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遺骨ジュエリーの、選択肢。

こんばんは、ヤマネコです。

たびたび書いている、遺骨を納めたペンダントのこと。少し前に愛犬とお別れしたという友人から相談を受けました。

自分でも手元供養を考える中、ペンダント以外のジュエリー(アクセサリー)も含めての選択肢について悩んでいる、という話でした。

 

私が調べ始めた当時、愛猫の手元供養のアイテムにそこまで選択肢があったかどうかの記憶がありません。もともと存在を知っていたペンダント型、その中でも信頼できそうなものを選ぶことで精いっぱいでした。

でも改めて調べてみると、指輪、腕輪、ペンダントよりも小さめのネックレスなど、ちょっと検索するだけでも様々なジュエリーが見つかります。悩んでしまうのも納得でした。

他の選択肢の良し悪しについてはわからないので、以下はあくまでペンダントを選んだうえでの感想です。

 

おすすめできるところ。

  • ペンダントトップは基本的に服の中に隠しているので、普通に生活するうえで外す場面がほとんどない(入浴時くらい)。
  • 視覚的にも重さ的にも、身に着けていることを忘れてしまうくらい心身に負担がない。
  • 他の猫が遊んだり誤食する不安が少ない(指輪対猫の状況に不安があります)。
  • 納骨の工程を自分で行えるため、遺骨を預けて加工してもらう必要がない。
  • 私自身の、先々の体型の変化にも干渉されにくい。
  • チェーンを選び直したり、キーホルダーのような形にしたりもできる。

私の生活の中では、外す必要がない、常に身に着けていても気にならない、という点がとくによかったと思います。

 

一方で、先に知っておいたほうがよさそうなこと。

  • 付属チェーンの着用感は気になる可能性がある(とくに夏場)。
  • ひもを選んだ場合、時々交換や洗濯が必要。
  • お風呂やプールなどでは事前に外す必要がある。
  • 襟元が開かれた服だと(和装だと襟首)チェーンの存在感が際立つ。
  • 手周りのアクセサリーより、不意に(ひもが切れるなどして)落ちてしまっても気がつきにくい。

個人的に、落下時に気がつきにくいこと以外は許容範囲でした。在宅時間が長いので落下も常に心配しているわけではないのですが、どうしても不安なときは外してポケットやポーチに入れておくようにしています。

 

もう一つ、メリットと呼べるかわかりませんが、私はペンダントトップが自分の心臓の近くにあることで安心感を覚えます。チェーンさえ切れなければ、自分の胸に抱き、守ってあげられるような感覚になるから。クリスチャンが胸元のロザリオに手をあてるような感覚でペンダントトップを握っているような気もしています。

逆に、常に視界に入る指輪や腕輪に惹かれる気持ちが今もあります。自分の手元を見るたび、見守ってあげられるような気がする。ただ所作が荒っぽい私の場合、手周りのアクセサリーだとちょっとした動きで傷つけてしまいそう。そういう意味では私がペンダントにしたのは正解だったのかもしれません。

首元が良いのか、手周りが良いのか、あるいはそれ以外か。正解は人それぞれ。

そもそも遺骨を手元で納めることへの是非や、そこに求める意味なども含めて考え方は様々なはず。私自身、自分を俯瞰して見たときにやや怪しげな行為のようだと考えてしまうこともありました。

それでも私にとっては精神的なお守りで、愛猫の体を失った後も生きていくために必要な支えでした。あのとき身に着けられるものを一つ選んでおいてよかったと、それだけは今も思っています。

 

こちらは私が選んだペンダントの「光沢あり」タイプ。今は光沢なしタイプのお取り扱いがなくなってしまったようです。

 

本日の猫写真はおやすみさせてください。
(脈絡なくのせた文中の写真は先日観に行った夜桜です)

 

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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