こんばんは、ヤマネコです。
非常時用の備蓄食で、この秋に賞味期限を迎えるものの入れ替えがほぼ完了しました。
迷わず同じ商品や後継品を買い直したものが多いのですが、一部は別の品へと切り替えています。中でも思い切ったのは、超長期保存食。二十五年保存が利くというクラッカー缶を選びました。
- 大きな缶詰タイプのクラッカー。
- 常温保存で二十五年の備蓄が可能(缶にもさび防止加工あり)。
- 量は一缶で、十食分。
- お値段は一缶約四千円。
価格の高さにだいぶ迷ったけれど、これまでの購入品などと比較して、家族用に一人一缶ずつ買い置くことにしました。
何よりも目を引くのが、やはり保存期間。
これまで購入していた似たようなクラッカー缶は、五年の保存が可能だったもの。それでも十分長いと思っていたのに、今回はその五倍の二十五年。
私が購入したものは賞味期限が2048年1月でした。
(おそらく他の備蓄品と同じく、プラス半年ほどの余剰期間があるのだと思います)
四半世紀先ともなると存在を忘れてしまいそうな不安も感じつつ、現状は定期的な見直しが習慣化しているので良しとすることに。一応二十五年後も元気に猫たちと暮らしている予定なので、ひとまず自分を信用しておきます。
あとは年々時間の流れが速くなっていると錯覚することも増えているため、五年や十年の交換ではかえって慌ただしい気もしていたんです。備蓄食のうちの一つくらい二十五年先でもいいんじゃないかなと考えました。
従来品との比較ポイント二つ目は、一缶のサイズと内容量。それから缶の仕様についても。
左が新しいもの、右がこれまでの備蓄品です。高さはほぼ一緒なのですが、上から見ると一回り大きくなりました。
- 新:910g(十食分)
- 旧:352g(13枚入り各44g×8パックから計算)
旧保存食のほうは商品情報欄などを見ると660gと書かれているのですが、どうやら缶を含めての重さなので内容量は改めて計算。新旧購入品の間には二倍以上の差がありました。
スチール缶は空っぽだとしてもそこそこの重さがあることを実感。ただそのおかげで長期保存が可能になるのだとも思います。
実は新しい保存缶のほうは、プルタブタイプのように道具いらずの開封ができません。缶切りが必須なのだけれど、それも付属しているという至れり尽くせり。
缶の上にのっているこちらが、その缶切り。
ふちの立ち上がり程度の厚みしかなくプラスチックの蓋をするのにも支障ありません。同じ缶を二つ重ねても干渉はしないようでした。
刃を立ち上げて使う簡易的なものですが、さすがにしっかりしたつくりで十分事足りそう。いざとなればわが家には日用品としての缶切りも常備があります。
プルタブタイプのほうが楽だけれど、こういった昔ながらの缶詰のようにがっちり密封するほうが長期保存が利くのかも、と想像しながら納得しました。
以前にもふれたことがありますが、年々缶切りという道具を使ったことのない人が増えているようなので、これの使い方も確認したり、子ども世代に伝授したりしておく必要があるなと思います。
そして改めて重さを。
缶の重さを含めて、従来品は658g。
新しいものは、缶切り(13g)を抜いた状態で、1289g。
1kgを超えるので持ち出し用の荷物に収めるタイプの非常食というより、在宅避難時に備えるものと考えるほうがよさそうです。複数の猫たちと暮らすわが家ではその状況も重視しており、その備えとしてこちらを選びました。
今回購入したものは一缶十食分なので、ざっくりと三日分。従来のものには何日分という記載はなかったけれど、重さだけで考えると量は半分以下なので同じ期間はもたないだろうと想像しています。
そのぶん缶が大きくなったとはいえ、一缶という単位で考えると内容量の増加は大きなメリットの一つでした。
最大のハードルは、お値段。一缶四千円(プラス消費税)と考えると、私は即決できませんでした。ただ今回はもともと備えていたものが比較対象となったので、色々と比べているうちに過当というほどではないのかなと。
- 保存期間:五年保存だったものが、二十五年保存に。
- 内容量:約350gだったものが、910gに。
- 価格:約九百円だったものが、約四千円に。
今回だけを見ると大きく変わるのはこの三点ですが、これまで備えていた五年保存缶はここ十年のうちに仕様変更があったり内容量が減ったりしているんです。缶のサイズが変わらなかったので気づかぬまま買い足していました。
- 過去記事:保存食、次は気をつけたいこと。
更に今回同じものをリピートしたとしても、五年後の販売品に変化がないとは限りません。将来的な値上がり(内容量減)なども不安要素として考えると、価格の差というハードルは少し低くなりました。
また二十五年を基準にして考えると、期間の差は五倍(購入回数五回分)。
900円×5回=4,500円
こう考えると価格差はほとんどないように思えます。ただ、内容量の二倍という差は埋まりません。圧倒的に二十五年保存缶のほうがお得だと考えています。
もう一つ不安なのは、二十五年後という未知の数字。こういう缶なのでちょっと開けて様子を見てみるわけにもいかず、試食するにも高価で、正直心配がないといえば嘘になります。
失礼ながら製造販売されている会社名も存じ上げなかったので、購入前には自分なりに気になる点を調べてみました。
- 独自の密封方法を取り入れているために実現した保存期間。
- サバイバルフーズの販売実績は四十年以上。
- 一部商品の製造委託先は永谷園で、クラッカー缶についても完全国内製造品(日本製)。
私自身はこういった情報から安心感を得て納得しました。
わが家の備蓄食は一種類にしぼらず色々備えるようにしています。クラッカー缶は好きだからという理由で選んでいるため、万が一、二十五年後に食べられなかったとしても困ることはないと思うのです。それでも不安を払拭させた上で購入しているので期待は捨てられません。
同メーカーからはクラッカー以外にも、シチューや雑炊などの缶詰(中身はフリーズドライで、食べ方によっては水分を加える必要があるもの)がやはり二十五年保存できる商品として扱われているのですが、やはり一缶は高価。きっとこまめな買い足しよりはお得だと思うのだけれど、二十五年後だと家族構成や持病なども変わっている可能性があります。私自身が一人でも完食できそうだと思うもの以外は悩ましく、今回は見送ることにしました。
これらが長期の備えとして問題ないものだと仮定した上で、この先しばらく買い替える必要のない備蓄食という選択肢はありがたく思います。わが家の場合は現時点でクラッカーだけだけれど、五年単位という買い替えのタイミングで出会えて幸いでした。
まとめ買いした際に割引クーポンが使えたため、こちらでの購入が一番お得でした。
こちらもアフィリエイトリンクですが、こんな状態で入っているようです。
本日の猫。
ここ数日、私にとってはとても心地よい涼しさなのですが、一部の猫たちにとっては寒いくらいのようです。
夏の間はこちらがその気になっても拒否されていた抱っこの要求が、連日止まらなくなっています。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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