝室の音も無視して寝続けてしまうのが私です。
気候的にもそろそろ春と呼んでも差し支えない頃合い、気を引き締めていきたいです。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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