こんばんは、ヤマネコです。
最近、個人間での金銭のやりとりに関して悩んでいました。
事の発端は、先月末に書いていた除菌用アルコール。これを小さなボトルに詰め替えて、必要としている身近な人たちにお分けすることにしたのがきっかけでした。
ここ数ヶ月で除菌用アルコールが不足し始めたのは、新型コロナウイルスへの不安から需要が高まったため。加えて、真偽はわからないけれど、転売目的での買い占めも相次ぎ、必要とする人の手に届かなかったとも聞きます。
だから私がお分けする場合は無償で、と決めていました。
そもそも素人の個人宅で保管しているものだし、詰め替え作業をするのも大した知識や経験のない私です。それでも納得してくださる方に、という条件もあって身内や身近な方々限定で配り始めたものだったから。
ただボトルだけは余分がないので、各自500mlくらいを目安にアルコール対応のものを用意していただきたいとお願いしています。難しい場合はこちらで購入しその実費だけは請求させていただきたい、と思っていたけれど、今のところこれは杞憂でした。
とくに宣伝しているわけではないので、現時点でお配りできた先は数軒のお宅だけ。中には友人経由で初対面の方にお譲りする機会もあったのですが、必ずといっていいほど訊かれる費用については同じような説明をし続けています。
私は自分なりにその判断を正しかったと思うのですが、悩み始めたのは、後日、アルコールのお礼にと菓子折りや新茶などを届けてくださる方が現れたから。
昨年末にたまたま買ったパストリーゼの一斗缶は、お値段が8,000円ほどでした。中身は17.2L。500mlずつに分けたとして34本分。500mlの単価は、250円にもなりません。
いただいたお菓子の値段を確認するようなことはしたくないけれど、250円以上であることは明らかで……こんなに気を使わせてしまうなら、250円でも、200円でも、いただくべきだったのかなと今更ながらに悔やみ始めました。
コストコなどで大量買いしたものを同行者と折半する、という経験は多々あります。自宅で保管していた書籍や衣類を買い取り業者に売ることだって何度もあった。
でも今回のケースはそれらに当てはまらない気がしました。ましてや価格高騰の渦中のアイテム。私の中で、こういうときにお金をいただくのはあまりよくない印象があって、どうしても避けたいという気持ちが固まっていたんです。助け合い、だと割り切れていた。
でもそんなことを知らない相手(簡単に説明はしたけれど初対面の方もいらしたので)にはかえって負担をかけてしまったのだろうなと想像すると、とても申し訳なくなりました。逆の立場だったら私だって「何かお礼を」と考えるだろうし、「お金をとってもらったほうが楽だな」と思っていたかもしれません。数百円いただいて終わりにするのが最良の選択肢だったのかなと。無償で、という意固地な想いのせいで見誤ってしまったことを、今になって反省しています。
だからといって後の方にだけお金を要求することもできません。今でも必要と言われれば無償でお譲りする方針は変えておらず、そうこうしている間に長期欠品していたものが少しずつ供給され始めていると感じられるようになりました。
まだまだ以前のようにとまではいかないけれど、徐々に必要とする人の手元に必要なものが届く、そんな当たり前の流れが回復してくれることを願います。
本日の猫。
苦悩する私を、今日もまっすぐな瞳で見つめてくる弟猫。
そこに、今日は兄のほうから突撃。
なんだかんだで仲良しなんですよ。
(兄猫の目つきがちょこっと鋭いのは昔からです……)
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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